トレたび JRグループ協力

2009.09.01鉄道テツペディア Vol.17 フルムーンきっぷ

ちょっと気になる鉄道雑学

鉄道にまつわる「知ってトクする豆知識」を紹介するコーナーです。

新婚さんが「ハネムーン(=蜜月)」なら、長い間ともに暮らしてきた二人は「フルムーン(=満月)」。

今回は、そんなお二人にお得で、長年多くのご夫婦に愛されているフルムーンきっぷを詳しく紹介します。
このきっぷを利用すれば、お二人の絆がさらに深まること間違いなしです。

「フルムーンきっぷ」ってどんなきっぷ!?

フルムーンきっぷの正式名称は、「フルムーン夫婦グリーンパス」。お二人の年齢があわせて88歳以上のご夫婦を対象とした特別きっぷです。

お二人の年齢差は問題ありませんが、父と娘、など親子では購入できません。2人で1枚、同一行程で利用する場合のみ有効で、きっぷの購入時には、年齢を確認するものが必要です。

きっぷには「一般用」「シルバー用」があり、シルバー用はご夫婦のうちどちらか一方が70歳以上の場合に有効です。


「見本」文字のせあり

フルムーンきっぷには、連続した5日間、7日間、12日間用の3種類があり、そのどれもがJR線のグリーン車(〔のぞみ〕〔みずほ〕〈ともに自由席を含む〉など、一部の列車・設備を除く)と、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーが乗り降り自由です(一部グリーン車の設定がない列車もあります)。

フルムーンきっぷが発売されたのは、1981(昭和56)年のこと。日本国有鉄道(国鉄)が売り出した、熟年夫婦を対象とした特別企画乗車券(「トクトクきっぷ」)でした。これがきっかけとなり、中高年夫婦の旅行が一般的にも「フルムーン」と呼ばれるようになったそうです。

いつ、どこで買えるの?ねだんは?⇒値段は2021年9月現在に修正済

  • 発売期間:毎年9月1日~翌年の5月31日
  • 利用期間:毎年10月1日~翌年の6月30日の連続した5・7・12日間(ただし、12月28日~翌年の1月6日、3月21日~4月5日、4月27日~5月6日は、利用できません)。
  • ねだん:一般用 5日間用 84,300円、7日間用 104,650円、12日間用 130,320円。シルバー用は一般用より5,000円割引。
  • 販売場所:全国のJRの主な駅、JRの旅行センター及び主な旅行会社。指定席を利用したい場合は、乗車前に駅のみどりの窓口等へ申し込む必要があります。

楽しみ方⇒例として寝台特急「北斗星」だけど現在は運転設定なし!

銀婚式や金婚式などお二人の記念日とあわせても、一度は訪れてみたかった地域への探訪でも、余裕のある素敵な小旅行が楽しめそうです。

例えば、東京から北海道へのロマンチックな5日間の旅を計画するなら、往路は、夜行列車の代名詞ともいえる寝台特急「北斗星」の、2人用B寝台個室「デュエット」で上野から札幌まで一直線。今では少なくなった食堂車「グランシャリオ」が連結されているので、豪華なフランス料理または懐石御膳(両方とも要予約・別料金)に舌鼓を打ち、夜は窓の景色を楽しみながら個室でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょう。


北海道では、湖や草原などが広がる美しい風景の中で、温泉に入り、海の幸山の幸を心ゆくまで味わえます。アクティブ派のご夫婦なら、北海道ならではの登山やスキーを楽しむのも良いかもしれませんね。

札幌からの復路は、途中下車しながら各地の温泉や観光スポットに立ち寄って東京まで帰るも良し、日本海側へ抜けてきっぷの時間が許す限り周遊しても良し。スケジュールを決めた旅行でも、予定変更しやすいのがこのきっぷの特徴です。


ちなみに、フルムーンきっぷの有効期間内にチェックインする場合に限り、JRホテルグループ東京予約センター(TEL.03-3239-8522)に申し込むと、JRホテルグループのホテル宿泊料の割引サービス等が受けられます。
フルムーンきっぷを使えば、これまでよりさらに思い出深い二人旅をリーズナブルに満喫できそうですね。

  • 写真協力:相澤秀仁&相澤京子、加藤昌人
  • 掲載されているデータは2009年9月現在のものです。
トレたび公式SNS
  • twiiter
  • Fasebook