2026.10.02鉄道JR九州 「海幸山幸」リニューアル グリーン席を新設 など 【今週の交通新聞より】

2026年9月28日~10月2日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!
交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。
【今週注目のニュースはこちら】
・JR北海道 快速「エアポート」に新型739系3000番代を導入 来年春から営業運転開始
・JR東日本栃木事業本部 宇都宮線宇都宮ー黒磯間140周年記念で多彩なイベント
・JR東日本クロスステーション 「Suicaのペンギンと旅するマルチWAYバッグ」発売
・JR東海 報道機関向けに超電導リニア体験乗車会
・JR九州 「海幸山幸」リニューアル グリーン席を新設
注目のニュースを動画でも!!
9月28日 月曜日
JR北海道 快速「エアポート」に新型739系3000番代を導入 来年春から営業運転開始
安心・安全な移動空間提供
JR北海道は18日、快速「エアポート」に使用している721系電車の置き換え用として、新型通勤形交流電車739系3000番代(6両編成)を導入すると発表した。車いすスペースを増やし、車内に案内表示器や防犯カメラを搭載するなど、利用者に安心・安全な移動空間を提供。来年春に1編成目が営業運転を開始する予定で、全6編成36両の導入を計画する。運転区間は快速「エアポート」区間(函館線・千歳線小樽―札幌―新千歳空港間)、函館線小樽―岩見沢間など。
新型の739系は、アルミダブルスキン製(先頭部鋼鉄製)で、置き換え対象の721系(軽量ステンレス製)より軽量化を実現。設計最高速度は時速130㌔。現在「エアポート」の主力となっている733系と同様の高運転台で、外観は空港アクセス車両を意識し、前面に航空機主翼(ウイングレット)をイメージしたアクセントを配置した。
車内は輸送力増強のため、レイアウトを変更。733系と同様に普通車は721系にある寒冷対策用のデッキをなくし、定員を793人(721系527人)と大幅に増加。座席は721系の転換クロスシート(uシート4号車のみ回転式クロスシート)に対し、739系はロングシート(同)だが、座席数も721系より8席増え、287席となる。
車いすスペースは、床面を他と異なる色にして明確化し、2カ所から6カ所に増やすとともに、介助者用の折り畳み式簡易腰掛を設ける。各車両に防犯カメラや案内表示器などを設置し、照明類をLED化する。uシートは座席構造を見直し、足元のスペースを拡大する。
日立製作所が製造。学園都市線(札沼線)や千歳線、室蘭線苫小牧―沼ノ端間でも運転する予定。
9月29日 火曜日
JR東日本栃木事業本部 宇都宮線宇都宮ー黒磯間140周年記念で多彩なイベント
JR東日本栃木事業本部は、宇都宮線(東北線)宇都宮―黒磯間の開業140周年を記念し、10月から来年1月にかけてラッピング列車の運転やスタンプラリー、各駅イベント開催、JR貨物黒磯機関区との連携企画など多彩な催しを展開する。「とちぎと歩んだ140年。感謝を込めて次の未来へ!」をテーマに、沿線住民や利用者への感謝を伝える。
宇都宮―黒磯間は、1886年10月に宇都宮―那須(現・西那須野)間、同12月に那須―黒磯間が開業した。沿線には那須エリアの玄関口となる那須塩原駅や黒磯駅、県北地域の交通拠点である西那須野駅、矢板駅があり、通勤通学利用に加え、観光など幅広い需要を支えている。
140周年を記念して制作したロゴマークは社員公募により決定。現在のE131系と、かつて活躍した115系のカラーリングをモチーフに、路線の歴史と未来を表現した。
10月1日から来年1月31日まで、E131系4編成に記念ロゴを掲出したラッピング列車を運転。宇都宮線小山―黒磯間のほか、日光線宇都宮―日光間でも運行し、周年ムードを高める。
デジタル駅スタンプアプリ「エキタグ」を活用したスタンプラリーは、宇都宮、矢板、西那須野、黒磯の4駅と沿線観光施設など全8カ所を巡る。全てのスタンプを集めると、1886年から97年まで存在した長久保駅の駅名標がモチーフの限定デザインスタンプがもらえる。
駅で記念催事
各駅では地域と連携した記念イベントを開催。西那須野駅では10月11日に謎解きラリーや子ども駅長制服体験など、矢板駅は11月13~15日に特別な「駅からハイキング」を開催する。
黒磯駅では12月12日にミニ新幹線乗車体験、鉄道古物や記念ロゴ入り鉄道グッズの販売、貴賓室の特別公開などを実施。さらに、同じく140周年を迎えるJR貨物黒磯機関区と連携し、「貨物機関車プレミアム乗車体験&撮影会」(有料)も用意した。
記念駅弁として、宇都宮駅の老舗駅弁店・松廼家と共同で「宇都宮線140周年記念 那須野ケ原牛めし弁当」を開発。10月11日の西那須野駅を手始めに、11月14日に矢板駅、12月12日に黒磯駅で販売する。このほか、沿線の洋菓子店「ねむの樹」(那須塩原市)、渡邉酒造(大田原市)、富川酒造(矢板市)などと連携した限定商品も取りそろえる。
9月30日 水曜日
JR東日本クロスステーション 「Suicaのペンギンと旅するマルチWAYバッグ」発売
