2024.03.08
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渥美半島で春を先取り!温泉&海鮮、そして菜の花を満喫!モバイル乗車券で便利に旅しよう
豊橋と鳥羽をお得に移動できる「豊橋・鳥羽割引きっぷ」にモバイル乗車券が新登場!名古屋鉄道のMaaSアプリ「CentX」での発売が2024年2月1日から始まりました。愛知県・豊橋市から電車・路線バス・フェリーを乗り継いで、渥美半島を横断して海を渡り、三重県・鳥羽市までチケットレスで旅行が出来るおトクなきっぷ。今回の「CentX」での発売について、名古屋鉄道・豊橋鉄道の担当者の方にお話しを伺いました。そして、春めく渥美半島を巡る旅、田原市の魅力を体験することの出来るモデルコースをご紹介します!
豊橋~鳥羽のお得なきっぷがモバイル乗車券として購入可能に!
「豊橋・鳥羽割引きっぷ」は、豊橋から電車・バス・フェリーを乗り継いで、鳥羽まで行くことのできるおトクなきっぷです。料金は大人2,900円(小児1,450円)で、通常のきっぷと比べて540円もおトクに移動が可能です。ちなみに名古屋周りと比べると2~3割ほど安くなり、さらに魅力的!
このきっぷでは、豊橋~伊良湖岬の間で、豊橋鉄道渥美線と豊鉄バス伊良湖本線を乗り継ぐか、豊鉄バス伊良湖本線のみを利用するの2つのルートが選択できます。「CentX」からのきっぷ購入で、当日に窓口で並ぶ必要や改札時にきっぷを取り出すこともなく、手持ちのスマートフォンからアプリ画面を見せるだけで乗車が出来ます。さらに、鉄道・路線バス・フェリーといった公共交通のみを利用するので、地球に優しくエコな旅であることも見逃せないポイントです。
名古屋鉄道のMaaSアプリ「CentX」とは?
豊橋・鳥羽割引きっぷのデジタル乗車券の購入は、名古屋鉄道のMaaSアプリ「CentX」から可能です。ところで、最近よく聞くMaaSアプリってどんな機能があるの?そもそも「CentX」って何だろう?ということを名古屋鉄道の担当者の方から教えてもらいました!
MaaSとは、Mobility as a Serviceの略称で、個々の移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせ、検索・予約・決済等を一括で実施するサービスです。
「CentXは、エリア版MaaSアプリとして、愛知県・岐阜県を中心としたエリアで、おでかけに役立つサービスを提供することで、公共交通の利用促進と地域の活性化の実現を目指しています」と教えてくれたのは、名古屋鉄道 地域活性化推進本部 地域連携部の内藤さん。
「この地域では、移動時の公共交通の利用シェアが他の都市圏と比べて低く、利用の促進が長らく課題となっていました。名鉄グループでは、CentXを地域に住む方々の移動を支えるプラットフォームとして、自社グループだけでなく自治体や企業の皆さまと連携して、地域に貢献出来るように育てていきたいと考えています」
例えば、CentX「マイ駅・マイバス停」機能では、名古屋鉄道と名鉄バス(都市間高速バス専用バス停をのぞく)の他に、鉄道では名古屋市営地下鉄とJR東海(一部の県を除く)、豊橋鉄道の各駅、バス停は名古屋市営バス、豊鉄バス、岐阜バス、東鉄バス、豊鉄バス、知多バスの各社が登録可能。単に自社の路線の情報だけでなく、地域にある公共交通の情報を網羅しています。
「アプリを開いてすぐに、登録した駅・バス停の直近の列車・バスの情報や運行情報を見ることが出来ます。また、乗換案内機能やルート検索も愛知県・岐阜県・三重県・長野県のエリアが利用可能で、有料版のアプリと比較しても、充実した機能をご用意しています」
- ※JR東海各駅のマイ駅登録については、2024年3月13日からサービス開始の予定です。
CentXでよりスマートに移動が出来るように、移動サービスを提供する事業者や自治体との調整を担っている内藤さん。
「おでかけに役立つおトクなチケットやクーポンもアプリ上で配信していますので、東海地方を訪れる際は、ぜひアプリを使っていただきたいです」と、CentXの魅力を語ってくれました。
今後ますます機能が充実し、便利になるCentX。ぜひアプリをダウンロードして、普段のおでかけがもっと楽しくなる体験を!
