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2026.01.15ジパング俱楽部2026年は平日も偕楽園駅が営業。130回目の節目を迎える「水戸の梅まつり」|JR東日本エリアおでかけニュース

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本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。

今月、編集部が注目したJR東日本エリアのニュースは、偕楽園と弘道館で開催される水戸の早春の風物詩「水戸の梅まつり」についてです。


水戸藩ゆかりの地で、徳川斉昭の愛した梅の花を観る

茨城県水戸市

甘い香りを漂わせながら咲き誇る紅白の梅花が早春の到来を告げる「水戸の梅まつり」。例年2月中旬から3月下旬にかけて開催され、日本三名園のひとつ「偕楽園(かいらくえん)」と日本最大規模の藩校「弘道館(こうどうかん)」に例年約30万人が訪れる観梅行事です。

現在の梅まつりに連なる行事が始まったのは1890年代のこと。1896(明治29)年12月にのちの常磐(じょうばん)線となるルートで上野・水戸間の鉄道がつながると観梅列車が運行されるようになり、1925(大正14)年には偕楽園前の臨時駅が開業。鉄道での往来の利便性が向上したことで、多くの観梅客が訪れる水戸の早春を代表する観光行事となり、今年ついに第130回の開催を迎えます。

メイン会場となるのが、1842(天保13)年に開かれた偕楽園です。園内には、花の形・香り・色などがとくに優れた「水戸の六名木」をはじめとした約100品種3000本の梅が植えられており、早咲き・中咲き・遅咲きと開花時期の異なる品種が揃っているため、長期間にわたり観梅を楽しめます。藩主別邸「好文亭(こうぶんてい)」や見晴広場などのある本園のほか、本園南側の有料区域外に広がる田鶴鳴(たづなき)梅林などで優美な梅花を観賞できます。
一方、水戸駅付近にある弘道館には、約60品種800本の梅が植栽されています。美しい梅花が咲くなか、弘道館正庁裏にある「種梅記碑(しゅばいきひ)」から、偕楽園や弘道館を創設した第九代水戸藩主・徳川斉昭(なりあき)の梅に対する思いや、斉昭が梅を植えさせた理由などを知ることができます。


田鶴鳴梅林から望む好文亭 田鶴鳴梅林から望む好文亭


1841(天保12)年創建の弘道館正庁 1841(天保12)年創建の弘道館正庁

弘道館公園の梅林 弘道館公園の梅林

夜間の観梅イベントや今年ならではの企画にも注目! 梅まつり行事を楽しもう

梅まつり期間中には、偕楽園や弘道館を中心にさまざまな行事や企画が実施されます。

注目のイベントは、昨年初開催された「偕楽園 UME The Lights(ウメザライツ)」。今年は昨年よりもイベントエリアを拡充して実施され、斉昭が偕楽園に込めた「陰と陽の世界観」を演出のコンセプトとした梅林のライトアップと人工雲海による竹林のプロジェクションマッピングを展開。会場内で販売される梅グルメなどを堪能しながら、光と梅や竹が織りなす幻想的な偕楽園の夜景を見ることができます。また、3月7日には弘道館と水戸城跡で「夜・梅・祭(よるうめまつり)」を開催。弘道館の夜間開放や梅のライトアップなどが実施され、水戸城跡周辺で夜の観梅が楽しめます。

日中にも水戸の歴史文化や梅の魅力を満喫できる行事が盛りだくさん。偕楽園での野点茶会やひな流し、弘道館での武道演武の公開、常磐(ときわ)神社境内での「全国梅酒まつりin水戸」、歴史アドバイザーによる会場内の見どころ案内、黄門さまとの記念撮影サービスなどが催されます。さらに、今年は偕楽園の見晴広場に六十四代続く歴代の水戸の梅むすめと梅大使が一堂に会し、セレモニーが執り行なわれます。

また、例年は梅まつり期間中の土・日曜、祝日のみ営業する常磐線の偕楽園臨時駅が、今年は梅の見頃となる2月24日から3月6日までの平日にも営業します。多くの人でにぎわう休日の梅まつりも魅力的ですが、混雑が少なくゆったりと観梅が楽しめる平日にも梅まつりに訪れてみてはいかがでしょうか。


「偕楽園UME The Lights」での偕楽園梅林ライトアップ風景 「偕楽園UME The Lights」での偕楽園梅林ライトアップ風景


「偕楽園UME The Lights」の孟宗竹林プロジェクションマッピング 「偕楽園UME The Lights」の孟宗竹林プロジェクションマッピング

弘道館はじめ水戸城跡周辺で梅の夜間ライトアップなどが行なわれる「夜・梅・祭」 弘道館はじめ水戸城跡周辺で梅の夜間ライトアップなどが行なわれる「夜・梅・祭」

日本全国から出品される120種類以上の梅酒の試飲・即売などが行なわれる「全国梅酒まつりin水戸」 日本全国から出品される120種類以上の梅酒の試飲・即売などが行なわれる「全国梅酒まつりin水戸」

基本情報

名称 第130回記念水戸の梅まつり
開催期間 2月11日~3月22日。偕楽園は6~19時、弘道館は9~17時 ※催事により変更となる場合あり。「偕楽園UME The Lights 2026」は期間中の金~日曜・祝日の18~20時(昼夜入れ替え制) ※一部イベントは天候により中止の場合あり
問い合わせ先 029-224-0441(水戸観光コンベンション協会)
029-228-0772(観梅本部 ※期間中のみ)
交通アクセス

常磐線偕楽園駅(9時45分~16時35分の下りのみ開設)から東門まで徒歩約4分。常磐線水戸駅から表町経由赤塚駅南口、桜川車庫行きほか茨城交通バス約11分の歴史館偕楽園入口下車後、表門まで徒歩約8分ほか(偕楽園)。水戸駅から徒歩約8分(弘道館)

料金 偕楽園入園料320円(70歳以上は160円)。好文亭入館料230円(70歳以上は110円)。「偕楽園 UME The Lights 2026」1000円。「全国梅酒まつりin水戸2026」1600円。弘道館入場料420円(70歳以上は210円) ※その他、一部有料のイベントあり
URL https://mitokoumon.com/ume/
  • 文/毛塚貴康
  • 写真はすべてイメージです。
  • 記事中の情報は2026年1月時点のものです。
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