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世界遺産も隠れた旅スポットも 2泊3日で!瀬戸内でゆるり。夏の広島へ来てみんさい

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コース2|青く輝く瀬戸内を舞台に 食べて呑んで作って、笑おう!

舞台造りの本堂(写真)をはじめ、千光寺境内からは瀬戸内海を見渡せる。また、今年は33年振りに秘仏御本尊・千手観世音菩薩を御開帳!(内拝料1,000円) 
TEL.0848-23-2310。9:00~17:00、DC期間は無休。拝観無料

石のまち・尾道にふさわしい堂々たる構えの石の門が目印の持光寺。粘土を握ってつくる「にぎり仏」体験は1,500円。形ができたら、住職さんが寺の窯で焼いてくれる。
TEL.0848-23-2411 9:00~16:30、無休。本堂拝観300円

坂の町散策で疲れたら、駅前にある「ドルチェ尾道店」のジェラートで一服はいかが? 瀬戸田特産の柑橘を贅沢に使ったジェラートは2012年「全国選抜 ご当地アイスグランプリ」最高金賞を受賞するほどの旨さ。
TEL. 084-822-2330。10:00~18:00、無休

1日目|尾道・三原|文学に猫にスイーツ。なんだか散歩が楽しい街

 This is 瀬戸内。第1回配信のトリを飾る旅は、瀬戸内海でも最も島密度の高い地域を眺めながら行く、これぞ広島の風景という絶景コース。

 初日はまず、坂の町・尾道を散策しよう。尾道駅を北西へ5分ほど歩くと、持光寺に到着。住職さんの指導のもと「にぎり仏」体験でMY仏を作ったら、志賀直哉や林芙美子など文豪の旧居を訪ねる。日本文学の金字塔『暗夜行路』の草案もここで練られたと知れば、感動もひとしお。なお、猫好きの方は小さな「尾道イーハトーブ・招き猫美術館 in 尾道」にもぜひ立ち寄ってみて。運が良ければアイドル猫の小梅ちゃんに会えるかも。

 お次はロープウェイを使って、千光寺へ。山の斜面に建てられた本堂からは、尾道市街や尾道水道、瀬戸内海に浮かぶ向島を一望!

 尾道ラーメンで腹を満たし、尾道帆布でカバンをセミオーダーメイドしたら(タイトル左下写真を参照)、今宵の宿の、三原市・みはらし温泉へ移動。眼下に船が行き交う瀬戸内海を眺めながら、天然温泉に浸れるなんて最高の贅沢なのだ。

2日目|三原・忠海・大久野島|海の眺めと海の恵みを堪能したら島で一泊

 翌日は再び、瀬戸内の絶景スポットを目指そう。三原駅からバス7分で和田口に着いたら、そこから標高311mの筆影山までプチハイキング。約1時間歩いて山頂にたどり着けば、多島美の絶景というご褒美が! 快晴時は四国山地まで見渡せるのだ。余力があれば、筆影山の隣にあり、こちらも展望よしの竜王山も目指してみよう。

 ランチには、もう、絶対、三原のマダコを! 旬は6~8月でまさに今。三原沖合いは、水温の一定した綺麗な海、砂と適度な岩場というマダコの生息にうってつけの条件が揃っており、身の絶妙な歯ごたえがたまらない。刺身から天ぷら、タコめしまで料理は選り取りみどりだ。

 ランチ後は呉線で忠海(ただのうみ)まで進み、船12分の大久野島に上陸。周囲4kmの小さな島は島全体が休暇村になっているので、今夜はここで一泊だ。島にはたくさんのウサギさんが暮らしているので、ぜひ触れあってみて。一方で、旧日本陸軍の毒ガス工場に関する遺構も残っているので、そちらもしっかり見学しておきたい。

三原名物・タコめしはご飯にタコなどのダシがしっかりしみており、ワシワシと飯が進む。最近は市内7店舗で新ご当地グルメ「三原タコ丼」も提供! ちらしや天丼、スモーク丼など各店個性あり。

筆影山山頂からは、快晴なら瀬戸内随一の多島美やしまなみ海道の10の橋のうち7つも見渡せる。お隣の標高・668mの竜王山までは徒歩約1時間。そこからJR須波駅まではさらに約1時間。
TEL.0848-63-1481(三原観光協会)

大久野島に住むかわいい住人たち。その愛敬にすぐ触れあいたくなるけれど、「耳を持たない」「指定のエサ以外はやらない」など、マナーを守ろう。
TEL.0846-26-0321(休暇村 大久野島)

爽やかブルーの外観が印象的な「アヲハタジャムデッキ」。ジャムづくり体験&工場見学コース800円は、基本火~土曜(祝日を除く)の9:30~、13:30~の1日2回。所要時間は約2時間半。要事前予約。
TEL.0846-26-1550

なまこ壁が粋な賀茂鶴酒造(写真)をはじめ、漆喰の壁や赤瓦の屋根、千本格子の町家造りなど美しい景観が続く西条酒蔵通り。各蔵、DC期間中は土曜・日曜・祝日も比較的蔵を開放してくれているので、ぜひのぞいてみて。
TEL.082-420-0310(東広島市観光協会)

鍋でニンニクを炒め、鶏肉、砂ずり、コンニャク、野菜などを入れ、日本酒と塩コショウで味つけした鍋料理「美酒鍋」。西条地区の6店ほどで提供。かつては蔵人のまかない料理だった。
TEL.082-420-0310(東広島市観光協会)

3日目|忠海・三原・西条|日本酒党のあなたも甘党のあなたも満たします

 忠海に戻ったら、忠海駅から徒歩5分の「アヲハタジャムデッキ」でジャム作り体験を。スタッフ説明の後、工房で約1時間、糖度を計りながら200g入り瓶を4本もつくることができる。MYジャムをお土産にできるなんて、最高の旅の思い出!

 続いては三原から山陽本線に乗り換え、白市駅で下車。バス13分の三景園は広島空港開港を記念して造られた約6haの築山池泉回遊式庭園で、四季折々の自然が来園者を和ませる。

 そのまま山陽本線で西へ向かい、日本酒三大銘醸地・西条へGO! 街北側に鎮座する賀茂山系の落葉樹の森に浸透した伏流水は、酒造りに最適な中硬水となるため、国内屈指の酒どころに。西条駅前から続く酒蔵通りには、煉瓦造りの煙突やなまこ壁などの酒蔵8軒が並び、懐かしい雰囲気だ。試飲や見学OKの蔵も多く、もうここは日本酒党のパラダイス。

 毎月10日の10~11時にガイドと同通りを歩く無料企画「酒蔵のまち てくてくガイド」もあるほか、広島DC期間はイベント多数なので、左党の方は下記イベントコラムへ急げ!

この期間限定イベントに注目!「いつやるの? 今でしょ!」西条酒蔵通りの広島DC関連イベント

7月5~7日のボランティアガイドによる「まるごと博物館オープニングツアー」を皮切りに、戦国武将に扮しスタッフがもてなしてくれる「戦国カフェ『侍』」(7月6・7日、8月10・11日、9月7・8日)、DC期間中開催のスタンプラリーなど、イベントが満載。お猪口や散策用うちわ、各蔵で特典が受けられるチケットなどがセットの「『ほろよい散歩』セット」500円も気になる! 駅前の観光案内所などで販売。
TEL.082-420-0310(東広島市観光協会)

観光の問合せ

文・構成=鈴木健太
写真協力=JR西日本、広島県、アヲハタ
※掲載されているデータは2013年7月現在のものです。

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