渥美半島をつなぐ路線・渥美線の魅力って?
豊橋市と田原市を結ぶ渥美線は、名鉄グループに属する豊橋鉄道の路線。渥美半島に沿って伸びる路線の長さは、豊橋駅に隣接する新豊橋駅から城下町として発展した田原市の市街地に位置する三河田原駅までの約18kmです。地域の公共交通を支えてきた豊橋鉄道の新たな取り組みとして、紙のきっぷで人気がある豊橋・鳥羽割引きっぷが「CentX」で発売されました。発売の経緯と渥美線の魅力についてお聞きしました。
「当社ではおトクなきっぷのデジタル化に力を入れ始めて約3年。ようやく【豊橋・鳥羽割引きっぷ】をデジタル乗車券として発売することが出来ました」そう話すのは、豊橋鉄道 総合企画部の春田さん。
「今回、伊勢湾フェリーさまのご尽力により、全国的にも数少ない鉄道・バスとフェリー、複数のモードを跨いだきっぷのモバイル化に実現することができました。これを機に多くの方に渥美半島・鳥羽へのおでかけにご利用いただきたいです。名古屋周りの陸路よりも海を渡ることで豊橋と鳥羽の間を最短ルートでおトクに移動が出来るのが最大の魅力です!」と、CentXでの発売に携わった熱い想いを語ります。
「鉄道・バス・フェリーと3つのモードを乗り継げるのがこのきっぷを利用した旅の醍醐味です」と、きっぷの魅力を分析。今後は利用を増やすべくPRに力を入れていきたいそうです。
鉄道旅行の楽しみのひとつは、車窓から眺める景色。 「渥美線の魅力は沿線の景色の移り変わりです!」と教えてくれた鉄道部 運輸営業課の八木さん。渥美線での運転士経験もあり、まさに渥美線を知り尽くした達人です。
「最初は市街地を走り、しばらくすると高師緑地を貫く松並木が両側に広がります。徐々に農地が増えてのどかな雰囲気が出てくると、線路沿いに水田が広がりローカル線の趣に」乗務していた経験を基に、ビューポイントを次々に教えてくれました。「三河湾と風力発電用の風車が見え、田原市のシンボル蔵王山の展望台が近づくと、終点の三河田原駅です」絶景が広がるというわけでないものの、車窓から風景の変化が楽しめる渥美線をぜひ旅して!と説明に自然と熱が入ります。
ところで、豊橋鉄道は2024年3月に創立100周年を迎えます。様々なイベントを企画しているそうなので、ぜひ公式ホームページをチェックしてみてください。
豊橋・鳥羽割引きっぷで経由する渥美半島・田原市ってどんなところ?
渥美半島のほぼ全域を占める田原市は、海に囲まれた自然豊かな地域。恵まれた自然を活かした農業が盛んで、特にキャベツと花の生産量が多いことで知られています。そんな、田原市のシンボルである花のうち、春の訪れを告げる菜の花は、休耕地を利用した菜の花栽培によって、市内の各地で見かけることが出来ます。街が黄色い菜の花に包まれる景色は幻想的で、時期によっては河津桜のピンクと美しいコントラストを見ることも出来ます!
田原市の太平洋に面した海岸には長い砂浜があり、国内有数のサーフスポットとして、多くのサーファーが全国から訪れます。市内にはサーフィンを体験できる教室があり、道の駅にもサーフショップが入っていたりとサーフィン文化が根付いています。田原の街からはビーチが近く、なんと朝の出勤前にサーフィンをしてから仕事に向かうツワモノもいるそうです。
「田原市は、ほどよく田舎!三河湾と伊勢湾、太平洋に挟まれて海もあり、自然も豊かで気候も温暖。四季を通じて色々な体験が出来ます!」と話すのは田原市 商工観光部 観光課の鶴田さん。おすすめの田原の観光スポットを聞くと「2022年に渥美半島の先端、伊良湖岬で誕生した伊良湖温泉がおすすめです!温泉で癒され、渥美半島の絶景&グルメを味わってリフレッシュが出来ます」とのこと。ちなみに、伊良湖温泉には田原市内の宿泊施設で入ることが出来ます。
「アクティブ派の方には、地元の人と交流しながら、まるで暮らしているかのように自然体験や農業体験が出来る体験プログラム【たはら巡り~な】がおすすめです」と田原ならではのゆったりとした旅の楽しみ方を教えてくた鶴田さん。ぜひ、何度でも渥美半島を巡り、その魅力にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。
温泉&海鮮、そして菜の花を満喫!春の渥美半島モデルコース
それでは、渥美半島を巡る旅に出発しましょう。ここでは1泊2日の行程で渥美半島を巡り、鳥羽へ渡るモデルコースをご紹介します。くれぐれも出発前に「CentX」アプリをダウンロードするのをお忘れなく!
