いよいよ来年、20年に一度の大行事「式年遷宮（しきねんせんぐう）」が行なわれる伊勢神宮。外宮（げくう）をめぐってから、天照大御神（あまてらすおおみかみ）をお祀りする内宮（ないくう）をお参りするのが、古来からのしきたりなんだって。
　外宮の神様は、衣食住の神様・豊受大御神（とようけのおおみかみ）。今年4月に、外宮の勾玉（まがたま）池のほとりに「せんぐう館」がオープンしました。1300年もの歴史を持つ式年遷宮をきちんと理解できる必見スポットです。
　五十鈴（いすず）川にかかる木造の宇治橋は、内宮の玄関口。橋を渡った先にある御手洗場（みたらし）の五十鈴川で、口と手を清めてから正宮（しょうぐう）にお参りします。風格ある大樹の森の境内を歩いていると、自然と力が満ちてくるのが感じられます！ 。

　江戸時代も今も、お伊勢参りのお楽しみは、賑やかな門前町を歩いてオイシイものを食べること！ 江戸から明治にかけての伊勢路の雰囲気を再現したおかげ横丁は、赤福などの和スイーツや、伊勢うどん、てこね寿司など人気のご当地グルメが味わえます。またパワーストーン、伊賀くみひも、伊勢をイメージしたお香などオリジナル雑貨の店もたくさん。お気に入りの一品が見つかるかも♪
　おかげ横丁のすぐそばには、「みちひらき」の神様と呼ばれる猿田彦神社、さらに、バスで足をのばせば、天照大御神が隠れ住んだと言われる天の岩戸があります。猿田彦神社には願い事が叶う八角形の石の文字盤があり、天の岩戸は名水百選の地。両方ともご利益スポットとして知られているよ！

　創業は約420年前の天正年間という二軒茶屋餅角屋（かどや）本店。100年前に18代当主がはじめた味噌、たまり醤油の醸造技術を活かし、現在では地ビールレストラン「麦酒蔵（びやぐら）」になりました。無濾過・無添加にこだわった伊勢の地ビールと、ビールにぴったりな食事をステンドグラスが美しい店内で楽しむことができます。
　一方、フランス料理「ボンヴィヴァン」では大正12年に逓信省の山田郵便局電話分室として建てられたレンガ造りの洋館で、本格フレンチがいただけます。壁面に連続する背の高い窓と、軒先に反りをつけた赤い瓦屋根。中庭のある重厚な建物で、お茶でも、軽い食事でも、フルコースでも、お好きなスタイルで優雅な時間を過ごせます。

　伊勢からちょっと足をのばして、志摩・鳥羽の女子的スポットを紹介!!
　まずは、昨年秋にリニューアルオープンした志摩ローズファーム。ピーク時には10万本もの水耕栽培のバラが咲き、バラ摘みができます。摘んだバラはお風呂に入れたり、ポプリにしたり。バラって永遠に女子の憧れですね?
　鳥羽では、世界で初めて真珠の養殖に成功したミキモト真珠島へ。真珠王・御木本幸吉の人物像にふれる御木本幸吉記念館や、アンティークジュエリー、真珠をふんだんに使った美術工芸品を展示した真珠博物館があります。つるんとした光沢にうっとり。もちろんパールショップで、ここだけのオリジナルアイテムを買うこともできちゃいます。
　最後は、ジュゴンやラッコ、アシカのかわいい姿が見られる鳥羽水族館。海獣やサンゴ礁のカラフルな熱帯魚たちは、見ているだけで癒されます。