2023.11.13ジパング俱楽部イベントも盛りだくさん! 秋の大洗~水戸を満喫|茨城デスティネーションキャンペーン
「ジパング倶楽部」で旅を楽しもう!
「ジパング倶楽部」は、60代以上の方なら全国のJR線きっぷの割引、JRホテルグループのホテルを優待料金で利用できるなど、魅力的なサービスが満載です。観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン」開催中の茨城県への旅もおトクに。
2023年10~12月のデスティネーションキャンペーンは「いばらき」
デスティネーションキャンペーン(DC)とは、自治体とJRグループ6社(北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州)が連携し、一体となってつくりあげる大型観光キャンペーンです。
2023年10~12月は「体験王国いばらき」をキャッチコピーに茨城県全域で茨城デスティネーションキャンペーン(茨城DC)が展開されています。
今回は、茨城県のまんなか、太平洋に面した大洗(おおあらい)町と歴史の息づく水戸市の旅を紹介します。国の重要文化財の弘道館や、国内トップクラスの大型水族館であるアクアワールド茨城県大洗水族館、荒々しい岩礁に立つ鳥居が印象的な大洗磯前(いそさき)神社などを訪ね、当地ならではの味覚も楽しみました。
目次
1. アクアワールド茨城県大洗水族館
茨城県大洗町
DC期間限定のスペシャルツアーを体験!
太平洋に面したアクアワールド茨城県大洗水族館はサメの飼育種類数が日本一で、マンボウやクラゲなど約580種、6万8000点の世界各地の生き物に出合うことができる水族館です。
館内に一歩足を踏み入れると、息をのむような世界が広がっていました。
「出会いの海の大水槽」では、きらめくようなライティングとともに約2万匹ものイワシが群れ動く大パノラマが圧巻です。そんな幻想的な世界を目の前にして「わー!」という見学者の歓声が沸き起こります。
ファンタジーの世界のような「出会いの海の大水槽」
イルカのライブは大人気
「イルカ・アシカオーシャンライブ」では、イルカのダイナミックなジャンプや、アシカたちのコミカルな動きに釘付け。
たまにイルカが大ジャンプしてしぶきを観客に浴びせることがあって、こちらは「きゃー!」という悲鳴が。
それでもみんな楽しそうで、こどもだけでなく大人も時間が経つのを忘れてしまいます。
みんなにやさしい豆情報
各所にスロープがあります
水族館は広くて歩きながらの移動が多くなりがちですが、アクアワールドには身障者用の駐車場もありますし、車いす用のスロープやエレベーターを完備。
各フロアにはベンチやいすなどかなりの数が配置されているので、時々休みながら見学できました。障害者手帳の提示で入場料の割引も。
イベント情報
茨城DC期間中、見逃せないのが2つの体験プログラムです。
サメスペシャルツアー(給餌体験つき)
サメスペシャルツアーでは給餌体験もできます
不思議なナヌカザメの卵も見せてもらいました
ひとつは、「サメスペシャルツアー」。
飼育員さんの解説付きで、普段は入れないサメの水槽をめぐり、給餌体験もできるという30分のプログラムです。
バケツに入った小魚やイカなどの切り身を水槽の底に落とすと、じわじわとサメたちが寄ってきてパクリ! ここは小さめのサメたちばかりで、食べ方も何だかかわいく見えてきます。
開催日 | 10~12月の毎日14時~ ※約30分 |
---|---|
料金 | 1000円(4歳以上) |
定員 | 10名 |
バックヤードツアー
キャットウォークから大水槽を見下ろせます
もうひとつのプログラムは、「バックヤードツアー」。
先ほど見た大水槽の裏側に入り、上から水面をのぞき見ます。ここでも飼育員さんの説明付きです。
潮の香りが充満したバックヤードはさらに海を間近に感じて、深く青い水槽とキラキラとしたイワシの大群などに見入ってしまいます。
開催日 | 10~12月の土・日曜・祝日11時~ ※約30分 |
---|---|
料金 | 500円(4歳以上) |
定員 | 15名 |
アクアワールド茨城県大洗水族館
問い合わせ先 | 029-267-5151(音声案内) |
---|---|
時間 | 9~16時、11月14日~2月29日の主な平日は9~15時 |
定休日 | 無休(6月と12月〈2023年は12月4~8日〉にメンテナンス休あり) |
交通アクセス | 常磐線水戸駅から鹿島臨海鉄道約16分の大洗駅下車後、大洗町循環バス「海遊号」に乗り換え約11分のアクアワールド大洗下車すぐ |
値段 | 2300円 |
URL | https://www.aquaworld-oarai.com/ |
2. 大洗磯前神社
茨城県大洗町
神秘的な絶景に感動
856(斉衡3)年に創建された古社で、民を難儀から救うために降臨されたオオナムチノミコト(大己貴命)とスクナヒコナノミコト(少彦名命)を祀っています。恋愛成就や開運招福、家内安全などに御利益があるとされるとあって、境内は若いカップルの姿も目立っています。
1本の木から彫り上げた「透かし彫り」などが見事な随神門
赤い柱が目を引く拝殿。ここにも美しい透かし彫りがあります
祭神二神の像をなでると御利益があるかも
高台にあるこの境内からは太平洋を一望できるのですが、階段を下って県道173号(大洗海岸通り)の横断歩道を横切り、さらに階段を下りていくと、不思議な絶景が広がっていました。
「神磯(かみいそ)の鳥居」の神秘的な絶景
岩礁の中に立つ「神磯の鳥居」です。荒波のしぶきを浴びながら神々しくたたずむ姿は、圧倒的な存在感でした!