- ※きっぷの購入前に、伊勢湾フェリーの運行状況を必ずご確認ください。
<1日目>田原の伝統文化と歴史に触れ、伊良湖温泉を堪能!
- モデルコース1日目
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10:30発
新豊橋駅 豊橋鉄道渥美線 乗車
- 豊橋駅から約5分で乗り換え
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11:05着
三河田原駅 豊橋鉄道渥美線 下車
- 渥美線の終点。ここからは徒歩で散策
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WASHAGANCHI田原店
- お店は駅の目の前!ここで昼食タイム
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田原まつり会館
- 田原の伝統文化、凧づくり体験も出来ます!
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田原城跡・田原市博物館
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城宝寺
- 霊牌堂にある天井画は一見の価値あり!
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冨貴屋
- 創業111年を超える田原市の老舗和洋菓子店!
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16:00発
田原駅前【②番のりば】 豊鉄バス伊良湖本線 乗車
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16:57着
豊鉄バス伊良湖本線 伊良湖シーパーク前
- 宿泊先によって下車するバス停を決めておきましょう!
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16:59着
豊鉄バス伊良湖本線 伊良湖岬
- バスは伊良湖岬が終点です
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伊良湖のホテルに宿泊
- 日本一新しい温泉かもしれない伊良湖温泉を堪能!
なにかとロケ地になっている豊橋から旅はスタート!
旅の始まりは、愛知県の西部・三河に位置する豊橋市から。豊橋といえば、近年なにかと映画やドラマのロケ地になっていますので、実際に訪れたことはなくても、気が付かないうちに映像で見たことがある…という人は多いかも。街の玄関口である豊橋駅には東海道新幹線の〔ひかり〕(一部)と〔こだま〕が停車するほか、名古屋方面からJR線・名鉄線でアクセスが可能。豊橋鉄道の新豊橋駅は、駅ビルを出て連絡通路を歩き約5分の距離です。
CentXで「豊橋・鳥羽割引きっぷ」のモバイルチケットを購入すれば、駅の窓口で購入しなくても乗車が出来るので、とっても便利!改札口で駅係員にアプリの画面を見せて入場です。
ホームに入線している列車に乗り込みますが、その前に列車に注目。実は渥美線ではすべての車両が、沿線の渥美半島に咲く花をモチーフにしたカラフルトレイン。全部で10種類あるカラフルトレインのうち、どの列車に乗れるかは旅行当日のお楽しみ。途中駅ですれ違う他のカラフルトレインにも注目です!
列車は新豊橋駅を出発すると、豊橋の市街地を抜けて渥美半島・田原市へ。窓から見える景色は、街中の住宅地から徐々にビニールハウスなどが点在する農地へと景色が移り変わっていきます。線路沿いには早くも菜の花を発見!これからの旅に期待感が高まります!
渥美線の途中駅は多くが無人駅なので、列車が駅に停車すると運転士と車掌が連携して、乗客に対応する姿が目に留まります。沿線には大学や高校があり、学生で車内が混雑する時間帯も。通勤・通学の足として地域の移動を支える公共交通の役割が心象的に感じる渥美線の旅です。
渥美半島のちょうど真ん中、三河田原駅から歴史を感じる散策へ
渥美線に揺られて新豊橋から35分ほどで、渥美線の終点三河田原駅に到着。駅に隣接したバス停には豊鉄バスが発着し、鉄道とバスを乗り換えることが出来る渥美半島の交通結節点です。現在の駅舎は4代目、上空から見ると扇形で、モダンな外観が特徴的。駅舎の設計は建築家の安藤忠雄によるもので、中部の駅100選にも選ばれています。
田原駅に着いたら少し早いですが昼食タイム!田原駅の目の前にある「パスタとワッフルWASHAGANCHI田原店」は、信号交差点を渡って徒歩1分。大きなガラス窓で開放的な作りのお店です。この時期は、菜の花まつりの期間限定の「菜の花と貝づくしのアーリオ・オーリオ」が特におすすめ!田原名産の菜の花と貝、さらに田原で採れた新鮮なミニトマトも添えた、この時期限定のパスタを味わいましょう。
昼食を終えたら、田原の歴史を感じるスポットを巡りに散策開始!
