『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。

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本日も、列車で女子旅
熊本編
  • 10:35 熊本駅発 特急「A列車で行こう」
×
11:24 三角港発 天草宝島ライン「シークルーズ1号」
  • 13:00 イルカクルージング
  • 15:00 リゾラテラス天草
  • 15:00 リゾラテラス天草
  • 6:00 ペルラの湯舟(ホテルアレグリアガーデン天草内)
  • 12:30 Space かるでら
(物件06テキス
  • 14:30 﨑津集落さんぽ(﨑津教会・きんつ市場・﨑津集落ガイダンスセンター)
  • 15:00 南風屋
  • 17:00 三角西港
旅の行程
Day1
オトナ女子は「A列車で行こう!」
列車に乗り、ジャズのリズムにのって海を渡る

「A列車に乗ろう、天草へ行くなら。A列車を逃したら、天草までの楽しい旅路を逃してしまうよ。さぁ乗ろう!」――ジャズの名曲『A列車で行こう』風にいえば、メロディーにのせてこんな歌詞が聴こえてきそう。今回の女子旅はまさに、特急「A列車で行こう」に乗ることから始まる。あとは海の上にラインが引かれているようにスムーズ。島に渡ることも、イルカウォッチングも、露天風呂付きの部屋に泊まることだって、そんな非日常的体験が、天草ではまるでフツーのことのように実現していく。熊本を旅することは熊本を応援すること。さぁ、A列車で行こう!

10:35 熊本駅発 特急「A列車で行こう1号」
×
11:24 三角港発 天草宝島ライン「シークルーズ1号」

熊本駅を発車した特急「A列車で行こう」の窓には、御輿来(おこしき)海岸や雲仙普賢岳が見えてきた。1号車にあるバーカウンター「A-TRAIN BAR」で買ったデコポン果汁入り“A”ハイボールを飲み、ホロ酔い気分で移りゆく風景を楽しむ。
さらに、三角港から天草宝島ラインに乗り継げば、もう海の上。大小120の島々からなる天草へ向かう。恐竜の足跡や化石も発見されているのだとか。南蛮・キリシタン文化と自然。どちらもかなり魅力的!

天草宝島ライン17分の松島(前島)港下船 徒歩1分
13:00 イルカクルージング

天草五橋や天草の島々を縫いながらのクルーズはそれだけでも気持ちいい。バンドウイルカの背中が見えて、さらにテンションが上がる。「年間を通じて遭遇率98%以上」の触れ込みは本当のようだ。船と並行して泳ぐイルカのかわいさといったら! ジャンプしたり、魚をくわえて出てきたりする、なんて聞いたらますますWE♥LOVEイルカ。専門ガイドの解説を聞きながら、おおはしゃぎ。

〇10・13・15時の1日3便、大人4500円

〇松島(前島)港から徒歩1分

徒歩2分
15:00 リゾラテラス天草

黒糖を使ったスイーツなど「リゾラテラス天草」限定のおみやげが買えるマーケット、天草塩を使った「塩パン」が人気のベーカリー、お酒も楽しめるビーチ―バーなど、どこも気になるお店ばかり。まずは、全席オーシャンビューの「プレート カフェ リゾラ」で遅めのランチを。天草の厳選食材が盛られたワンプレートランチも魅力だが、リゾラトロピカルパンケーキをオーダー。気分はすっかり南国だ!

〇9~18時(季節により延長あり。レストラン・ビーチバーは異なる)、12月31日・1月1日休

〇松島(前島)港から徒歩2分

 

天草宝島ライン35分の本渡港下船、車(レンタカー)10分
17:30 ホテルアレグリアガーデンズ天草

約5万坪の敷地に建つスパリゾートホテルへ。全面ガラス張りのロビーは明るく、窓から見える有明海は一幅の絵のよう。その眺望を独占したいなら、「華館」のお部屋がおススメ。源泉かけ流し露天風呂付きの特別室だ。本館には放送作家・小山薫堂氏プロデュースの部屋もある。そして、自然の恵みは眺望だけじゃない! 地元食材を使った料理にこぼれる笑顔。

○本渡港から車8分(宿泊客は送迎車あり、要予約)

Day2
「その土地の人を知る」のが歴女的旅の流儀
隠れキリシタンの里までサンセットラインをくだる

10代にして島原の乱の最高指導者になった天草四郎。その美しさから小泉八雲が小説まで書いてしまった旅館「浦島屋」の女将。明治政府のもと、三角西港の近代的港湾に着手し、町民の悲願として工事を見守った人々。悲劇もあり、喜劇もあり、歓喜もある天草と宇城(うき)の歴史。学校では苦手だった歴史だが、想像力と妄想力をめぐらせて町を見てまわれば、そこには人々の息遣いや生きざまがみえてくる。海と並行に走る「サンセットライン」こと国道389号線をドライブしながら、2日目は歴女になって旅をしよう。

