駅（えき） のホームなどに 黄色（きいろ） い 板（いた） が 並（なら） んでいるのを 見（み） たことがあるでしょう。この 黄色（きいろ） い 板（いた） は、 町（まち） を 歩（ある） いていても 横断歩道（おうだんほどう） などでも 見（み） かけます。これは 目（め） の 不自由（ふじゆう） な 人（ひと） にホームや 横断歩道（おうだんほどう） などの 様子（ようす） を 知（し） らせる 重要（じゅうよう） な 道具（どうぐ） で、 一般（いっぱん） には「 点字（てんじ） ブロック」と 呼（よ） ばれています。
　点字（てんじ） ブロックをよく 見（み） ると、その 表面（ひょうめん） には 丸（まる） い 小（ちい） さな 山（やま） が 並（なら） んでいたり、 何本（なんぼん） かの 線状（せんじょう） になった 山（やま） が 並（なら） んでいます。 丸（まる） い 山（やま） は 注意（ちゅうい） が 必要（ひつよう） な 場所（ばしょ） 、 線状（せんじょう） の 山（やま） は 移動（いどう） の 方向（ほうこう） を 示（しめ） しています。また、 駅（えき） のホームでは、 丸（まる） い 山（やま） と 線状（せんじょう） の 山（やま） を 組（く） み 合（あ） わせたものも 見（み） かけますが、これは 点字（てんじ） ブロックのどちら 側（がわ） に 電車（でんしゃ） が 来（く） るのかを 示（しめ） しています。
　目（め） の 不自由（ふじゆう） な 人（ひと） は、こうした 点字（てんじ） ブロックをつえなどで 触（ふ） れ、 山（やま） の 形（かたち） を 確認（かくにん） することでその 場所（ばしょ） の 様子（ようす） を 知（し） ることができるのです。
　とても 大切（たいせつ） な 標識（ひょうしき） なので、 点字（てんじ） ブロックの 上（うえ） に 物（もの） を 置（お） いたり、じゃまになるようなことはやめましょう。