まずは、三河田原駅から徒歩5分の「田原まつり会館」へ向かいます。建物の外観は白壁造りの蔵をイメージしていて、遠くからでも目を引く存在。ここでは田原の主なお祭りについて解説した大型スクリーンや展示パネルなどを見ることが出来ます。また、田原祭りで練り歩く山車の実物が展示されていて、城下町として栄えた田原ならではの華やかなまつり文化に驚き!「凧まつりコーナー」では田原の凧文化に関する展示があるほかに、事前予約制で凧作り体験教室も開かれています。
続いては、田原城跡と田原市博物館を訪れましょう。
田原城は規模の小さなお城ですが石垣や周囲の堀などが残り、渥美半島を代表する史跡です。整備された城址を散策すると、残された遺構から周りを海に囲まれた堅固なお城であった名残が見つかります。
城址を奥に進むと現れる二ノ丸跡に建つ田原市博物館では、幕末に活躍した渡辺崋山や田原藩に関する作品や資料を見ることが出来ます。博物館の見学には観覧料が必要で、大人310円(※企画展の際は別途料金)です。
続いての立ち寄りスポットは、渡辺崋山の菩提寺として名高い城宝寺。
昭和の雰囲気が残る寺下通りを三河田原駅の近くまで進むと城宝寺の山門が見えてきます。本堂奥にある崋山霊牌堂の天井画が有名で、天井に描かれた色鮮やかな花の絵は一見の価値あり!なお、拝観の際は本堂奥の部屋の入り口にあるお賽銭箱へ、200円の拝観料金を入れましょう。
ちなみに、城宝寺には6世紀半ばに作られた「穴倉」と呼ばれる古墳が境内にあり、石室の広さは渥美半島最大級。由来の案内板と「穴倉」の入口を見学することが出来ます。
田原の歴史を感じる散策を終えたら、三河田原駅の駅前通りにある老舗の和洋菓子店「冨貴屋」で一休み。創業111年を迎えるこちらのお店では、地元・渥美半島の食材をふんだんに使用したスイーツを味わいましょう。
特におすすめは菜の花の季節限定の「菜の花といちごのロールケーキ」。スポンジ部分やクリームの甘さが控えめで、くちどけがとっても滑らか。もちろん地元でとれたイチゴの味も格別です!冨貴屋では喫茶営業は行っていませんが、買ったスイーツをそのまま店内で食べることが出来るのも嬉しいポイントです。
冨貴屋
住所 | 愛知県田原市田原町築出57−13 |
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問い合わせ先 | 0531-22-0248 |
時間 | 9時~19時 |
定休日 | 月曜日 |
交通アクセス | 三河田原駅から徒歩7分 |
URL | http://www.tees.ne.jp/~fuukiya/ |
ローカル路線バスに乗って伊良湖岬へ!
田原市内を散策した後は、豊鉄バス伊良湖本線に乗り、伊良湖岬を目指します。車窓にはキャベツ畑やビニールハウスなどの農地が広がり、農業が盛んな渥美半島の風景を感じることが出来ます。道路沿いにも菜の花が咲いているのはもちろん、季節によっては保美営業所の手前付近で、免々田川(めめだがわ)の河津桜も車窓から一瞬見ることが出来ます!川沿いの約3kmに渡って、約300本の河津桜が咲いているお花見スポット。見ごろの時期には「免々田川 菜の花・桜まつり」も開催されます。
終点の伊良湖岬バス停までは約1時間。宿泊先の最寄りバス停で下車しましょう。なお、豊橋・鳥羽割引きっぷでは、下車が可能なバス停に限りがあります。また、終点の伊良湖岬から宿泊先へ送迎バスが出ているお宿もあるので、宿泊予約の際にあらかじめ確認を!
「美肌の湯」伊良湖温泉で旅の疲れを癒しましょう!