訪れた人たちは盛んに写真に収めていますが、無意識にスマホを向けたくなるような気持ちが分かる、素晴らしい眺望です。
この岩礁は“禁足地”となっていて足を踏み入れてはいけません。そもそも荒波が打ち寄せて危険な場所。階段の途中に展望所が設けられているので、ここからじっくり拝みましょう。
みんなにやさしい豆情報
境内にある休憩所は誰でも利用できます
本殿から神磯の鳥居までの階段は90段あるので、歩行が難しい方は本殿駐車場から続くスロープの車道脇を歩いて向かいましょう。
大洗磯前神社
問い合わせ先 | 029-267-2637 |
---|---|
時間 | 6~17時(9~3月)、5時30分~18時(4~8月) |
交通アクセス | 常磐線水戸駅から鹿島臨海鉄道約16分の大洗駅下車後、大洗町循環バス「海遊号」に乗り換え約15分の大洗磯前神社下下車すぐ |
URL | https://www.oarai-isosakijinja.net/ |
3. 味処 大森
茨城県大洗町
大洗の海の幸を堪能
大洗とくれば海の幸も楽しみです。なかでもおすすめなのが1981(昭和56)年創業の「味処 大森」。観光客のみならず地元の人たちにも大人気の地魚料理店です。
なんといっても味わいたいのが、1年を通していただけるイワシ料理。刺身や天ぷら、つみれ汁、ユッケ風などとバリエーション豊かで、数量限定の「生シラスとイワシ刺身の親子丼」(生シラスの入荷がないときは釜揚げシラスで代用)などは、とろける旨さに絶句しながら箸が止まりません。
「生シラスとイワシ刺身の親子丼」1700円
また、大女将がみずから焼いてくれる、大洗産の焼き蛤も絶品!
10センチはあろうかという貝の大きさにも驚きます。“蛤母ちゃん”と親しまれる腕前は繊細で、旨みの汁を一滴も落とさないように焼き上がった品は、風味や歯ごたえがたまりません。母ちゃんの昔話も加わっておいしさ倍増でした。
大きいのに旨みがたっぷり。汁も残さずに
大女将が焼いてくれる「焼き蛤」は950円~時価
アンコウのどぶ汁鍋4200円(要予約)
さらに、11月からの冬場は名物のアンコウ料理も加わります。鍋懐石やどぶ汁、唐揚げなどが堪能できます。
メニューはその日の仕入れ具合で変わってきます。
みんなにやさしい豆情報
足元に畳が敷かれたいす席でいただきます
お店は座敷がメインですが、テーブルいす席なので足の悪い方でも大丈夫です。
味処 大森
問い合わせ先 | 029-267-4060 |
---|---|
時間 | 11時30分~14時・17~20時 |
定休日 | 2023年11月は13・16・20・21・27日(12月以降は問い合わせ) |
交通アクセス | 常磐線水戸駅から鹿島臨海鉄道約16分の大洗駅下車後、車約5分 |
URL | http://www.ajidokoro-oomori.com/ |
4. 弘道館
茨城県水戸市
徳川慶喜も学んだ日本最大規模の藩校
弘道館は水戸藩第九代藩主徳川斉昭が、1841(天保12)年に開設した日本最大規模の藩校です。最後の将軍となった徳川慶喜が幼少期に学び、大政奉還後は謹慎生活を送った場所でもあります。
正門脇の通用門から入場すると、どっしりとした立派な建物が迎えてくれます。外から見学した後は、靴を脱いで内部へと進みます。
他藩士との試合も行なわれたという対試場と弘道館の建物(正庁)
藩主が臨席して試験などが行なわれた正庁・正席の間
板張りの廊下を歩きながら、藩主が臨席し文武の大試験や諸儀式が行われた正庁や、慶喜が謹慎した部屋である至善堂などに入り、幕末の世に想いを馳せます。正庁・至善堂は正門とともに国指定重要文化財となっています。
あらためて外を見まわすと、梅の木がたくさんあることに気づきます。約60品種800本の梅が咲きほころぶ名所です。春にも訪れたくなるところでした。
みんなにやさしい豆情報
足の不自由な方には杖、車いすの貸し出しがあるので安心です。
館内をめぐる専用の車いすも用意されています
玄関にはゴムキャップ付きの杖があります
弘道館
問い合わせ先 | 029-231-4725 |
---|---|
時間 | 9時~16時30分(10月1日~2月19日)、9時~17時(2月20日~9月30日)※水戸の梅まつり期間は終了時間が17時となります。 |
定休日 | 12月29~31日 |
交通アクセス | 常磐線水戸駅から徒歩約8分 |
値段 | 400円、シルバー(70歳以上)200円 |
URL | https://www.ibarakiguide.jp/spot.php?mode=detail&code=648 |
周辺イベント
「簡単きもので水戸さんぽ~水府提灯と着物で街歩き~」
弘道館から徒歩約6分の水戸京成ホテルでは、着物に着替え、水戸市の伝統工芸品である水府提灯(すいふちょうちん)を持って街を散策できる「簡単きもので水戸さんぽ~水府提灯と着物で街歩き~」を実施。
着付けは約5分で完了。普段着物を着なれていない方にもぴったりです。7日前までに要予約。男性1名ではご利用になれません。
問い合わせ先 | 029-226-3111(水戸京成ホテル) |
---|---|
時間 | 10~19時(通年) |
値段 | 1人5500円 |
URL | https://www.mito-keiseihotel.com/kimono/ |
5. いばらき地酒バー 水戸
茨城県水戸市
茨城県の銘酒を飲み比べ!