6:00 ペルラの湯舟(ホテルアレグリアガーデンズ天草内)

自然の楽しみ方に「どこ」もあるけれど「いつ」もある。普段はまだ寝ている時間に、優雅に朝風呂。ホテルの敷地内にある天然温泉施設だからできるぜいたく。木々に囲まれた「森の湯」と、海の大パノラマが楽しめる「海の湯」(日替わりで男女入れ替え)。降り注ぐ太陽が非日常間を演出する。レストランやスパも併設し、日帰り入浴もできる。

○5~7時30分、11時~22時30分、大人600円(ホテル宿泊客は無料)

○本渡港から車8分

車(レンタカー)10分
13:00 Space かるでら

国道324号線から1本奥に入ったカフェに到着し、靴を脱いで店内に入る。大きな窓にこんもりとした緑が目に入ってきた。今まで海の天草をたっぷり楽しんできただけに、海から山への展開に驚く。晴れた日には島原半島も見られるという。天草は懐が深い! 天然酵母のパンでつくった手作りサンドウィッチをいただく。味ももちろんだが、器も素敵。本当に癒しの空間だ。

○13~19時、木曜・不定休

車(レンタカー)1時間10分
14:30 﨑津集落さんぽ(﨑津教会・きんつ市場・﨑津集落ガイダンスセンター)

サンセットラインと呼ばれる海沿いの国道389号線をドライブしながら、潜伏キリシタンの里・﨑津集落へ。シンボルの﨑津教会は珍しい畳敷きで、漆喰塗の室内は白く明るい。かつて絵踏みが行なわれた庄屋宅跡地に建てられ、今では人々の心の支えとなっている。海の天主堂といわれるだけあり、周辺は漁港だ。きんつ市場で地のものを買ったり、﨑津集落ガイダンスセンターで情報をもらったりしながら、集落をゆっくり散策しよう。

﨑津教会

○9~17時(日曜は9時30分?)

○本渡港から車50分

きんつ市場

○10~16時、水曜休

○本渡港から車50分

﨑津集落ガイダンスセンター

○9時~17時30分、年末年始休

○本渡港から車50分

徒歩3分
15:30 南風屋(はいや)

もちをうすく長方形にのばした中にあんが入っている「杉ようかん」。約220年前に江戸へ向かう琉球王使節団が難破し、助けたお礼に島人が教わったもの。﨑津といえば杉ようかんというほど定番菓子だったが、しだいに途絶え、振興会の力で復活させた。天草産のこだわり素材を使った「天草謹製」ブランド。杉の葉は香りづけと防腐剤効果があるが、もっちり感は一日限定だ。

○7時30分~16時頃、年末・1月・不定休

車(レンタカー)1時間40分
17:30 三角(みすみ)西港

美人女将と小説家と洋風旅館――聞いただけでワクワクする。文豪・小泉八雲が「浦島屋」の女将との出会いを幻想的に書いた紀行文『夏の日の夢』は、三角西港が舞台。港の雰囲気と洋館、明治期の築港石積みの埠頭はドラマチックな物語にピッタリだ。平成27年には明治日本の産業革命遺産のひとつとして世界文化遺産にも登録され、注目が集まる観光スポット。有料でガイド案内もある。

○三角線(あまくさみすみ線)三角駅からバス「うきうきあまくさ♪シャレトル便」16分の三角西港公園下車すぐ


天草ぐるっと周遊バス

2日前の午後3時までに予約すれば、たった1000円でガイド乗車の天草周遊バスを利用できる。イルカウォッチングができるAコースと﨑津集落などをめぐるBコースは毎日運行。牛深浦港発着で現地ガイドと﨑津教会をめぐるCコースは土・日曜・祝日のみ運行。期間は~平成28年9月30日。

スイーツクルーズ エルミラ

平成28年7月より「スイーツクルーズ エルミラ」が運航開始。船のデザインはJR九州の「ななつ星」を手掛けた水戸岡鋭治氏。天草五橋の絶景を眺めながら、名店「ロワゾ―ブルー」の極上スイーツをいただこう。



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文:崎谷未央
写真協力:天草宝島観光協会、宇城市商工観光課、各掲載施設
※掲載されているデータは平成28年8月現在のものです。

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