田原での宿泊先は伊良湖温泉を堪能できるお宿がおすすめ!伊良湖温泉に浸かって、1日の旅の疲れを癒しましょう。伊良湖温泉は湯冷めしにくい泉質で、冷え性に効いて弱アルカリ性なのでお肌もつるつるになる「美肌の湯」と、女性にはとっても嬉しい温泉。岬に位置する温泉からは、三方が海に囲まれた解放感溢れる景色と、日没時の夕日から夜空へと移ろう美しいグラデーションを眺めながら湯を楽しみましょう。
<2日目>春の渥美半島一大イベント「菜の花まつり」で菜の花に包まれ、新鮮な海の幸を味わい、潮騒を感じる船旅へ
- モデルコース2日目
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9:00発
宿泊先のホテルを出発
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9:20着
伊良湖クリスタルポルト
- 菜の花シャトルバスや伊勢湾フェリーもここから出発
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9:40発
伊良湖クリスタルポルト 菜の花シャトルに乗車 ※運行は土休日のみなので要注意!
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9:55着
伊良湖菜の花ガーデン
- 渥美半島菜の花まつりを満喫!
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11:10発
伊良湖菜の花ガーデン 菜の花シャトルに乗車 ※運行は土休日のみなので要注意!
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11:25着
伊良湖クリスタルポルト
- ここから徒歩で移動
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いちば食堂(セリ見学&昼食)
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伊良湖岬灯台
- 恋人の聖地に選ばれた灯台です!
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恋路ヶ浜
- 恋人の聖地に選ばれた砂浜です!
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14:30着
伊良湖クリスタルポルト
- お買い物&休憩タイム
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15:20発
伊良湖フェリー乗り場 伊勢湾フェリー第7便 乗船
-
16:20着
鳥羽フェリー乗り場 下船
- 豊橋・鳥羽割引きっぷはここまで
菜の花まつり会場へ 満開の菜の花と河津桜のコントラストが絶景!
旅の2日目は、宿泊先のホテルをチェックアウトして、まずは道の駅 伊良湖クリスタルポルトへ。フェリー乗り場の他に「菜の花まつり」会場へのシャトルバスもここから出発します。菜の花シャトルバスは2月・3月の土休日のみ運転で、運賃無料です。便によっては混雑することもあるので、出発時刻よりも早めに乗り場に向かいましょう。
シャトルバスに乗り込んだら、約15分ほどで今回の旅のハイライトの1つ、渥美半島 菜の花まつりのメイン会場「伊良湖菜の花ガーデン」に到着です。メルヘンチックな雰囲気のゲートをくぐるとヤシの木が見え、南国のムードが漂います。会場内には菜の花を加工したお土産品や新鮮なイチゴを使ったスイーツのお店もあり、食べ歩きグルメも充実。土休日を中心にイベントも開催されているので、お出かけ前に情報をチェックしてみましょう。
今年からは会場を一望できる「のっちの山」が登場しました!造成された丘の上に展望台があり、会場に広がる菜の花と太平洋を見渡すことの出来るスポットです。ここから撮影する写真は絶景になること間違いなし!ぜひ登ってみてはいかがでしょうか。
渥美半島 菜の花まつり 伊良湖菜の花ガーデン
住所 | 愛知県田原市堀切町浜藪 |
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問い合わせ先 | 0531-23-3516 |
時間 | 9:00〜17:00 |
値段 | 菜の花ガーデン入場料については、ホームページをご確認ください。 |
URL | https://www.taharakankou.gr.jp/nanohana/ |
実際のせりに興奮!新鮮な海鮮に舌鼓&恋人の聖地を巡って運勢アップ!?
菜の花を満喫したら再びシャトルバスに乗り、伊良湖岬へ戻りましょう。バスを降りたら、歩いて約10分の「伊良湖港お魚いちば」へ。ここでは実際の「せり」の様子が見学可能!「せり人」の威勢のいい声や手振りによって、次々と魚の値段が流れるように決まっていきます。せりの見学を終えたら、お昼ご飯はお隣の「いちば食堂」で。店内には漁船旗が飾られていて、港町の情緒がたっぷりです。新鮮な地魚を使った海鮮丼や定食に舌鼓を打ちましょう。
昼食後は、恋人の聖地にも認定されている伊良湖岬灯台を目指して、岬の先端にある遊歩道を歩きましょう。伊良湖水道を行き交う船を眺めながら潮風を感じる散策が楽しめます。岬の先端からは三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった三重県の神島を見ることが出来ます。
伊良湖岬灯台が立つ岬の先端部には、背後の斜面の階段を少し登ると絶好の撮影スポットが現れます。足元に注意して、映える灯台の写真を撮影しましょう!
