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本日も、列車で女子旅 vol. 6 長崎編

Day 2

数えきれない島々と海に見守られて

バスに乗り、列車に乗ってクルージング気分

佐世保は海とともにある。海で遊ばなくても、いつも海のイメージがある。だからバスに乗っても、列車に乗ってもクルージング気分。水族館ではまるで海の中をのぞいているかのようにそぞろ歩き、目の前の魚たちは自由に泳ぎ回る。だから、私も海を望みながら、海に見守られながら、自分のことをふと考える。人生には後悔することも、もう一度やり直したいこともある。でも、海が自分への肯定を後押しする。大村線で千綿(ちわた)駅に着く頃には“センチメンタルジャーニー”も、ハッピーな旅へと変わっている。

10:45 佐世保駅発 SASEBOクルーズバス「海風うみかぜ

日本遺産認定構成文化財などを約90~100分でめぐってくれるのが、SASEBOクルーズバス「海風」。午前中に佐世保駅発なら、「船越展望」コースを。乗り込んで、まず驚くのが本革のシートだ。フェラーリを手掛けた石井明氏のデザインだというだけあり、実にぜいたく。海軍さんをイメージした制服を着たアテンダーの流暢なガイドに耳を傾けながら、佐世保重工業のドックや九十九島の美しい景色などを楽しもう。九十九島水族館海きらら入館券や九十九島遊覧船券とのセット販売もある。

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SASEBOクルーズバス「海風」

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12:00 九十九島水族館海きらら

SASEBOクルーズバスが停車する「九十九島パールシーリゾート」で下車。九十九島の海のセカイを再現した水族館海きららへ。魚の癒やし効果ってスゴイ。屋根のない大水槽の前で優雅に泳ぐ魚たちを見つめていると、竜宮城とまではいわないが、どこか遠くに導かれている気がする。さらに、イルカのショーでイルカ同士のジャンピングキャッチボールに拍手をおくり、「クラゲシンフォニードーム」で光・音楽・映像と一緒にゆらぐクラゲを見たら、feel so good!

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営業時間 9時~17時30分(11~2月は9時~16時30分)、無休
アクセス 佐世保線佐世保駅からパールシーリゾート・九十九島水族館行きバス18分の終点下車

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15:30 千綿駅「UMIHICOうみひこ

佐世保駅13時25分発。佐世保線と大村線を乗り継いで、旅の終わりに長崎方面へと向かう。早岐駅で普通列車に乗り換え、川棚(かわたな)駅を通過。すると車窓からは、大村湾に広がる海が見えた。千綿駅で下車。駅構内にデザイン事務所が始めたレトロでオシャレなカフェがあるのだ。「青春18きっぷ」のポスターにもなった駅はまるで映画の撮影所のよう。海をゆっくり眺めながら、店名物のフランス風オープンサンドウィッチ「チワタルティーヌ」にかぶりつく。

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営業時間 金・土・日曜10:00~18:00(不定休のためホームページで要確認)
アクセス 大村線千綿駅構内

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