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黒田官兵衛ゆかりの各地が大きくラッピングされた列車

オススメ観光pick-up

 黒田官兵衛は姫路生まれの武将で、賎ヶ岳合戦(写真は賤ヶ岳古戦場)で活躍し、秀吉の天下統一に尽力。秀吉の播磨制定により城主として治めていた姫路城を譲り、自らは国府山(こうやま)城に移った。国府山城址で、秀吉に夢を託す官兵衛の心に思いを馳せるのもいい。広い範囲に渡るゆかりの地をラッピング列車に乗って訪ねよう。

JR西日本|京阪神・岡山エリア/JR東海道・山陽本線、北陸本線、吉備線、赤穂線「黒田官兵衛」ラッピング列車[網干駅~長浜駅、岡山駅~総社駅、岡山駅~播州赤穂駅]

ラッピング列車で官兵衛ゆかりの地巡りへ

 2014年のNHK大河ドラマは『軍師官兵衛』。京阪神・岡山エリアには黒田官兵衛ゆかりの地が多い。そこで、大河ドラマのメインビジュアルとゆかりの地などをデザインしたラッピング列車を運行。乗る人にワクワク感を与え、見る者の目を楽しませている。ラッピングされているゆかりの地は、木ノ本・長浜エリアの竹生島(ちくぶしま)・賤ヶ岳(しずがたけ)古戦場、姫路エリアの姫路城・播磨国総社、岡山エリアの岡山城・備中高松城址など。

 また、2014年12月21日まで「黒田官兵衛スタンプラリー」も実施中。長浜・木ノ本、姫路、岡山、博多の4コースがあり、駅設置のパンフレットに付いている専用はがきまたは専用アプリをダウンロードしたスマートフォンでスタンプを集め、クイズに答えて応募すると、抽選で「オリジナル懐中時計」などのプレゼントが当たる。

列車DATA

実施日● 京阪神エリア:2014年9月までの予定
岡山エリア:2014年11月までの予定

料金●通常運賃のみで乗車可
詳しくはコチラ

あわせて使いたいおトクなきっぷ&鉄道情報

0系新幹線をイメージした車両が1両でトコトコと走る姿は愛らしい

青色で統一された車内には、0系新幹線で実際に使用された転換シートも設置

ロングシート後方の窓間には小型ショーケースを設置し、四国にちなんだ車両を展示

オススメ観光pick-up

 予土線の車窓からも眺められる清流・四万十川。増水時に川に沈んで流されないように設計された沈下橋の眺めが特徴的。「鉄道ホビートレイン」の起点である窪川にも沈下橋がある。もうひとつの起点・宇和島は、17世紀後半からの歴史を誇る「闘牛」(写真)が名物。また、現存12天守のひとつ「宇和島城」も見応えあり。

JR四国|高知県・愛媛県/予土線|鉄道ホビートレイン[窪川駅~宇和島駅]

0系新幹線をイメージ。車内には鉄道模型も展示

 2014年は予土線の全線開通40周年で、宇和島駅~近永駅間開通100周年の記念の年。その節目にあわせ、0系新幹線を模した「鉄道ホビートレイン」が3月15日にデビューした。青色基調のミュージアムをイメージした車内に、ショーケースを設置し、歴代新幹線や四国にちなんだ鉄道模型を多数展示している。

 鉄道ホビートレインの登場により、「しまんトロッコ」「海洋堂ホビートレイン」とあわせ、予土線には3つの観光列車が勢揃い。そこで、2014年9月30日まで「予土線3兄弟スタンプラリー」を実施中だ。宇和島・窪川・江川崎駅に設置のスタンプラリーブックに、3列車の車内設置のスタンプを押印し、宇和島・窪川駅で提示すると「予土線3兄弟完全乗車証明書」がもらえる。

列車DATA

運行日●毎日
料金●通常運賃のみで乗車可
問合せ●JR四国電話案内センター TEL.0570-00-4592
詳しくはコチラ

あわせて使いたいおトクなきっぷ&鉄道情報

天候により、車内が青く染まる渡橋の瞬間は「大歩危トロッコ号」の醍醐味

ガラスを隔てずに青い吉野川や周囲の景色を体感できる

地元に伝わる様々な妖怪が乗り込む「大歩危妖怪トロッコ号」

オススメ観光pick-up

 道の駅大歩危には「妖怪屋敷」があり、地元に伝わる妖怪約70体を展示。車窓から眺めた大歩危峡を観光遊覧船から眺めるのもいい。秘境・祖谷渓(いやだに)に架かる「祖谷のかずら橋」(写真)もぜひ渡ってみたい。サルナシで作られている橋は3年ごとに架け替えられており、国の重要有形民俗文化財に指定されている。

JR四国|徳島県/土讃線|大歩危トロッコ号/大歩危妖怪トロッコ号[阿波池田駅~大歩危駅]

昼は美しい自然、夜は妖怪と出合えるユニーク列車

 吉野川沿いの雄大な景色のなかを走る土讃線。「大歩危(おおぼけ)トロッコ号」は風を感じながら、その美しい景色を眺められる。特に小歩危(こぼけ)~大歩危間の渓谷美は圧巻。狭い谷を流れる清流は岩肌にぶつかり渦を巻き、橋梁を渡るとき、天候によっては川に反射した光に車内の天井や乗客の顔も青く染まる。線路へと枝をのばす木々の緑の影が車内に映ることもある。誰しも心動かされずにはいられない、感動を呼ぶトロッコだ。

