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冬こそお出かけ!列車に乗ってのんびりと青春18きっぷでおトク旅

  • 上野駅発着/日帰り|ソースカツ丼の会津若松と蔵の町、喜多方へ
  • 名古屋駅発着/1泊2日|冬なお暖かな南紀をめぐる紀勢本線ぶらり旅
  • 大阪駅発着/日帰り 善通寺を参拝し讃岐うどんも味わうぶらり旅

名古屋駅発着/1泊2日|日本一の半島、紀伊半島を普通列車でぐるり|冬なお暖かな南紀をめぐる紀勢本線ぶらり旅|和歌山県新宮市、那智勝浦町、和歌山市

『JR時刻表』の地図を眺めてもわかるように広大な紀伊半島はまさに日本最大の半島。この紀伊半島を1泊2日でじっくりとめぐる旅、途中、郷土料理を味わい温泉宿にも泊まる。一度は“乗り鉄”したい憧れの旅をどうぞ!


関西本線と接続する亀山駅が起点の紀勢本線。ここから南紀方面へはディーゼルカーの旅が始まる。広大な紀伊半島、普通列車で一駅ごとに進む旅もいい。運転席の窓周辺が黒い車両はなんとなくパンダっぽい


かつては思わず目を見張るほど大きかったという名物の「めはり寿司」。大きなおにぎりを高菜(浅漬け)の葉で包んだ和歌山県南部地方の郷土料理で、思わず目を見張るおいしさ。新宮ではぜひ食べてみたい


紀伊半島を代表する名湯の一つ、南紀勝浦温泉の露天風呂。洞窟風呂など名物風呂も多い。最寄り駅は紀伊勝浦駅で、自治体は那智勝浦町。南紀に紀伊に那智とややこしい地名も話のタネになります


ところどころ太平洋が顔をのぞかせる紀勢本線の旅。冬も暖かな南紀では、海を見ると途中下車したい気分に。本州最南端の串本や、パンダの白浜を散策するアレンジも。「青春18きっぷ」で気ままな旅を


紀伊半島をぐるっと回って到着した和歌山駅。和歌山では名物の「和歌山ラーメン」を味わってみたい。当地ではラーメンと一緒に「早寿司」と呼ばれる鯖の押し寿司を食べるのもユニークな特徴になっている


和歌山からは紀州路快速に乗って大阪へ。大阪で東海道本線の新快速に乗り継ぎ、米原を経由して名古屋へ向かう。このエリアは便利な快速列車が充実しており、「青春18きっぷ」の旅も快適にサポート

旅のMEMO

観光の問合せ
新宮(新宮市): 新宮市観光協会(新宮駅構内)●TEL.0735-22-2840
紀伊勝浦(那智勝浦町): 那智勝浦町観光協会(紀伊勝浦駅構内) ●TEL.0735-52-5311
和歌山(和歌山市): JR和歌山駅観光案内所 ●TEL.073-422-5831
名古屋から亀山、新宮を経て、南紀勝浦温泉の宿でゆったり

 日本一大きな半島、紀伊半島。海岸線を沿うように紀勢本線がぐるっと走っている。温暖な気候の南紀は冬なおポカポカ、鉄道ぶらり旅も存分に楽しめそうだ。

 名古屋から南紀へ向かう際、快速「みえ」をご利用の方も多いのでは? 快速「みえ」は「青春18きっぷ」で自由席に乗車できるものの、途中、経由する第三セクターの伊勢鉄道線(河原田~津)は「青春18きっぷ」の効力外、別途運賃490円が必要になる。

 伊勢鉄道(旧国鉄伊勢線)の開通は昭和48年(1973)と新しく、それ以前の時代は名古屋から南紀方面へ向かう列車は関西本線で亀山を経由。せっかくの紀伊半島一周ぶらり旅だから、紀勢本線の起点でもある亀山を回って行こう。この歴史的なルートなら別途料金もかからない。

 亀山からは伊勢市行きの普通列車で多気へ、そして、列車を乗り換え、和歌山県の新宮には13時20分の到着。

 新宮といえば、ご存じの方も多い郷土料理の「めはり寿司」をランチにどうぞ。また、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる熊野速玉(はやたま)大社も駅からほど近く(徒歩約15分)、こちらにもお出かけを。

