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がんばろう日本! がんばろう東北! 新幹線でいく1泊2日!週末で青森おおもり旅 八戸・三戸&むつ・下北編|未曾有の大震災を乗り越え、新青森~東京間が4月29日に 東北新幹線で再び繋がりました。新幹線なら、ふと思い立った 1泊2日の旅でも食・湯・自然など青森の魅力を お腹いっぱい楽しめます。ここでは、毎回2エリアの “週末大満足プラン”を、3回にわたってお届け!
むつ・下北編 ~本州最先端には別世界の絶景、別格の海の幸が待っている~ |今回の旅レシピ  東京→1日目午後
むつ市→2日目午前 大間町・佐井村→2日目午後 風間浦村→東京

恐山 貞観4年(862)慈覚大師によって開山し、天台宗の修験道場として栄えた。境内ガイドによる案内も受けられる(5名まで3000円ほか)。TEL.0175-22-3825。6:00~18:00、開山時期5~10月(積雪状況により不定期)。入山料500円。JR下北駅からバスで45分


恐山霊泉 火山地帯のため境内に温泉が湧く恐山。かつては五霊泉といわれ、5ヵ所に温泉があったとか。現在利用できるのは硫黄臭漂う薬師の湯(写真)を含む4つ。入浴無料(入山料別途)


恐山大祭 毎年7月20~24日にわたり開催。22日は僧侶、信者などが同行する古式ゆかしいカゴ行列の上山式、22~24日は大般若祈祷などが行なわれる。期間中は有名なイタコの口寄せも!


釜臥(かまふせ)山 恐山山地の最高峰。特に夜景は、町の光がアゲハ蝶に見えることから「夜のアゲハ蝶」と称され、ロマンティック。天気が良い日は、八甲田山や岩木山を望むことも可能。


大湊海軍コロッケ ラード(豚の脂)と違い、旧海軍のレシピに倣いヘット(牛の脂)で揚げるため、より香ばしいのが特徴。具に下北地域の食材を使うのも条件。市内約20店舗で販売。写真は県庁生協むつ支店。

1日目午後 むつ市 ここはあの世? 不思議で 美しい日本三大霊場

本州の最北にあたる下北半島。その中央を占めるのが、むつ市だ。むつ市といえば誰もが思い浮かべるのが、日本を代表する霊山で死後の霊魂が常住するとされる恐山。透明度が高くエメラルドグリーンに見える宇曽利山(うそりやま)湖が極楽浄土を思わせ、荒々しい岩場やその上で回る風車、硫黄の匂いなどが地獄を想像させる、一生に一度は訪ねたい場所だ。

三方を海に囲まれたむつ市はまた、海の幸も自慢。マグロはもちろん、味噌貝焼き、ウニ、5~7月に旬を迎える「海峡サーモン」など、「来てよかった~」と叫びたくなる味覚ばかりだ。牛脂で揚げるご当地グルメの新顔、「大湊海軍コロッケ」もお忘れなく……。

COLUMN コレをおかわり! 下北ワイン

平成11年、合併前の旧川内町でワイン用のブドウ畑の栽培がスタート。平成19年には“本州最北ワイン”を生産する「サンマモルワイナリー」も完成し、100%下北産のワインが誕生した。ブルゴーニュ地方と気候条件が似た下北で育ったブドウは果実味と酸味のバランスが良く、ワインも絶品。TEL.0175-42-3870。基本10:00~17:00、4~12月は無休。JR大湊駅からバスで40分

観光の問合せ :むつ市観光協会●TEL.0175-23-1311


OEC観光ガイド 大間の漁師の娘たちが町のOEC(おいしい)観光地の中から、旅行者の要望に応じて案内。運が良ければマグロの水揚げを見学でき、マグロを味わえるコースも。1人1000円~(2人より)。TEL.0175-37-4209(おおまエスコートクラブ)


ウニ 大間町、佐井村ともにウニが特産。寿司や丼でその味を堪能したい。佐井定期観光の仏ヶ浦行き観光船の乗客に限り、発着所でウニむき体験、ウニの実食を堪能できる(5個1050円、5月1日~7月31日)

大間のマグロ 例年7月~2月の間、水揚げされる大間のマグロ。旨みの濃い赤身や口の温度でスーッと溶けるトロを堪能したい。

2日目午前 大間町・佐井村 例年7月から、あの 海のダイヤが水揚げ開始!