遊歩道を先へ進むと太平洋に面した「恋路ヶ浜」に到着です。「恋」と付くロマンチックな名前の砂浜は、伊良湖岬灯台から日出(ひい)の石門までの約1km、太平洋の荒波によって湾曲した白く美しい砂浜が見どころです。こちらも伊良湖岬灯台とともに、プロポーズにぴったりな場所として「恋人の聖地」に認定されています。
伊良湖岬を堪能したら、伊良湖岬クリスタルポルトへ。ここでは渥美半島の特産品やお土産品を買うことが出来ます。今回は徒歩で移動をしましたが、施設内ではレンタサイクルの貸出も行っています。貸出用の自転車の中には電動アシストタイプもあるので、ちょっと足を伸ばしたい時に快適なサイクリングが楽しめます。なお、伊良湖灯台に向かう伊良湖岬遊歩道は、安全のため自転車の走行が禁止されていますのでご注意を。
ふと、店内を見渡すとなぜか空のポリタンクがたくさん売られていました。実は伊良湖温泉には温泉の自販機があり、本物の温泉をポリタンクに入れて持ち帰ることが出来るんです!温泉自販機はクリスタルポルトから徒歩7分の距離。いちば食堂からの帰りにも立ち寄れる場所にあります。全国でも珍しい温泉スタンドを一目見てはいかがでしょうか?
日本一新しいかもしれない温泉=伊良湖温泉について、もっと詳しく知りたい!という方は、公式ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。
渥美半島を離れ、旅もクライマックス!伊勢湾フェリーに乗って鳥羽へ!
いよいよ、この旅のクライマックス。伊勢湾フェリーに乗って鳥羽を目指します。伊勢湾フェリーは伊良湖港と鳥羽港を60分で結ぶ航路で、愛称は「しおさい海道」。国道42号線の一部に指定されていて、海に浮かぶ島々を眺めながらゆったりと快適なクルージングが楽しめます。甲板のデッキから広がる解放感あふれる眺めは船旅の醍醐味。運が良ければイルカに出会えるかも!?
それでは、伊良湖クリスタルポルトの2階にある伊勢湾フェリーの発券窓口で、CentXの画面を提示して乗り場に向かいましょう。出港時間が近づくと、係員の方の案内に従っていよいよフェリーに乗船です。
やっぱり船上から見る海は、日常から解放されるような開放感をもたらしてくれます。伊良湖岬が徐々に小さくなっていく…片道60分の航路でも、船旅ならではの旅情がたっぷりです!
船内には売店もあり、オリジナルグッズや軽食のほかに神社仏閣で授与される御朱印の船バージョンである御船印も販売。売店で買った軽食を船尾の甲板に持ち込んで、海を眺めながら一息つきましょう。なお、早朝・夜間帯の便を利用する際は、売店の営業状況に注意してください。
旅の終点!三重県・鳥羽についに到着!
ゆったりと船旅を満喫していると、意外とあっという間に鳥羽に到着。接岸作業が終わると下船となり、歩廊橋を渡って鳥羽フェリーターミナルへ。豊橋・鳥羽割引きっぷを使った1泊2日の旅はここで終了です。この後は、近鉄を利用して帰宅するもよし、鳥羽で泊ってさらに旅行を続けてもよしと旅の行程はあなた次第です。
ちなみにこのきっぷは鳥羽発豊橋行きの逆ルートのきっぷも発売中。関西方面から伊良湖に向かうにもおトクに利用が可能です。渥美半島での体験を求めて、旅に出てみてはいかがでしょうか。
鉄道・バス・フェリー、3つの交通モードを乗り継ぐ旅!
今回は菜の花シーズンでの渥美半島の見どころをモデルコースとしてご紹介しました。早春以外の季節でも様々な魅力を体験できる渥美半島へ、このプランを参考にして訪れてみてください。時間に縛られない自由気ままなドライブ旅行もよいですが、鉄道・バス・フェリーと3つの交通モードを乗り継ぐことが何と言ってもこの旅の醍醐味です。次の旅行は渥美半島・伊良湖の旅へCentXのデジタル乗車券で!
- ※掲載されているデータは2024年2月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
- ※写真提供/取材協力:田原市 観光課・渥美半島観光ビューロー・名古屋鉄道・豊橋鉄道・伊勢湾フェリー