水戸駅のみどりの窓口隣に、茨城県産地酒の魅力を伝えるため、立ち飲みスタンド「いばらき地酒バー 水戸」が設置されています。
店は水戸駅のみどりの窓口隣にあります
「3種飲み比べおつまみセット」1000円
地酒バーのコインサーバー
全国新酒鑑評会金賞酒や市場にあまり出回らないお酒など、厳選した純米酒や純米吟醸酒を中心に県内各地の地酒や県産品を中心としたおつまみが楽しめるのです。
たとえば「3種飲み比べおつまみセット」(3種で1合)1000円や、県産食材を使用したおつまみ300円~(仕入れ状況により内容が異なる)など。もちろん1杯(60ミリリットル・300円)から試すことも可能です。
イベント情報
「筑波地酒と笠間片口セット」
茨城県の陶芸家による作品と、純米大吟醸の地酒のセットを特別に販売します。「筑波里山 通い徳利セット」「筑波地酒と笠間片口セット」各2万4200円、「茨城地酒と茨城ぐい呑みセット」5万1700円の3種類。店頭の予約カードから申し込みできます。
いばらき地酒バー 水戸
問い合わせ先 | 029-297-7179(リカーショップスドウ) |
---|---|
時間 | 10~22時(フードの注文は~21時30分) |
定休日 | 施設(水戸エクセル)の休業日に準ずる |
交通アクセス | 常磐線水戸駅構内 |
URL | https://www.pref.ibaraki.jp/sangyo/gijyutsu/chiiki/jizakebar_mito.html |
6.「水戸印籠弁当」を堪能しながら帰路へ
旅の最後のお楽しみは、なんといっても駅弁。水戸駅2階改札内のコンビニ「NewDays」などで販売している「秋限定 水戸印籠弁当 さつまいもごはん」を購入します。同駅で人気の駅弁の新バージョンです
秋と梅がコラボした期間限定の「水戸印籠弁当」1300円
2段重ねの印籠型容器が特徴で、黄門様のご威光はこんなところにもありました。
茨城特産であるサツマイモの炊き込みご飯に、笠間の栗ものって秋らしい演出。従来の豚肉の梅和えや梅の甘露煮など水戸らしさもしっかりとあり、おなかも満たされながら心地よく帰路につくことができました。
確実に入手するなら、事前に取り置きしておくのがおすすめです。
問い合わせ先 | 029-267-5104(お弁当の万年屋) |
---|---|
販売箇所 | NewDaysミニ水戸7号など |
時間 | 5時30分~22時50分(日曜・祝日は~22時) |
定休日 | なし |
交通アクセス | 常磐線水戸駅構内 |
値段 | 1300円 |
URL | http://www.o-bento.co.jp/ekibento/ |
7.茨城DCを存分に楽しむなら 、 イベントも要チェック!
茨城DC期間中は、さまざまなイベントを開催。「体験王国いばらき」をキャッチコピーに、“想像超え”の特別企画が盛りだくさん。シニアにおすすめのイベントもバラエティーに富んでいます。
竜神大吊橋コタツで星空観賞会(12月2・16日)
茨城県常陸太田市
日本最大級の吊り橋でコタツに入って暖をとりながら、満天の星を観賞するナイトプラン。
名物料理や地酒も提供され、非日常空間を楽しめます。あわせて、そば打ち体験やニジマス釣り体験、武龍ワイナリーでのツアーも。
まるで京都!?な最勝寺で茶道体験
茨城県筑西市
1258(正嘉2)年創建の名刹「最勝寺」での茶道体験。
住職の案内による13仏巡りも楽しめます。境内の紅葉は11月下旬から12月中旬頃が見頃。
2週間前までに要予約。体験可能日時は予約時に確認を。
筑波海軍航空隊記念館 地下要塞見学(毎週土・日曜)
茨城県笠間市
笠間市庁舎の約1キロ南にある、1945(昭和20)年にできた地下要塞を特別公開。
6つの部屋と2本の通路があり、奥行きは約30メートル。
全国でも最大規模で現存する戦争遺跡です。敷地内にはゼロ戦の模型もあります。