ホームから 線路（せんろ） に 人（ひと） が 落（お） ちたり、 踏切（ふみきり） に 自動車（じどうしゃ） が 停（と） まってしまった 時（とき） など、 緊急時（きんきゅうじ） に 通報（つうほう） する 装置（そうち） です。 駅（えき） のホーム、 踏切（ふみきり） 、そして 電車（でんしゃ） の 車内（しゃない） などに 設置（せっち） されています。
　 設置場所（せっちばしょ） や 鉄道会社（てつどうがいしゃ） などによって 扱（あつか） いは 多少違（たしょうちが） いますが、このボタンを 押（お） すと 周辺（しゅうへん） を 走（はし） っている 列車（れっしゃ） が 自動的（じどうてき） に 緊急停車（きんきゅうていしゃ） し、 事故（じこ） が 起（お） きるのを 防（ふせ） ぐしくみになっています。
　また、ボタンを 押（お） すと、その 場所（ばしょ） で 電話（でんわ） のように 話（はなし） をすることができるので、 落（お） ち 着（つ） いて 状況（じょうきょう） を 説明（せつめい） しましょう。もし、 通話（つうわ） できない 場合（ばあい） は、 非常（ひじょう） ボタンを 押（お） した 後（あと） で 駅員（えきいん） さんや 車掌（しゃしょう） さんなどに 状況（じょうきょう） を 説明（せつめい） します。
　 非常（ひじょう） ボタンは、 私（わたし） たちの 安全（あんぜん） を 守（まも） る 大切（たいせつ） な 装置（そうち） です。いたずらに 扱（あつか） うことは 絶対（ぜったい） にいけません。 多（おお） くの 人々（ひとびと） に 大（おお） きな 迷惑（めいわく） がかかり、 法律（ほうりつ） で 罰（ばっ） せられます。ただし、 緊急事態（きんきゅうじたい） に 出合（であ） ったら、 迷（まよ） わずボタンを 押（お） してください。