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冬こそお出かけ!列車に乗ってのんびりと青春18きっぷでおトク旅

  • 上野駅発着/日帰り|ソースカツ丼の会津若松と蔵の町、喜多方へ
  • 名古屋駅発着/1泊2日|冬なお暖かな南紀をめぐる紀勢本線ぶらり旅
  • 大阪駅発着/日帰り 善通寺を参拝し讃岐うどんも味わうぶらり旅

上野駅発着/日帰り|磐越西線の電車に乗って冬の会津路ぶらり旅|ソースカツ丼の会津若松と蔵の町、喜多方へ|福島県会津若松市、喜多方市

東京から遠いイメージの会津若松や喜多方。しかし、時刻表をめくれば普通列車や快速で楽々日帰りできる近さだったと気づく。この冬こそ、のんびり気分で列車を乗り継ぎ、会津若松や喜多方へぶらり旅をしませんか?


郡山駅に停車中の磐越西線、普通列車。会津若松までの間、磐梯熱海駅を通り、川桁駅~猪苗代駅間では磐梯山の絶景が車窓を飾る。もし気が向けば、いきなり下車してのぶらり散歩も楽しい


会津若松駅前で観光客を出迎えてくれる大きな「赤べこ」さん。元は郷土玩具で、牛がモチーフの「赤べこ」。よく見ればなかなか表情が愛らしい。ここはぜひとも記念写真を。一人旅の方は自分撮りでパチリ


狭くて広い日本ではカツ丼も各地でさまざま。会津若松でカツ丼といえば、ずばり「ソースカツ丼」。東京で一般的な卵とじのカツ丼とは見た目も大きく異なり、食べれば冬を乗り切るパワーがみなぎる感じ


歴史を感じさせる喜多方の蔵の窓。蔵は防火の役割のみならず、窓の造りにしても、屋根の幾何学模様にしても美しく、富の象徴だったことがうかがえる。蔵に引き寄せられ、細部までじっくりと眺めたい


会津若松駅で発車を待つ快速「あいづライナー6号」。快適な485系特急用車両を使用し、「青春18きっぷ」であれば別途料金不要で自由席に乗車できる。会津ぶらり旅の帰路は、ぜひこの列車を選びたい


485系特急用車両を使用する快速「あいづライナー」は座席も楽ちんのクロスシート。もちろんリクライニングでき、一段と快適な旅ができる。「あいづライナー」は特急気分が味わえる“おトク”な列車だ

旅のMEMO

観光の問合せ
会津若松(会津若松市):会津若松駅観光案内所 ●TEL.0242-32-0688
喜多方(喜多方市):喜多方駅観光案内所 ●TEL.0241-24-2633
上野から宇都宮、黒磯、郡山で列車を乗り継いで会津若松へ

 東京から遠そうな感じがする会津地方。しかし、『JR時刻表』をめくれば、意外と近いことを発見する。普通列車や快速列車の利用で、乗り換え時間を含め片道5時間ほどで到着。かつての在来線特急「あいづ」は、「青春18きっぷ」発売開始の頃、上野~会津若松間を4時間弱で結んでいたから、最近の普通列車や快速列車は本当に速くなったものだ。日帰りでも十分に楽しめ、冬の鉄道ぶらり旅におすすめだ。

 上野発の快速「ラビット」は関東平野を快走し、宇都宮で黒磯行き普通列車に接続。以降、列車を乗り継ぎ、郡山からは、いよいよ磐越西線へ向かう。

 さてこの磐越西線、郡山を11時43分に出発した列車は、3つ目の停車駅、磐梯熱海駅に11時59分に到着する。磐梯熱海といえば名湯で名高い磐梯熱海温泉だ。泉質は単純泉や単純硫化水素泉で、駅のすぐそばから足湯(無料)や日帰り入浴のできる温泉宿がある。「美人の湯」として知られる磐梯熱海温泉。もし気が向けば、いきなりのぶらり途中下車を。湯めぐりして温泉を堪能し、お帰りは磐梯熱海駅18時1分発の快速「あいづライナー6号」が本プランで利用する列車だ。

 磐梯熱海の温泉街を車窓に眺め、川桁駅(12時23分発)を出発すると、ほどなく右側にご注目を。天気に恵まれれば、会津のシンボル、磐梯山がその雄姿を見せてくれる。

 温泉や絶景スポットを駆け抜け、磐越西線の電車は会津地方の城下町、会津若松駅に到着する。鶴ヶ城(若松城)、白虎隊、赤べこ(牛の郷土玩具)で知られる会津若松では、ぜひランチに名物の「ソースカツ丼」を食べてみよう!