下北半島はよくマサカリに例えられるが、その刃の先端部分にあたるのが大間町と佐井村。特に大間は本州最北端の市町村として有名だが、さらにその名を全国区にしたのは体長3mを超えることもある「大間のマグロ」(クロマグロ)だろう。大間のマグロ漁法は一本釣りが主なので、縄を使った大型漁法よりも身が傷つきにくく旨いと言われる。例年7月から水揚げが始まるので、これからの季節はマグロ食い倒れのベストシーズン!

佐井村は海岸線の8割と山間部の一部が下北半島国定公園となっている自然の宝庫。なかでも仏ヶ浦(ほとけがうら)は、長い年月をかけて自然が造り上げた巨大な奇岩、絶壁がならび、そのスケールに圧倒されること間違いなしだ。

COLUMN コレをおかわり! 仏ヶ浦

濃緑の木々を頭上に蓄えた白い巨岩・奇岩が続く仏ヶ浦は、まさに奇勝という言葉がふさわしい。長い時間、海蝕をうけて造り上げられた大自然の彫刻は、根本の方が細く今にも折れそうな奇岩や剣先のような鋭い巨岩が眼前に迫り、大迫力。観光船に乗れば、2kmに及ぶこの仏の宇陀(アイヌ語で浜の意味)を海上から観賞可能。佐井~仏ヶ浦往復2300円、4月20日~10月31日

観光の問合せ :大間町産業振興課●TEL.0175-37-2111 /佐井村観光協会●TEL.0175-38-4515

風間浦村の夕景 「ゆかい村」と名付け、さまざまな観光企画を展開。特にウニ、イカ、アンコウ、布海苔(ふのり)といった海の幸や下風呂温泉郷が、風間浦村旅行の醍醐味。


下風呂温泉郷 海辺の硫黄泉。大湯と新湯、2つの共同浴場がある。4月~7月22日にかけ、宿泊者を対象に同温泉郷の共同浴場や宿に3回入浴できる「遊(ゆ)めぐり札」800円を販売中。購入は各対象施設で。


ゆかい村海鮮どんぶり祭り 大間のマグロから活イカ、ウニまで海のオールスターたち計4種を、海鮮丼で楽しめるお祭り。活魚セリ市も行なわれる。7月または8月の連続する2日間で開催予定。


ゆかい村でポラリス(北極星)を探せ! おいらせ町同村では、地元ガイドと行く夜の散歩を4月~7月22日の毎週土曜に実施。下風呂漁港でのポラリス探しや水面近くを移動してくるウニや小魚の観察など、興味津々!TEL.0175-36-2112(風間浦村観光案内所)。20:00スタート、300円

2日目午後 風間浦村 いさり火見える海沿いで 堪能するは烏賊と硫黄泉

大間町の東隣にある風間浦(かざまうら)村は、人口約3000人の素朴な村。いま、この村では「ゆかい村」と銘打ち、「ゆ(下風呂温泉郷)」「かい(海の幸)」で旅人を迎えようと、奮闘中。

7月1日~8月31日に体験可能なイカ釣り海上遊覧体験2800円(TEL.0175-36-2112風間浦村観光案内所)や、5月~10月30日の毎週土曜に開かれる「かっちゃ連の朝市」などで、海の幸を食べたり、購入しよう。また、「活イカ備蓄センター」では、300パイのイカを備蓄できる水槽があり、なんとその場で活イカの刺身を味わえる!

海峡いさりび公園で海沿いを散歩したら、本州最北端の温泉郷・下風呂温泉郷で旅の汗を流したい。もう一泊する人は、夕暮時、津軽海峡に浮かぶイカ釣り船の「いさり火」を眺め、旅情にひたろう。

COLUMN コレをおかわり! 元祖 烏賊様(いかさま)レース

烏賊様たちによるイカサマなしの「ガチ」レースを、活イカ備蓄センター前のレース場で開催! 参加方法は2つで、活イカを購入してレースに参加し、自身でイカを追いたてるオーナー制(600円、レース後イカを実食)と、100円で投票券付きサキイカを買ってレース予想する投票制がある。TEL.0175-36-2112(風間浦村観光案内所)。7月中旬~10月下旬の金・土曜、17:00~

観光の問合せ :風間浦村観光協会(風間浦村商工会議所)●TEL.0175-35-2010
風間浦村観光案内所(活イカ備蓄センター)●TEL.0175-36-2112

文・構成=鈴木健太 写真協力=JR東日本、青森県
※掲載されているデータは平成23年6月現在のものです。
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