 夕暮れどきに出発するトロッコ列車は、地元に伝わる妖怪たちが乗り込む「大歩危妖怪トロッコ号」へと変身。どんな妖怪に出合えるかは乗ってからのお楽しみ。絶景トロッコに乗り、妖怪たちとの出合いを存分に楽しみたい。
※妖怪の種類は、運行時によって異なります。

列車DATA

運行日● 大歩危トロッコ号:春休み・GW・秋の土・日曜・祝日を中心に運転予定
大歩危妖怪トロッコ号:春休み・GW・秋の土曜・休前日に運転予定

料金●所定の運賃・指定席料金
※「大歩危トロッコ号」「大歩危妖怪トロッコ号」ご利用の際は、別途座席指定券をお買い求めください。
問合せ●JR四国電話案内センター TEL.0570-00-4592
詳しくはコチラ 大歩危トロッコ号

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印象的な山容の由布岳をバックに走る「ゆふいんの森」

自由に利用できる「パブリックサロンスペース」では、カウンターチェアに腰掛けて車窓を楽しめる(「ゆふいんの森」3・4号)に設置)

「ゆふいんの森」のクラシカルな雰囲気が漂う車内

オススメ観光pick-up

 由布院駅構内にはアートホールがあり、駅に降り立つとすぐにアート気分に浸れる。さらに、温泉街でアートめぐりをたっぷり楽しもう。温泉が湧き出る金鱗湖(写真)の情景も由布院名物のひとつ。朝は温泉街から車で10分ほどの狭霧台まで行きたい。季節により由布院の街が朝霧に包まれる幻想的な光景を楽しめる。

JR九州|福岡県・佐賀県・大分県/鹿児島本線・久大本線|特急「ゆふいんの森」[博多駅~別府駅]

今年デビュー25周年。リゾート列車のフロンティア

 特急「ゆふいんの森」は、JR九州の観光列車の先駆け。今年デビューから25周年を迎える。

 木をふんだんに使用したデッキやアンティーク調のソファなど、洗練されたインテリアが旅気分を盛り上げる。耳納(みのう)連山や慈恩の滝など、絶好のビュースポットでは、客室乗務員が観光案内を実施。ビュッフェでは弁当や由布院の名スイーツなどが販売され、地元で有名なチーズをつまみに大分県産ワインを味わうこともできる。パブリックサロンスペースには、車窓に面して細長いカウンターが設置され、流れゆく景色を眺めながら飲食を楽しめる。九州の自然と瀟洒(しょうしゃ)なリゾート列車が織りなす贅沢なひとときに浸れる。

列車DATA

運行日●毎日
料金●所定の運賃・特急料金・指定席料金
問合せ●JR九州案内センター TEL.050-3786-1717
詳しくはコチラ

あわせて使いたいおトクなきっぷ&鉄道情報

真っ黒なボディに金のエンブレムが印象的な特急「はやとの風」

展望スペースには自由に書き込めるノート「はやと文庫」が設置されている

ゆったり座れる贅沢な独立型シート。3~4名でグループで利用できるボックスシートもある

オススメ観光pick-up

 特急「はやとの風」からも美しく望めた桜島を、ただ見るだけでなくガイドツアーなど体験プログラムに参加し、じっくり楽しもう。「かごしまベイクルーズ」の錦江湾クルージング船に乗り、海上から桜島を眺めるのもいい。桜島を愛でながら温泉に浸かれる城山観光ホテル(写真)などに宿泊したい。

JR九州|鹿児島県/肥薩線・日豊本線|特急「はやとの風」[吉松駅~鹿児島中央駅]

黒のボディに金のエンブレム。展望スペースからは桜島が

 今年10周年を迎える観光列車。特急「ゆふいんの森」とともに、「新幹線で行こう。9つの物語に乗ろう。」キャンペーンのひとつに組み込まれている。同キャンペーンは新幹線で九州を訪れ、沿線地域がもつ文化や特色、素材からなるストーリーをのせて走る9つの特急列車に乗って九州旅行を楽しもう、というもの。

 真っ黒のボディに金のエンブレムが光る「はやとの風」は、勇猛果敢な鹿児島の武士“薩摩隼人(はやと)”の漆黒の鎧のイメージ。薩摩の色濃い自然の中を走る姿は、まさに薩摩隼人そのもの。明るい色合いの木をふんだんに使用した車内は居心地がよく、隼人~鹿児島間では迫力と美しさを兼ね備えた桜島が車窓を彩る。力強く、爽やかで、優しい薩摩隼人との出合いの物語を楽しもう。

列車DATA

運行日●毎日
料金●所定の運賃・特急料金・指定席料金
問合せ●JR九州案内センター TEL.050-3786-1717
詳しくはコチラ

あわせて使いたいおトクなきっぷ&鉄道情報

文=大友康子
写真協力=JR北海道、JR東日本、JR西日本、JR四国、JR九州、鹿児島市、交通新聞サービス
※掲載されているデータは2014年5月現在のものです。

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