『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。

『藤川優里の八戸ふるさと大使』 八戸観光コンペンション協会とトレたびのタイアップ企画。八戸生まれ、八戸育ち。港町八戸の魅力を知り尽くした八戸ふるさと大使の藤川優里さんが、知る人ぞ知るふるさとの魅力をたっぷりご紹介します。

第3回 復興に向けての“希望の光”に『恋』『永遠の愛』の守り神 蕪島のうみねこ

黄色の蕪の花に白いうみねこ、気持ちのいい潮風。
2月ころになると国の天然記念物でもある周囲800mの蕪島に
4万羽のうみねこが集まってきます。
そして、恋をして、子供を作り、卵をあたため、子育てをし、
夏が終わると新しい家族とともに旅立っていきます。
一説によると、このうみねこたちは、一度つがい(夫婦)になると
生涯添い遂げるといわれています。
『恋』『永遠の愛』の守り神なのかもしれません。
そして、蕪島にある弁天様を祀っている蕪嶋神社。
商売繁盛や子育て、漁の神様として信仰を集めているのですが、
この蕪嶋神社で大人気となり、一時入手困難となったお守りがあるんです。
その名も『かぶあがりひょうたん御守』。
株価上昇、人の株が上がるといったご利益があるということで
テレビや新聞、雑誌でも話題になったほど。
また、この蕪島で弁天様の使いとされるうみねこに
フンをかけられた(幸運を授かった)人にだけ発行される『会運証明書』も縁起物です。
今回の東日本大震災で被災した八戸の沿岸部ですが、
今年も5月には菜の花が咲き乱れ、うみねこが新しい家族をつくり、
子供たちが浜辺で遊び……と、いつもどおりの景色が繰り返されています。
崩れてしまった道路や産業も徐々に元に戻ってきています。
『日本の音風景100選』にも選ばれているうみねこの声に皆さんも耳を傾けてみませんか?

藤川優里
青森県八戸市生まれ。平成19年4月、27歳の若さで八戸市議選に立候補して当選。以来、医療・福祉・防災などの専門分野で活躍している。平成21年9月より「八戸ふるさと大使」として、八戸市の魅力を全国に発信。趣味は写真撮影・登山・釣り・DVD鑑賞。座右の銘は「花よりも花を咲かせる土になれ」。

旬な情報

いちご煮の組合せは? 「八戸ふるさと検定」開催!

 八戸市制80周年を記念して始まったご当地検定「八戸ふるさと検定」。初級試験が7月3日(日)、中級試験が9月25日(日)に開催される。出題数は全100問。八戸の歴史や文化など基本的な知識レベルが出題され、うち5問は方言によるヒアリングだ。合格点は70点以上。合格者には特典として「合格証明カード」(中級は「合格バッジ」も)が贈呈される。試験会場は八戸市内で、事前申込みが必要。『八戸ふるさと検定 公式テキストブック』(2100円)ほか、5月28日(土)からは『八戸ふるさと検定 資料編』(1050円)も発売。

「八戸ふるさと検定」の詳細はコチラ

バックナンバー

このページのトップへ