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  • 新宿駅発着/1泊2日 冷泉やおざらに出会うCOOLな旅
  • 大阪駅発着/日帰り キュートな動物たちとふれ愛トラベル

大阪駅発着/日帰り イルカや猫、野鳥のかわいさに思わずニンマリ『キュートな動物たちとふれ愛トラベル』和歌山県田辺市、紀の川市

豊かな自然が残る紀州には、動物にだっていっぱい出会えるはず……そんな期待感を胸に紀勢本線&貴志川線の旅へ出発。旅先には、バンドウイルカや猫駅長、そして野鳥など愛らしい動物たちが待っていました。

南紀田辺ビーチサイドドルフィン in 扇ヶ浜
海水浴場内に15.5m×15.5mの特設生け簀「イルカ島」を設置するイベント「南紀田辺ビーチサイドドルフィン in 扇ヶ浜」。TEL.0739-25-5554。10:00~18:00(最終入場17:30)、期間中無休(天候などにより営業中止もあり)。300円

貴志駅 駅長たま
8月4日の貴志駅新駅舎開設までは、非常勤役員として駅前の臨時駅長室にいる駅長たま。新駅舎が出来次第、その駅舎内にある駅長室にて勤務を開始。勤務時間は7月末に決まる予定。ただし日曜はお休み

貴志駅 新駅舎イメージ図
猫の顔をモチーフとした新駅舎が8月4日に竣工。屋根は、樹齢70年以上の地元の檜の皮を用い伝統工法で造られた檜皮葺きだ。駅内には「たまカフェ」「たまトイレ」なども設置。TEL.073-478-0110

平池緑地公園
平池は「和歌山の朝日・夕陽100選」にも選ばれており、特に夕焼け時は遊歩道での散歩がおすすめ(写真は朝焼け)。平池内や周囲に存在する「平池古墳群」も必見だ。TEL.0736-73-3311(紀の川市林務課)

旅のMEMO

観光の問合せ
田辺観光協会●TEL.0739-26-9929
紀の川市商工観光課●TEL.0736-73-3311

話題の猫顔駅舎もご当地丼も登場!

 太平洋に大きく突き出す紀伊半島。海に面する紀州への旅の絶好シーズンは、やはり夏だろう。大阪を出発し、和歌山から紀勢本線に乗り換え海南駅あたりを過ぎると、その海景が車窓からチラホラ。紀伊半島は山地が海岸近くまでせり出しているためトンネルが多いけれど、その分、海沿いの風景が現れたときの感動もまたひとしおなのだ。

 のどかな南紀の海景を楽しんでいると、列車は紀伊田辺駅に到着。この旅で最初に出会う動物は、駅から徒歩約10分の田辺扇ヶ浜海水浴場にいる。この海水浴場内には、なんと8月22日まで特設生け簀「イルカ島」が設けられており、バンドウイルカと間近で触れ合えるのだ。イルカ島までは、海水浴場東側の北突堤に架けられた桟橋を渡って移動。生簀で泳ぐイルカ君たちが海面から顔を出そうものなら、思わず「かわい~~」とニヤケ顔に。 

 駅へ戻る道すがら、紀州田辺のご当地丼「あがら丼」で地元食材を満喫した後は、来た路線を引き返して貴志(きし)駅を目指す。和歌山駅から和歌山電鐵貴志川線に乗り換えるため、ここからは青春18きっぷが使えないけれど、ぜひ訪ねたい場所があるのだ。緑が美しい田んぼや民家の近くを通るためローカル線風情の増す貴志川線に揺られていると、終着駅の貴志に到着。どうしても見ておきたかったのは、貴志駅の新駅舎である。平成19年に駅長に任命された三毛猫のたまの顔を彷彿とさせる目や耳が屋根にあしらわれており、見た目はインパクト大! だがこの駅舎、すごいのはルックスだけではない。屋根には日本伝統工法「檜皮(ひわだ)葺き」を用いたうえ、駅舎内部にはレンガや石、土など天然素材を使っており、立派なエコ建築でもあるのだ。またホームには「ねこの御社」「いちごの御社」など3つの御社が鎮座。ここで、旅の安全を祈っておこう。

 最後は隣駅の甘露寺前(かんろじまえ)駅へ移り、駅から徒歩2分の平池緑地公園へ。県内最大級のため池で自然豊かな平池は、大賀ハスや花菖蒲、絶滅危惧種指定のオニバスなどが水面や池周辺を彩り、多様な野鳥が羽を休める。夏であれば青サギや川鵜などに出会うことが可能だ。また、朝焼けや夕焼けの絶景スポットとしても有名。水面が茜色に染まるという心安らぐ風景は、ずっと目に焼きつけておきたい。

旅のスケジュール

  駅名 時間 旅のひとことアドバイス
1日目 大阪発 7:04 和歌山と御坊で乗り換え
紀伊田辺着 10:40 「南紀田辺ビーチサイドドルフィンin扇ヶ浜」でまずはバンドウイルカとふれあい! 昼食に紀伊田辺のご当地丼「あがら丼」を食す
紀伊田辺発 13:10 御坊で乗り換え、和歌山で和歌山電鐵貴志川線に乗り換え
貴志着 15:50 檜皮葺きで猫顔の新駅舎とご挨拶。運が良ければ猫の駅長たまに出会えるかも。ちょい贅沢気分を味わいたいなら貴志川の屋形船に乗船を
貴志発 17:37  
甘露寺前着 17:39 平池緑地公園で野鳥と遭遇! 夕焼け時は水面が茜色に染まる
甘露寺前発 19:51 和歌山でJRに乗り換え
大阪着 22:02  

これにRide! これをEat!『紀州田辺の「あがら丼」』

紀伊田辺駅周辺を中心とした市内19店で、9月30日まで食せる「あがら丼」。“あがら”は方言で“私たち”の意味で、その名の通りシラスやカツオ、ウツボなどの魚介をはじめ、熊野牛や梅鶏、梅干しなど地元自慢の食材がたっぷり盛り込まれる。写真は宝来寿司の「かつおと釜揚げしらすのづけ丼ずし」1050円。TEL.0739-26-9929(田辺観光協会)

詳細はこちら

文:鈴木健太
写真協力: 南紀みらい株式会社、田辺観光協会、和歌山電鐵、紀の川市商工観光課
※掲載されているデータは平成22年7月現在のものです。

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