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トレタビ列車図鑑

【第18回】快速「マリンライナー」

【【第18回】快速「マリンライナー」 *岡山~高松間*

瀬戸大橋からの眺望を楽しめる快速列車

 瀬戸大橋を渡って岡山駅と高松駅を結ぶのが、1988年4月10日の瀬戸大橋線開業から運転されている快速「マリンライナー」だ。当初はパノラマグリーン車を連結した213系が使用されていたが、現在は車窓の風景をより楽しめる5000系3両編成+223系5000番台2・4両編成となっている。

 それでは、岡山駅から快速「マリンライナー」に乗車し、高松駅までの旅を楽しんでみよう。岡山駅を発車した列車は市街地を抜け、JR四国との接続駅となる児島へ向かう。児島駅を発車すると、列車はトンネルをくぐり抜け、瀬戸大橋の下層に設置された線路内へと入る。瀬戸大橋は上層が高速道路、下層が鉄道の併用橋で、支柱越しに瀬戸内海の青い海と島々が車窓に映し出される。瀬戸大橋の鉄橋と島の上に設置された高架橋を交互に渡り、前方に工場の煙突や山並みが映し出されると列車は四国に入り、坂出方面へ向かう列車と宇多津方面へ向かう列車が分岐する。坂出駅を出て讃岐富士飯野山を車窓右手に眺めると、列車は間もなく終着の高松駅に到着する。

1 5100形電車

高松寄りの1号車に連結されるのが5000系の5100形。2階がグリーン車指定席、1階は普通車指定席のダブルデッカー車両となっている。

2 パノラマシート

3・5・7両編成の1号車の運転台後ろはパノラマシート(グリーン車)で、高松行きの下り列車では瀬戸大橋を渡る時の前面展望が楽しめる。

3 グリーン車指定席

3・5・7両編成の1号車の2階席は車窓の風景をワイドに楽しめるグリーン車指定席で、ゆったりとしたリクライニングシートが並んでいる。

4 普通車指定席

3・5・7両編成の1号車の1階席は普通車指定席で、窓側に赤いモケット、通路側には青いモケットのリクライニングシートが配置されている。

5 普通車自由席

グリーン車・普通車指定席を連結した3・5・7両編成の列車は、1号車以外の車両はすべて普通車自由席で転換クロスシートが装備されている。

6 瀬戸内海の車窓

瀬戸大橋を渡る列車の車窓には、瀬戸内海や島々の風景が映し出され、かつてフィッシャーマンズワーフのあった与島も眼下に見ることができる。

DATA


デビュー年:
2003年10月1日
運転日:毎日
運転区間:瀬戸大橋線 岡山~高松間
車両形式:5000系3両編成+223系2・4両編成、または223系2両編成

「マリンライナー」でめぐる瀬戸大橋線の旅

ベティスミス・ジーンズミュージアム

国産ジーンズの発祥の地と言われている倉敷市児島にある資料館で、ジーンズの歴史や生産工程などを貴重な展示物や資料とともに紹介している。

瀬戸大橋

1988年4月10日に供用が開始された本州と四国を結ぶ鉄道・道路の併用橋。5つの小島を3つの吊橋、2つの斜張橋、1つのトラス橋で結んでいる。

瀬戸大橋記念公園

瀬戸大橋を一望できるビューポイントの海浜公園。園内には、瀬戸大橋記念館や展示広場、憩いのスペースとなる浜栗林や水の回廊などがある。

香川県立東山魁夷せとうち美術館

東山魁夷画伯の祖父が坂出市櫃石島の出身であることから、版画作品270余点の寄贈を受けて開館した美術館。心の癒しと憩いの場になっている。

栗林公園

紫雲山を背景に6つの池と13の築山を巧みに配した江戸時代初期の回遊式大名庭園で、優雅で趣のある情景は国の特別名勝に指定されている。

高松平家物語歴史館

四国の偉人達と平家物語の名場面17景を300体以上の蝋人形で紹介する施設。平家物語の歴史絵巻をリアルな雰囲気で楽しむことができる。

讃岐うどん

香川県の郷土食として知られるのが「讃岐うどん」。釜玉うどん、ぶっかけうどん、釜あげうどん、かけうどん、ざるうどんなどの食べ方がある。

連絡船うどん

JR高松駅のホームにあるうどん店。瀬戸大橋開業まで宇野駅と高松駅を結んでいた宇高連絡船で人気のあったうどんの味を再現している。

鉄道写真作家 結解喜幸の
「マリンライナー」 ○得利用術

岡山駅と高松駅を結ぶ快速「マリンライナー」は、四国エリアへのフリーきっぷや周遊きっぷなどで手軽に利用できる。また、瀬戸大橋を渡る児島~坂出・宇多津間はJR四国全線が乗り放題の「四国フリーきっぷ」や「四国グリーン紀行」、「週末乗り放題きっぷ」を利用すれば、何度でも同区間に乗車できるのでおトクだ。
なお、「青春18きっぷ」も指定席券を購入すれば普通車指定席が利用できるが、グリーン車指定席は利用できないので注意が必要だ。

文・写真:結解喜幸 写真協力:香川県観光協会、倉敷市
※掲載されているデータは平成24年8月現在のものです。

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