2024.08.21ジパング俱楽部ジパング倶楽部会員が選んだ、この秋行きたい! 紅葉名所ランキング2024年|北陸エリア
北陸エリアの「紅葉名所」ランキング
会員誌2024年3-4月号で質問した「旅行で行くなら、どこの紅葉が見たいですか?」の結果をエリア別に発表!
北海道から九州まで、各地のジパング倶楽部会員様の声をもとに作成した、紅葉名所ランキングです。
北陸エリア(富山県・石川県・福井県)のベスト3は、トロッコ電車が駆ける「黒部峡谷」、登山客に人気な「立山」、日本三名園のひとつである「兼六園」。大自然や名勝スポットで紅葉を楽しみましょう。
- ※トップの画像は、「新山彦橋」
北陸エリアランキング
第1位 黒部峡谷(富山県黒部市)
紅葉の見頃:10月下旬〜11月中旬
日本一深いV字峡・黒部峡谷は、トロッコ電車でしか行けない秘境。ダイナミックに展開する雄大な紅葉は、一度は見ておきたい絶景です。山頂の初雪と多様な紅葉、裾野の緑などが重なる色調は“黒部の五段染め”と讃(たた)えられるほど。
トロッコ電車は宇奈月駅から欅平(けやきだいら)駅まで全長約20キロを走行します(※)。沿線には、見ごたえのある紅葉観賞ポイントが点在。
黒部川に架かる真紅の鉄橋「新山彦橋」もそのひとつ。黒部川の清流と赤い鉄橋、紅葉が生み出すコントラストは感動的で、鉄橋を渡るトロッコ電車の姿をカメラに収めようと「旧山彦橋」にも多くの人が訪れます。
“山彦橋” の名は電車の音がやまびことなり、宇奈月温泉まで響いたことに由来するとか。黒部川に沿って立ち並ぶ宇奈月温泉の旅館やホテルからも、紅葉に染まる峡谷と山々を望めます。
- ※能登半島地震の影響で今シーズン(2024年11月30日まで)は宇奈月駅~猫又駅間の折り返し運転になります。10月4日(予定)までは猫又駅で下車できません(来シーズンの運行情報については、改めて公式電鉄ホームページでご案内予定です)。
- トロッコ電車に乗って、大自然を味わえる
- 山一面の紅葉を見ることができ、鮮やかな紅葉と雄大なスケールが素晴らしい
- 昔見た時の感動を今一度感じたい!
黒部峡谷トロッコ電車
問い合わせ先 | 0765-62-1011(黒部峡谷鉄道お客さまセンター) |
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交通アクセス | 北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅下車、徒歩約5分の富山地方鉄道本線新黒部駅から約24分の宇奈月温泉駅下車、徒歩約5分(黒部峡谷鉄道宇奈月駅) |
URL | https://www.kurotetu.co.jp/ |
第2位 立山(富山県立山町)
紅葉の見頃:9月下旬〜11月上旬
立山黒部アルペンルートは本州でもっとも早く紅葉が始まるとされるエリア。例年9月中旬、標高2450メートルの室堂平付近からスタートするといわれます。
ケーブルカーと高原バスを乗り継ぐと、麓(ふもと)の立山駅から室堂までは約1時間。登山経験がなくても気軽に行けるので、幅広い世代に好評です。
紅葉する植物はナナカマドやミネカエデ、チングルマなどで、繊細で多彩な色調が特徴。散策コースが整備されているので、立山主峰と紅葉が織り成す非日常的な絶景を心ゆくまで満喫できます。
立山の紅葉前線は少しずつ山を下ってきますが、標高1828メートルの黒部平周辺も一見の価値あり。「立山ロープウェイ」から眼下のタンボ平を見わたすと、一面が黄色い絨毯(じゅうたん)のようでナナカマドの赤色が輝きを放ちます。
- 圧巻の景色。空気が澄み色鮮やか
- 紅葉がバスからも楽しめるし、途中で降りてハイキングでゆっくり見ることもできる
- 紅葉と山肌のグラデーションが素晴らしい!
室堂ターミナル
問い合わせ先 | 076-462-1001(立山町観光協会) |
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交通アクセス | 北陸新幹線富山駅下車、徒歩約10分の富山地方鉄道電鉄富山駅から約1時間5分の立山駅下車後、立山ケーブルカーに乗り換え約7分の美女平駅から室堂行き立山高原バス約50分の終点下車すぐ |
URL | https://yukutabi-tateyama.jp |
第3位 兼六園(石川県金沢市)
紅葉の見頃:11月上旬〜下旬
加賀百万石の歴史を伝える「兼六園」は、国の特別名勝にも指定されている日本三名園のひとつです。江戸時代前半に加賀藩主によって造営された大名庭園を起源とし、その後歴代の藩主により手が加えられてきました。3万坪を超える敷地に8000本ほどの樹木が植えられ、池泉を中心に道をめぐらし橋や築山(つきやま)、御亭(おちん)を配置した廻遊式の庭園です。
四季折々に味わい深い庭園ですが、とくに秋の紅葉は見逃せません。カエデやケヤキなどが色づき始めた庭園の光景は、古都の風雅を感じさせます。庭師たちが丹精込めて育てた木々の、美の饗宴(きょうえん)の始まりです。
そして紅葉を愛(め)でる人々が、思わず足を止めるのが「雪吊り」。雪の重みから樹木を守るため、円錐(えんすい)形に枝を吊り上げる伝統的な造園技術です。「雪吊り」の作業が始まるのは例年11月1日で、兼六園の風物詩として親しまれています。
- 素敵な庭園で紅葉も楽しめる
- 思い出の場所であり、また行きたい
- 毎年行っている。整えられた庭園がとてもすてき!
兼六園
問い合わせ先 | 076-234-3800(金沢城・兼六園管理事務所) |
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時間 | 3月1日~10月15日は7時~17時30分、10月16日~2月末日は8時~16時30分(時期で変動) |
定休日 | なし |
交通アクセス | 北陸新幹線金沢駅から石川県立図書館行きほか北鉄金沢バス約12分の兼六園下・金沢城下車、徒歩約5分 |
値段 | 320円 ※早朝開園(無料)についてはホームページにて |
URL | https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/ |
紅葉名所ランキング一覧マップ
文/北浦 雅子
【注意事項】
- ※記事中の情報は2024年8月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。