『トレたび』は、交通新聞社が企画･制作･運営する鉄道･旅行情報満載のウェブマガジンです。
石川県在住。カレイとヒラメの区別がいまだにつかない65歳、元会社役員。
昨年、会社を退職して時間に余裕ができたので、のんびりと列車でひとり旅をしたいのですが、これまでなにかと秘書にまかせきりだったので、乗り換えが心配です。乗り換えのコツを教えて下さい。
うむ、たしかに列車旅も乗り換えのことばかり気にしていては落ち着かぬなあ。でも心配ご無用！ 拙者にお任せあれ。
時刻が書かれていない駅や「レ」の記号がある駅には列車は止まらない。
また、「＝」の記号で目的駅の手前で時刻が途切れている場合は、乗り換える必要があるぞ。
乗り換える際は、右隣りの列に目を移すのじゃ。次の列車が続いていれば、その列車に乗り換えることができる。着時刻と発時刻の間隔（乗り換え時間）も必ずチェックでござる。
よく見ると、時刻の下には（以下～頁）や（前掲載～頁）といった記述があるぞ。
また、時刻表の上部に「前の掲載頁」、同じく下部には「次の掲載頁」という項目がある場合もある。見ているページより前や後の駅時刻を知りたい場合に便利でござる。
上の欄外部分にも、「乗り換え（掲載ページ）」という項目がある。随所に情報がたくさん載っているぞ。
ご親切にどうも。
おかげさまで、乗り換えを心配せずに旅に出られそうです。
兵庫県姫路市勤務。28歳、超多忙で婚活もできないビジネスウーマン。
今日の午前中は社内会議がギッシリ。14時には新山口でクライアントとの会議があるから、15分位前には新山口駅に着かないといけないの。重いスーツケースをひきずっているから乗り換えが心配で…。ランチもとれなさそうだし…。
どうすればいいの？ 助けて、時刻表サムライ！（泣）
ウム、まず大事なのは、乗り換えが不安なときは、列車の着発番線に気をつけることじゃ。時刻表には、代表的な駅の着発番線が記載されていることが多い。同じ着発番線の列車を乗り継げば、重い荷を担いでホームの階段を上り下りしなくても良いから、乗り継ぎもスムーズなのじゃ。
新山口駅に14時15分前に着きたいなら、姫路駅を正午に出発する「のぞみ105号」に乗車。岡山駅で着発番線が同じ22番線の12時31分発「のぞみ15号」に乗り換えれば、そのまま新山口まで一直線でござる。
乗り換え時間はたしかに心配の種だが、このようにあらかじめ着発番線を調べておけば一安心じゃ。
何度も列車を乗り換えていては落ち着かぬ。乗車時間が長ければ、移動の車内で駅弁ランチを楽しむことだってできるから、空腹で会議中におなかが鳴ってしまう心配もないぞ。
時々、左右の時刻が逆転していることもあるが、これはその時間間隔で乗り換えるのが難しいから、あえて逆に載せているのでござる。
一見、乗り換えられそうでも、乗り換える列車のホームが離れている場合などがあるから注意なされ。
※本文の表記は、新幹線乗り換えの場合を指すものです。
ありがとう、時刻表サムライ！ これで今日のハードスケジュールをばっちりこなせそうだわ。
ところで、藪からスティックだけど、時刻表サムライは結婚しているの？
・・・まだ独り身でござるが、忙しい拙者と人生をともにしてくれる鉄道好きの女性とめぐり合えると信じておる。
では、これにてご免！
※写真の時刻表は説明用のものです。最新の『JR時刻表』をご覧ください。