 新宮をぶらりと歩き、いよいよ南紀勝浦温泉の最寄り駅、紀伊勝浦へ。「紀の松島」と呼ばれる絶景の南紀勝浦温泉は、船で向かう宿あり、洞窟風呂ありと、魅力もたっぷり。ここはぜひお好みの宿でゆったりとお過ごしを。東向きなら新年の初日の出も拝める。

南紀の海を車窓に眺め、和歌山、大阪を経て名古屋へ帰る旅

 「青春18きっぷ」でめぐる紀伊半島一周の旅。南紀勝浦温泉ではのんびりと朝湯も楽しみ、ゆっくりの出発としよう。

 紀伊勝浦9時45分発の普通列車は紀伊田辺行き。途中、ところどころ見える南紀の海景色が旅情を誘い、なんとなくぶらり途中下車したい気分になる。紀伊半島南部でおすすめの途中下車スポットとしては、串本(10時24分着)や白浜(11時36分着)だ。

 串本といえば本州最南端の町。台風中継でも知られる潮岬(本州最南端の岬)があり、バスが出ている。周辺を観光し、串本12時40分発の紀伊田辺行き普通列車に乗車すれば、紀伊田辺、御坊で列車を乗り継ぎ、和歌山には16時7分の到着。その後は本プランの列車に“合流”できる。

 一方、パンダがお好きであれば白浜で下車を。パンダで人気の「アドベンチャーワールド」までバス便がある。パンダに癒され、白浜15時52分発の普通列車に乗れば、途中、紀伊田辺、御坊、和歌山、大阪、米原、大垣で列車を乗り継ぎ、名古屋には22時41分に到着(土休日は23時14分着)する。

 さて、本プラン通り和歌山に到着された方は、名物の「和歌山ラーメン」でおやつタイム。当地のラーメンは濃厚な醤油味で、食べるほどに身も心もポカポカになる。

 広大な紀伊半島をめぐる旅もそろそろクライマックス。和歌山からは快適な紀州路快速や新快速の旅。ゆったりくつろぐうちに名古屋の明かりが見えてくる。

旅のスケジュール

  駅名 時間 旅のひとことアドバイス
1日目 名古屋 発 7:04 関西本線、普通列車
亀山 着 8:19 乗り換え(土休日は8:17着)
亀山 発 8:23 紀勢本線、普通列車
多気 着 9:36 乗り換え
多気 発 9:43 紀勢本線、普通列車
新宮 着 13:20 ランチに名物「めはり寿司」を
新宮 発 15:24 紀勢本線、普通列車
紀伊勝浦 着 15:47 この日は南紀勝浦温泉泊
2日目 紀伊勝浦 発 9:45 紀勢本線、普通列車
紀伊田辺 着 11:59 乗り換え。駅近くに弁慶像も
紀伊田辺 発 12:11 紀勢本線、普通列車
御坊 着 12:55 乗り換え
御坊 発 13:00 紀勢本線、普通列車
和歌山 着 14:08 おやつに「和歌山ラーメン」を
和歌山 発 16:10 阪和線・大阪環状線、紀州路快速
大阪 着 17:47 乗り換え(土休日は17:45着)
大阪 発 18:00 東海道本線、新快速
米原 着 19:25 乗り換え
米原 発 19:34 東海道本線、新快速
名古屋着 20:41 旅の終わり

午年生まれの駅|JR東海・JR西日本 編

 JR東海では、明治39年(1906)に穂積駅(東海道本線)が開業。大正7年(1918)には田切駅(飯田線)や伊那本郷駅(同)、また、可児(かに)駅(太多線)も開業している。
 JR西日本では、明治27年(1894)に広島駅、三原駅、海田市(かいたいち)駅など山陽本線の駅が多く開業し、塚口駅(福知山線)も開業。大正7年開業の小浜駅(小浜線)や温泉津(ゆのつ)駅(山陰本線)も午年生まれだ。


中国地方のターミナル駅・広島駅も午年生まれの駅。その開業は明治27年6月10日と古く、来年は弘前駅と同様、120歳となる

文・写真:相澤秀仁&京子
※掲載されているデータは2013年12月2日現在のものです。

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