白鷺が大きく羽を広げた姿にも似た、秀麗な姫路城。「建物の容積と配置について絶妙にバランスが取られ、漆喰の城壁を持つ優れた美を持っていること」「明治以前の封建制度の象徴であること」などが評価され、世界遺産に登録された。
平成26年度まで「平成の大修理」の真っ最中で天守の内部に上ることができない期間もあるが、代わりに素屋根の内部から漆喰壁の塗り直しや屋根瓦の葺き直しといった補修の様子を間近に見学することができる。世界遺産を別の視点から眺められるチャンスだ。
問合せ：姫路城管理事務所 TEL.079-285-1146
詳細：姫路城公式ホームページ
主なアクセス：山陽新幹線姫路駅から徒歩15分
現在は素屋根で覆われ、この姿を望むことはできない
写真提供：姫路市
※掲載されているデータは平成24年6月現在のものです。
※月刊『旅の手帖』2011年6月号より転載、再構成。