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大河ドラマ『天地人』の主役 「義と愛」の直江兼続 ゆかりの地を訪ねるローカル線の旅

東京からのモデルルート

  • [東京駅]上越新幹線(MAXときで約1時間30分)
  • [越後湯沢駅]上越線(普通22分)
  • [六日町駅]北越急行・信越本線(普通約1時間20分)
  • [直江津駅]信越本線(普通約1時間30分)
  • [長岡駅]
[六日町駅]北越急行・信越本線(普通約1時間20分) [直江津駅]信越本線(普通約1時間30分) [長岡駅]

* 赤丸・ピンク丸の駅名をクリックすると、各エリアのガイドが表示されます。

直江景綱の娘・お船と暮らし、愛を育んだ城主時代の地「長岡市」まちの駅よいたから兼続・お船ミュージアムへ

 波乱万丈の人生を送った兼続だが、与板城主時代の面影を求めて、直江津駅から信越本線に乗り長岡駅へ向かうことにする。

 途中の柿崎駅~米山駅、青海川(おうみがわ)駅~鯨波駅では日本海の荒波が打ち寄せる海岸線を走るので、座席の温かさに誘われての居眠りは厳禁区間だ。

 さて、長岡駅の北西約10kmにある与板(長岡市与板町)は、上杉家の重臣・直江景綱の娘・お船(せん)と結婚し、愛を育んだ地。いまも城下町の面影が残る落ち着いた町である。

 町歩きのスタート地点は1月10日にオープンした「まちの駅よいた」がいい。観光案内所、無料休憩所として利用でき、『天地人』関連グッズがある他、レンタサイクル(4~11月)もあり、町並み散策の拠点。

 また、「愛」一字を兜の前立てに掲げて戦場を駆け抜けた兼続の「愛」の甲冑(複製)、書状などは兼続・お船ミュージアム(与板歴史民俗資料館)で見学ができ、城山と呼ばれ、兼続の居城だった与板城の山頂からは与板の町が一望できる。

 なお、お船が生まれた直江家の屋敷があったと伝えられる光西寺隣接地に、『天地人』原作者の火坂雅志さんが揮ごうした「お船の方生誕御館跡」の碑がある。

長岡市与板町 アクセス&インフォメーション

アクセス●
上越新幹線・JR信越本線長岡駅下車。まちの駅よいたへは長岡駅大手口バスターミナルから与板経由寺泊行きバス約45分の与板中町下車、徒歩1分。兼続・お船ミュージアム(与板歴史民俗資料館)へは同バス停から徒歩約5分。与板城跡へは同バス停から徒歩約20分。「お船の方生誕御館跡」の碑へは与板バス停から徒歩約5分
観光ボランティアガイド与板町ガイド会●
電話にて1週間前までに予約。料金無料。問合せ・申込みは「まちの駅よいた」TEL.0258・72・4161へ。
駅から観タクン●
「天地人・直江兼続」コースをタクシーで巡る。約2時間6000円。長岡駅みどりの窓口でチケット購入。

兼続・お船ミュージアム(9:00~16:30、無休、300円。TEL.0258-72-2021)の1階中央に展示されている「愛」の甲冑(複製)。正式には「金小札浅葱糸威二枚胴具足(きんこざねあさぎいとおどしにまいどうぐそく)」といい、米沢市の上杉神社所蔵の甲冑を忠実に再現したもの

兼続・お船ミュージアムの外観

兼続・お船ミュージアムの前に立つ直江兼続銅像(茂木弘次作)

博覧会DE直江兼続 大河ドラマ『天地人』に関連した新潟県内の博覧会企画をご紹介しましょう。

愛・天地人博 南魚沼[南魚沼市]
ロケ風景の再現、メイキング映像、ドラマで使用した衣装や道具の展示など、直江兼続の生誕地をコンセプトにした博覧会。8:30~17:00、600円、無休。TEL.025-773-6702(プロジェクト事務局)。六日町駅から徒歩1分
直江兼続公伝世館[南魚沼市]
直江兼続の生家をイメージした資料館で、古民家を銭淵公園に移築。9:00~16:30、300円、無休。TEL.025-773-6702。六日町駅から徒歩20分
越後上越 天地人博[上越市]
ドラマの舞台裏や春日山城のスタジオを再現したスペース、「上越『天地人』シアター」など大河ドラマ『天地人』の世界を紹介する博覧会。9:00~17:00(4月1日~9月末日は~18:00)、600円、無休。TEL.025-526-6910。直江津駅から徒歩15分
新潟市観光情報館「時の旅人館」[新潟市]
新潟ふるさと村にあり、新潟観光情報の他、「天地人ふるさと展」を開催。9:00~17:00、無料、2月26日休館。TEL.025-201-5515。新潟駅から車で約20分
  • 愛・天地人博 南魚沼 外観

  • 直江兼続公伝世館 外観

  • 越後上越 天地人博 会場内

  • 新潟市観光情報館「時の旅人館」外観

「直江兼続ゆかりの地を訪ねるローカル線の旅」は、月刊『旅の手帖』3月号誌上でも掲載!!

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*掲載されているデータは平成21年2月現在のものです。

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