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2025.01.23ジパング俱楽部新たな一面に出合える「小樽」で行くべきスポット+グルメ10選|北海道エリア

全国のジパング倶楽部会員様に聞いた「もう一度訪れたい町」ランキングで、北海道エリア2位となった小樽。ジパング倶楽部編集部ではこの町で行ってほしいスポットとグルメ情報を定番から穴場まで、10カ所ピックアップしました。

「ニシンで栄えた港町」「歴史ある洋酒」「近代産業遺産」「愛されるソウルフード」の4テーマに分けて、小樽のおすすめ10選をご紹介します。



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  目次  

ニシンで栄えた港町

歴史ある洋酒

近代産業遺産

愛されるソウルフード

小樽ってどんな町?


小樽を象徴する小樽運河の風景 小樽を象徴する小樽運河の風景

石炭を積み出すため、開拓時代に北海道最初の鉄路が開通した小樽は、北の商都として近代化が進んだ町。
小樽運河沿いの倉庫群や旧銀行など歴史的建造物が数多く残り、近年ではその建物を生かした飲食店やみやげ品店としても利用されています。


会員様の声
 
  • 大正・昭和を感じる町並みとおいしい海の幸を堪能できる。(千葉県・男性)
  • 雪明かりの小路の雰囲気がとても素敵でした。次は違う季節にも訪れたい。(京都府・女性)
  • 運河の夕暮れ時の景色が素晴らしかった。(静岡県・男性)

「小樽」で行くべきスポット+グルメ10選

歴史を感じられる名所や定番のグルメなど、小樽観光におすすめしたいスポットをテーマ別に紹介します。

ニシンで栄えた港町


にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)

贅と粋を尽くした建築の美しさに圧倒される


138枚の花の大天井画 138枚の花の大天井画

明治・大正時代にニシン漁で巨万の富を築いた青山家。
三代目の希望で建てられた「旧青山別邸」は、みごとなふすま絵や繊細な彫刻が施された欄間(らんま)など豪華絢爛(けんらん)な建築美に彩られ、国の登録有形文化財にもなっています。
貴賓館ではその「旧青山別邸」や庭園を眺められる食事処で「にしんお重」2200円や松花堂弁当などを味わうこともできます。


問い合わせ先 0134-24-0024
時間 11〜3月は9時〜15時30分、4〜10月は9時〜16時30分。レストランでの食事は11時〜14時30分
定休日 1月1〜7日(レストランは12月26日〜1月7日)
交通アクセス 函館本線小樽駅からおたる水族館行き北海道中央バス約20分の祝津3丁目下車、徒歩約5分
値段 「旧青山別邸」は1300円
URL http://www.otaru-kihinkan.jp

大正硝子館 本店

今なお残るガラス文化に触れ、体験する


建物は小樽市の歴史的建造物に指定されている 建物は小樽市の歴史的建造物に指定されている

銅鉄金物商だった名取高三郎の商家建築(1906〈明治39〉年以降築)を利用したガラス製品の店。
ニシン漁で使用するガラス製の浮き玉や石油ランプの需要から、小樽ではガラス工業も盛んでした。
その名残から、小樽には美しいガラス製品を扱う店が豊富です。
グラスや器を販売する「大正硝子館 本店」では、隣接する工房で吹きガラスやとんぼ玉製作などの体験も可能です。


問い合わせ先 0134-32-5101
時間 9〜17時(体験はメニューにより異なる)
定休日 なし
交通アクセス 函館本線小樽駅から徒歩約10分
値段 吹きガラス体験4620円、とんぼ玉製作体験1300円〜など
URL https://www.otaruglass.com

小樽芸術村

建築美と世界の芸術作品が融合


ルネサンス様式の旧三井銀行小樽支店    ルネサンス様式の旧三井銀行小樽支店  

ステンドグラス美術館 ステンドグラス美術館

大正〜昭和にかけて建てられた5棟の歴史的建造物を展示公開。
旧荒田商会・旧高橋倉庫はイギリスで制作された教会用ステンドグラスを集めた「ステンドグラス美術館」、旧北海道拓殖銀行小樽支店は近・現代の日本画や洋画、彫刻を展示する「似鳥美術館」、旧浪華倉庫はガラス工芸品や家具などを鑑賞できる「西洋美術館」として活用されています。


問い合わせ先 0134-31-1033
時間 11〜4月は10時〜16時30分、5〜10月は9時30分〜16時30分。変更の場合あり
定休日 11〜4月は水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始。5〜10月は第4水曜(企画展の開催・展示替えなどによる変更の場合あり)。西洋美術館内ミュージアムショップは無休
交通アクセス 函館本線小樽駅から天狗山ロープウエイ行き北海道中央バス約4分の小樽芸術村下車、徒歩すぐ
値段 西洋美術館、似鳥美術館、ステンドグラス美術館各1200円、旧三井銀行小樽支店500円(4館共通券2900円)
URL https://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/

歴史ある洋酒


小樽ビール醸造所・小樽倉庫No.1

忠実なドイツ式製法で醸造するつくりたてのビール


左から、ピルスナー、ドンケル、ヴァイス 左から、ピルスナー、ドンケル、ヴァイス

小樽運河沿いに立つ旧倉庫をビール醸造所兼ビアパブとして活用。
中央に輝く大きな仕込み釜を実際に使用し、本格的なドイツ式製法でビールを醸造しています。
ピルスナー、ドンケル、ヴァイスが代表銘柄。
本場ではビールのお供として定番の「ブレッツェル」や道産鶏肉を使った「スパイシーフライドチキン」など料理も豊富です。


