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春めく日本 ときめく鉄旅 青春18きっぷ発売30周年!「30駅さんぽの小旅行」

  • 横浜駅発着/日帰り“青春の十八番”房総半島へ行く春一番の旅
  • 名古屋駅発着/日帰り 甘酸っぱい「いなり寿司」に青春を味わう旅
  • 博多駅発着/日帰り
 下関、関門海峡、壇ノ浦。清く盛んな青春旅

名古屋駅発着/日帰り 名古屋から東海道本線、飯田線で30駅さんぽ 甘酸っぱい「いなり寿司」に青春を味わう旅 愛知県豊川市

昭和の時代、1982年誕生の「青春18きっぷ」。 この春、当時製造され、飯田線を走り続けた 119系電車が引退の時を迎えようとしている。 豊川稲荷の門前、時を超えて懐かしい豊川は 昭和の時代を知らない人にもおすすめの町。


名古屋地区の東海道本線「新快速」にも使用される313系電車。二人掛けの快適なクロスシート(転換クロスシート)車両をはじめ、用途に応じタイプも様々、JR東海の代表的な在来線電車として活躍中。


「青春18きっぷ」誕生と同じ昭和57年から製造された119系電車。翌58年以降、30年近く飯田線を走り、この春、引退と聞く。JR東海では119系引退のはなむけに、「ありがとう119ウィークス」を開催。


愛らしいキツネの「大吉君」。豊川のマスコットでもある。うるうるした瞳に吸い寄せられ、つい記念写真をパチリ。豊川では名物の「いなり寿司」を応援する「いなりん」(ゆるキャラ)も頑張っている。


商売繁盛の神、豊川稲荷に立つ鳥居。正式には円福山豊川閣妙厳寺という寺院だが、境内の稲荷堂にちなみ、その名で広く知られている。日本三大稲荷の一つとされ、今も多くの参拝者が日々訪れる。


豊川といえば「いなり寿司」。豊川稲荷の参道はもとより、市内あちらこちらの店で味わえる。駅でも豊橋駅の駅弁「稲荷寿し」が有名で、ほんのりと甘酸っぱい味は、青春の甘酸っぱさに似ている。

旅のMEMO

観光の問合せ
豊川:豊川市観光案内所●TEL.0533-86-2054
飯田線に乗ろう!豊川へ行こう!「いなり寿司」を食べよう!

 『JR時刻表』は“旅の缶詰”。開けば「青春18きっぷ」が使える列車がぎっしり並び、巻頭の「さくいん地図」を眺めれば、まだ見ぬ路線や景色への憧れがつのる。

 東海地方最大のターミナル、名古屋駅を起点とする「30駅さんぽの小旅行」。いくら「青春18きっぷ」とはいえ、いつも朝早くから夜遅くまで旅していてはさすがに疲れてしまう。たまにはゆっくり起きて、ぶらり半日散歩をするのもいい。さてどこへ行こう?

 JR時刻表の「さくいん地図」に、一つ気になる路線が。名古屋の右下、青い線がくねくねと伸びる地方交通線の飯田線だ。名古屋から東海道本線を東に駅を数えてみれば、25駅で豊橋になり、そこで飯田線に乗り換えて5駅、合わせて30駅目となるのが豊川駅だった。

 豊川といえば、日本三大稲荷の一つといわれる豊川稲荷の門前町。そして、名物の「いなり寿司」も食べてみたい。

 特別なルールなどない「30駅さんぽの小旅行」。東海エリアの東海道本線では普通電車に加え「新快速」も走っている。昼ごろ、お好みの電車に乗って豊橋へ。

 さて、豊橋で乗り換える飯田線。これまでの119系電車がまもなく引退し、新しい世代の電車と置き換わる。119系電車は、くしくも「青春18きっぷ」誕生と同じ昭和57年から製造、翌58年から飯田線を走り始めた。

 戦前型の電車が集結し、博物館のようだった飯田線。初めて訪ねた時は「流電」ことクモハ52の時代だった。昭和53年以降、戦後派の80系電車が走りだし、それら「旧形国電」の置き換えにやってきたのが119系電車だった。

 光陰矢のごとし。JR東海では119系引退のはなむけに、3月10日から31日まで「ありがとう119ウィークス」を開催。鉄道ファンならずとも、飯田線の節目に立ち会える。

 愛らしいキツネのマスコット「大吉くん」や、ゆるキャラ「いなりん」が町おこしを手伝う豊川。昭和レトロ感に満ちた参道「なつかし青春商店街」も歩いてみたい。

 豊川稲荷参拝の後は「いなり寿司」が待つ。甘くてほんのり酸っぱい「いなり寿司」の味わいは、青春の甘酸っぱさによく似ている。

 今春、東海道本線に新駅、相見駅が誕生し、以後、名古屋から豊川までは31駅に。その節は、名古屋の一つ豊橋寄り、尾頭橋(おとうばし)駅を起点としよう。“尾頭付き”の駅だけに、もっとめでたい旅ができそうだ。

旅のスケジュール

  駅名 時間 旅のひとことアドバイス
1日目 名古屋発 12:17 東海道本線「新快速」で豊橋へ(通過駅を含め25駅)
豊橋着 13:07 飯田線に乗り換え
豊橋発 13:12 豊川へ(通過駅を含め5駅。合計30駅)
豊川着 13:23 豊川稲荷を参拝し、懐かしい町並みを散策
豊川発 16:28 普通電車で5駅。豊橋へ
豊橋着 16:42 東海道本線に乗り換え
豊橋発 16:47 のんびり普通電車で25駅。名古屋へ(土休日は16:55発)
名古屋着 18:25 往復とも「30駅さんぽ」達成!(土休日は18:26着)

プレイバック1982(昭和57年) その2 「飯田線」

「旧形国電」の宝庫だった飯田線。なかでも「流電」クモハ52(モハ52)が人気だった。昭和53年には湘南電車こと80系電車が走り出し、昭和57年から製造、翌58年運転開始の119系電車により、これら「旧形国電」は淘汰。写真のクモハ52004は新製時の姿にて、JR東海「リニア・鉄道館」で展示されている。


飯田線で活躍していた頃の「流電」クモハ52004。(昭和52年、当時の豊橋機関区にて)

文・写真:相澤秀仁&京子
※掲載されているデータは平成24年2月7日現在のものです。

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