ⒸChiharu Sakazaki/JR東日本/DENTSU
JR東日本クロスステーション(JR―Cross)デベロップメントカンパニーは、人気旅メディア「ことりっぷ」、横浜元町のバッグブランド「キタムラ」とコラボレーションした「Suicaのペンギンと旅するマルチWAYバッグ」を、通販ウェブサイト「JRE MALL」内の「グランスタモール」で11月に発売する。
コンセプトは「Suicaのペンギンと一緒に旅するバッグ」。本体バッグ、ポーチ、Suicaのペンギンパスケースの3点セットで、色はサンドベージュ・ピンクとダークブルー・アイスブルーの2種類。
本体バッグは幅30㌢×高さ25㌢×奥行き8㌢で、ペットボトルなども収まる容量を確保しつつ、旅先で持ち歩きやすいサイズに仕上げた。ベルトを付け替えると 、本体バッグとポーチはいずれもショルダー、ハンドの2通りで使用できる。
前面の大きな外ポケットにパスケースを入れれば、Suicaのペンギンの顔をのぞかせることも可能。内側にはファスナー付きポケットとオープンポケットを備え、ポーチにもポケットを設けた。軽く丈夫なナイロン素材を採用し、パスケース裏面はチケットホルダーとしても使える。
3万5000円。初回生産数は2色合計で500点。発売日が決まり次第、特設ページなどで発表する。
10月1日 木曜日
JR東海 報道機関向けに超電導リニア体験乗車会
JR東海は9月29日、山梨県都留市など4市にまたがる山梨リニア線で、超電導リニアの新しいL0系改良型試験車「M10」の報道関係者向け体験乗車会を開いた。従来試験車の「M9」に乗車した経験がある本紙記者も参加した。
M10は5両編成の4号車で、品川方から2両目の中間車。昨年7月から、最高時速500㌔の本格的な走行試験を続けている。
外観は、塗装乾燥時のエネルギーを削減するために、無塗装化したシルバーの車体が印象的で、側面上部にはゴールドのラインがあしらわれている。サメ肌を模した微細な溝構造の「リブレットフィルム」を屋根部や側面の一部に適用し、空気抵抗を抑えている。
車内に乗り込むと、壁や天井が白い客室空間に淡い茶色ベースの座席が片側2列で並ぶ。座り心地は、従来車両に比べてクッション性が高く、快適さが増しているように感じた。黒の床面はリニア車両の使用済みタイヤを再利用したゴムマットが素材の一部に採用されており、歩くと柔らかい感触で足音がしないほどだ。
この日の走行は、全長42・8㌔のリニア線のうち約35㌔の区間で実施。タイヤ走行と浮上走行の切り替え場面は、加速時、減速時とも航空機の離着陸時のイメージに近いが、乗り心地を 従来車両と比較すると非常になめらかになった印象だ。
天井の平滑面を生かしたプロジェクションでは、現在の速度や走行位置を示す地図、先頭車両の前方映像などがリアルタイムに表示された。膜素材で車内の反射音を低減する「膜内装」の効果もあり、静穏性も高い。最高時速500㌔に到達するまでの加速とその後の走行状態、曲線部も揺れはなく、「すぐにでも営業運転に使用できるレベル」(同社)を感じさせた。
10月2日 金曜日
JR九州 「海幸山幸」リニューアル グリーン席を新設
来春、運転スタート
地元の逸品販売 車販カウンター登場
JR九州は、日南線を走るD&S(観光)列車「海幸山幸」の車両リニューアルを行い、来年春に運転開始すると発表した。2号車の一部を中心に改装し、日向灘の眺めを真正面に楽しめる初のグリーン席や、地元の逸品をそろえる車内販売カウンターを新設。外板の張り替えを行った2014年12月以来となる大規模刷新により、宮崎・日南の魅力を、より深く堪能できる特別な列車旅を届ける。
海幸山幸は2009年10月10日にデビュー。廃止となった高千穂鉄道の車両をリニューアルしたキハ125形2両編成で、内外装に「飫肥(おび)杉」を使った〝木のおもちゃ箱のようなリゾート列車〟がコンセプト。列車名は宮崎エリアに伝わる日本神話にちなむ。
現在は土曜日・休日や行楽期を中心に全車指定席で宮崎―日南線南郷間を1日1往復運転。今年3月のダイヤ改正からは、日南エリア滞在時間を拡大するとともに、南郷行きはアクセス改善へ宮崎空港経由に変更した。
今回の車両リニューアルでは、宮崎方2号車の2列シート×1列シートのうち、海側2列シートの宮崎側6列分を改造。全12席を日南海岸の景色をぜいたくに楽しめる窓向きグリーン席全6席に改める。窓枠上部に伝統工芸の「組子細工」を施し、下部に折り畳み式テーブルを設け、上質さと機能を兼ね備えた新たな座席空間を提供する。
車内販売カウンターは2号車南郷方のフリースペース(ソファ)部分を改造。豊かな質感の木材で心地良いやすらぎを感じられる空間を演出する。2号車には新たに荷物置き場も備えるなど、1列車定員は現行の51席から43席となる。
このほか、1号車も含め、飫肥杉の車両外板の張り替えも実施する。
リニューアルに合わせて、グリーン料金を新たに設定し、一部区間で特急料金の見直しも実施する。また、特急料金の設定区間も改め、現在の田吉―南郷間から、宮崎―田吉間も含めた全ての乗車区間に対して特急料金を設ける計画。
列車は改修工事に伴い12月上旬から運休する。
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