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これぞ、オトナの趣味旅! レール&レンタカーでめぐる、撮り鉄旅 Part 6

鉄道ファンが旅を楽しむなら、カメラはもはや必需品。
そこで、お気に入りの列車の走行シーンを撮影するために、
レール&レンタカーきっぷを利用してめぐる、「オトナの撮り鉄」旅を提案したい。

今回は東海エリアへ。秋深まる日本を走る列車を激写しよう!

注意

撮影は線路から離れた安全な場所で、マナーを守って行ないましょう。
撮影写真はすべて安全な場所から撮影したものです。

  1. 今回の
    コース
    東海

    紅葉きらめく、
    東海エリア随一の絶景路線へ!

    コースを見る

コース 東海 紅葉きらめく、
東海エリア随一の絶景路線へ!

JR東海エリアを走る列車といえば、日本の大動脈である「東海道新幹線」を思い浮かべるかもしれない。しかし、岐阜県や長野県、三重県エリアを中心に、四季折々の風光明媚(めいび)な景色を楽しめるローカル線も実は少なくない。なかでも高山本線は、日本有数の紅葉が美しい路線だ。今回向かった撮影地は、観光地としても人気のある飛騨高山にほど近いため、撮影の合間に町の散策がてら、朴葉(ほうば)みそや飛騨牛など、ご当地の味覚も楽しめるだろう。

さらに少し足を延ばせば、名湯揃いの奥飛騨温泉郷や下呂(げろ)温泉にも立ち寄れるので、撮影の疲れを癒やすのもいい。高山本線の特急列車は運転本数が多いが、普通列車は本数が限られているので、出発前にJR時刻表などでよく確認したい。

また、愛知県と長野県を結ぶ飯田線は、列車以外での訪問が難しい「秘境駅」が多く、鉄道ファンに人気の路線だ。「レール&レンタカーきっぷ」の旅の長所を生かし、駅直結の営業所でレンタカーを借りる前後の時間に、列車に乗って秘境駅を訪れるのも楽しい。山間を走る飯田線は撮影に適したロケーションが多く、南信州の静かな山村の風景はとても魅力的だ。ただし、列車本数が少ない路線。撮り逃がしや撮影ミスがないように、しっかりと準備して臨もう!

レンタカーでめぐろう!
オトナの撮り鉄スポット in 東海

撮影ポイント01 飛騨川沿いに走る高山本線を
美しい逆光のなか狙う

路線
高山本線 久々野(くぐの)駅〜渚駅間

地図と解説

撮影ポイント01

飛騨川沿いに走る高山本線を
美しい逆光のなか狙う

久々野発電所の対岸にある国道41号線から、河原へ降りる小さな階段がある。そこを降りたあたりが今回の撮影地。足場がやや悪いので、気をつけて撮影しよう。紅葉撮影は逆光で狙うのが最大のポイント。ここでは午前中の時間帯に逆光となる。

路線
高山本線 久々野(くぐの)駅〜渚駅間

撮影ポイント02 エンジンをうならせ、上り坂に挑む
「(ワイドビュー)ひだ」を迫力ある構図で狙う!

路線
高山本線 渚駅〜久々野駅間

地図と解説

撮影ポイント02

エンジンをうならせ、上り坂に挑む
「(ワイドビュー)ひだ」を迫力ある構図で狙う!

続いて久々野駅南側にある小さな鉄橋へ。国道41号線から県道87号線に入り、高山本線の下をくぐった直後に右手の小道を入る。南向きで撮影しているので常に逆光だが、作例のように昼から午後にかけて撮影すると、列車のラインに沿って陰影が表れ、より迫力が増す。逆光の場合はエンジンの排気もよく写るので、力走感も表現できるだろう。

路線
高山本線 渚駅〜久々野駅間

撮影ポイント03 天竜川沿いの小さな集落から狙う!
秘境・中井侍なかいさむらい駅付近から俯瞰ふかん撮影

路線
飯田線 中井侍駅

地図と解説

撮影ポイント03

天竜川沿いの小さな集落から狙う!
秘境・中井侍なかいさむらい駅付近から俯瞰ふかん撮影

県道1号線の天竜川を挟んだ対岸の道を進み、中井侍駅に向かう。この道は線路のはるか上を走っており、飯田線を俯瞰できる。ここから中井侍駅方面へ降りていく道の途中が撮影地だ。道が大変狭く、入り組んでいるので車の運転には注意したい。日没直後の時間帯を狙うと、より静かな山間部の雰囲気を醸し出せる。

路線
飯田線 中井侍駅

旅行計画

名古屋発。
1泊2日でこんなレール&レンタカー旅はいかが?

1日目
  1. 名古屋駅
  2. 東海道本線・
    高山本線
    高山駅
  3. 駅レンタカー 撮影ポイント01 高山本線 久々野駅〜渚駅
  4. 駅レンタカー 撮影ポイント02 高山本線 久々野駅〜渚駅
  5. 駅レンタカー 下呂温泉泊
2日目
  1. 下呂温泉
  2. 駅レンタカー 撮影ポイント03 飯田線 中井侍駅
  3. 駅レンタカー 木曽福島駅
  4. 中央本線 名古屋駅

レール&レンタカーきっぷなら、こんなにおトク!

普通に乗車した場合
通常期に特急「(ワイドビュー)ひだ」、特急「(ワイドビュー)しなの」利用、大人1名分
JR乗車券(名古屋〜高山、
木曽福島〜名古屋)
5,620円
特急券(名古屋〜高山、
木曽福島〜名古屋)
5,030円
合計 10,650円
レール&レンタカーきっぷを利用した場合
通常期に特急「(ワイドビュー)ひだ」、特急「(ワイドビュー)しなの」利用、大人1名分
JR乗車券(名古屋〜高山、
木曽福島〜名古屋)
4,490円
特急券(名古屋〜高山、
木曽福島〜名古屋)
4,520円
合計 9,010円

1,640円もおトク!

  • 上記のレール&レンタカーきっぷ料金は、レンタカー利用料金およびレンタカー乗捨料金を含みません。
  • レール&レンタカーきっぷは4月27日〜5月6日、8月11〜20日、12月28日〜1月6日はJR券の運賃・料金が割引になりません。詳細はこちらでご確認ください

撮影のコツ

携帯の電波に要注意⁉

最近ではスマートフォンアプリで地図を見たり、列車の運転時刻を確認したりしながら撮影するケースが多いと思うが、今回の撮影地はどれも山奥となる。今は電波のエリアも拡大されてきたが、それでも圏外の場所もある。その際、撮影に関わる情報を完全にスマートフォンに依存していると、いざ現地で「列車の時刻がわからない!」ということにもなりかねない。そういったときのためにも、鉄道写真の撮影には、紙の時刻表は必須。小型全国時刻表でもいいので一冊持参すると、いざというとき役に立つだろう。

カメラ講師

村上 悠太 Yuta Murakami

1987年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、(有)レイルマンフォトオフィスに入社、現在に至る。鉄道誌はもちろん、旅行誌やカメラ誌などを中心に活躍。日本鉄道写真作家協会事務局長。2016年は鉄道写真+鉄道動画展「てつ動展」、人と鉄道をテーマにした個展「つなぐ旅」を開催。交通新聞社刊『鉄道ダイヤ情報』では「教えて!ユータアニキ!」で誌上鉄道写真講座を連載中。

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