 会津若松の「ソースカツ丼」は、ホカホカごはんに千切りキャベツを敷き、甘めのソースをからめたトンカツをのせたもの。起源は大正時代ともいわれる当地の「ソースカツ丼」、カツ丼は“勝つ丼”とゲン担ぎにもなり、ここはお腹いっぱい味わって「冬の寒さに勝つ丼」としたいところだ。

 会津地方をめぐる冬の鉄道ぶらり旅。本プランでは食後、蔵の町・喜多方へ行ってプチ散歩を“予定”。ただ、ぶらり旅ゆえ、会津若松でこのままゆる~く時間を過ごし、市内観光をしてみるのも楽しい。また、冬の寒さに勝つには絶対にラーメン!という方は、会津若松をスルーして直接、喜多方へ。喜多方にはあまりにも有名な「喜多方ラーメン」が待っている。

 喜多方直行プランに変更の場合、郡山からの列車が会津若松に到着後、喜多方方面への列車で13時6分発のものがあり、それに乗車すれば喜多方には13時23分に到着。これなら時間もたっぷり、ラーメンも満喫できるだろう。

 行く先々で気ままにプランを変えるのも鉄道ぶらり旅ならでは。午(うま)年の来年、ぶらり旅と“ウマ”が合う『JR時刻表』を旅の“友”にぜひお出かけを。

旅のスケジュール

  駅名 時間 旅のひとことアドバイス
1日目 上野 発 7:57 東北本線、快速「ラビット」(土休日は7:58発)
宇都宮 着 9:27 乗り換え
宇都宮 発 9:34 東北本線、普通列車
黒磯 着 10:25 乗り換え
黒磯 発 10:33 東北本線、普通列車
郡山 着 11:37 乗り換え
郡山 発 11:43 磐越西線、普通列車
会津若松 着 13:00 ランチに名物「ソースカツ丼」を
会津若松 発 14:33 磐越西線、普通列車
喜多方 着 14:49 蔵の町をプチさんぽ
喜多方 発 15:51 磐越西線、普通列車
会津若松 着 16:13 乗り換え
会津若松 発 17:14 磐越西線、快速「あいづライナー6号」(自由席)
郡山 着 18:13 乗り換え
郡山 発 18:21 東北本線、普通列車
黒磯 着 19:23 乗り換え
黒磯 発 19:31 東北本線、普通列車
宇都宮 着 20:21 乗り換え
宇都宮 発 20:24 東北本線、普通列車(土休日は快速「ラビット」20:37発)
上野 着 22:08 旅の終わり

午年生まれの駅|JR北海道・JR東日本 編

 JR北海道では、古くは明治27年(1894)に厚別駅(函館本線)などが開業し、昭和5年(1930)には木古内駅(江差線)や、トラピスト修道院の最寄り駅、渡島当別(おしまとうべつ)駅(同)が開業。
 JR東日本では、明治27年に東京の四ツ谷駅や錦糸町駅、また、千葉駅や市川駅、弘前駅なども開業。新しいところでは平成2年(1990)開業の新幹線駅、ガーラ湯沢、くりこま高原も午年生まれの駅となる。


春ともなればお城の桜が美しい弘前。その玄関、弘前駅も午年生まれの駅の一つ。明治27年12月1日に開業し、来年は120歳となる。現在は4代目駅舎の弘前駅、近代的で観光の基点にもなっている。

文・写真:相澤秀仁&京子
※掲載されているデータは2013年12月2日現在のものです。

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