問い合わせ先 0134-21-2323
時間 11〜22時(醸造所見学は営業中常時可、無料、予約不要)
定休日 なし
交通アクセス 函館本線小樽駅から徒歩約15分
URL https://otarubeer.com/jp/

北海道ワイン

北海道のワイン作りの歴史を学べる


2023年9月にリニューアル 2023年9月にリニューアル

1974(昭和49)年に創業し、北海道のワイン造り黎明期から挑戦してきた老舗ワイナリーのひとつです。
その歴史やワイン造りを学べるワイナリーツアーを毎日開催。
ワイン2杯付きの「ライトコース」2200円から、専門スタッフによる解説とともにワインのペアリングやランチを楽しめる「ワイナリーランチ」1万3000円〜(月1回開催)まで、好みに合ったツアーを楽しめます。


問い合わせ先 0134-34-2187
時間 9〜17時
定休日 年末年始
交通アクセス 函館本線南小樽駅から車約15分
値段 入場無料。ワイナリーツアーは「ライトコース」2200円(30分)、「フルコース」6600円(1時間30分)など
URL https://www.hokkaidowine.com

近代産業遺産


小樽運河

レトロな倉庫群が立ち並ぶ小樽の象徴


運河沿いには63基のガス灯がある 運河沿いには63基のガス灯がある

2023年に完成から100年の節目を迎えた小樽運河。
北海道開拓の要として港が発展していったことから、物流の効率化を図るために運河が造られ、1923(大正12)年に完成しました。
全長約1140メートルの運河沿いに立ち並ぶ石造倉庫群が往時を想像させます。
夜には散策路のガス灯に明かりが点(とも)り、ノスタルジックな雰囲気に包まれます。


問い合わせ先 0134-33-2510(小樽観光協会)
交通アクセス 函館本線小樽駅から徒歩約10分
URL https://otaru.gr.jp/shop/otarucanal

旧国鉄手宮線

小樽の発展に寄与した鉄道の廃線跡を歩く


約1600メートルの散策路 約1600メートルの散策路

幌内(現・三笠市)の炭鉱から小樽港へ石炭を運ぶために敷かれた北海道初の鉄道・官営幌内鉄道。
小樽の手宮駅~札幌駅間が1880(明治13)年に開通し、その後国鉄手宮線となりました。
鉄道の敷設によって小樽は当時の北海道経済の中心都市として発展し、商工業や金融業でにぎわいました。
現在、「小樽寿司屋通り」と「小樽市総合博物館 本館」の間に線路跡が残され、約1600メートルの散策路が整備されています。


問い合わせ先 0134-33-2510(小樽観光協会)
交通アクセス 函館本線小樽駅から徒歩約10分
URL https://otaru.gr.jp/shop/temiya-line

愛されるソウルフード


若鶏時代なると 本店

鶏の半身を豪快に揚げたパリッとジューシーな名物料理


「若鶏の半身揚げ」 「若鶏の半身揚げ」

看板メニューの「若鶏の半身揚げ」は道民におなじみの小樽名物。
1957(昭和32)年にお好み焼き店として創業し、鉄板焼きなどに使用していた鶏肉を揚げたものが評判を呼びました。
表面の皮はパリッと香ばしく、中はふっくらと柔らかく仕上げています。
単品1080円のほか、ごはんや味噌汁などが付いた「若鶏定食」1380円、にぎり寿司とセットの「若鶏・寿司セット」2300円なども味わえます。


問い合わせ先 0134-32-3280
時間 11時〜20時30分
定休日 1月1日
交通アクセス 函館本線小樽駅から徒歩約6分
URL http://otaru-naruto.jp/naruto/

洋菓子 あまとう本店

ここだけの焼き菓子「マロンコロン」を小樽みやげに


小樽銘菓の「マロンコロン」 小樽銘菓の「マロンコロン」

「いちごクリームぜんざい」Mサイズ1280円~ 「いちごクリームぜんざい」Mサイズ1280円~

昔ながらの店舗が並ぶ小樽都通り商店街の一角にある洋菓子店。
1929(昭和4)年、焼き菓子も販売する食堂として創業しました。
1階では生ケーキやチョコレート、焼き菓子を販売。
2階はレトロな喫茶店で名物の「クリームぜんざい」などをゆっくりと味わえます。
伝統の焼き菓子「マロンコロン」250円〜は、さっくりとしたクッキーをチョコレートコーティングして重ねた逸品です。


問い合わせ先 0134-22-3942
時間 1階売店は10時〜18時30分、2階喫茶は12〜17時
定休日 水・木曜(不定休あり、公式ホームページでお知らせ)
交通アクセス 函館本線小樽駅から徒歩約6分
URL https://otaru-amato.com

小樽寿司屋通り

職人たちの技が光る極上の寿司を味わう


寿司をはじめとした飲食店が並ぶ「小樽寿司屋通り」 寿司をはじめとした飲食店が並ぶ「小樽寿司屋通り」


小樽の寿司は、ネタの質のよさが自慢 小樽の寿司は、ネタの質のよさが自慢

小樽では寿司を提供する店が120店舗以上営業しており、「寿司の町」のイメージを確立しています。

小樽堺町通り商店街から国道5号に続くゆるやかな上り坂が「小樽寿司屋通り」。 付近には職人たちがしのぎを削る名店が揃っています。 北海道はいつ訪れてもどこかの港で旬の魚介類が獲れている海産物の宝庫。

マグロやホタテ、ウニはもちろん、ホッケやハッカクなど本州では生であまり見かけないネタにも挑戦してみたいところです。


問い合わせ先 0134-33-2510(小樽観光協会)
時間 店舗により異なる
定休日 店舗により異なる
交通アクセス 函館本線小樽駅から徒歩約10分
URL http://www.otaru-sushiyadouri.com

紹介スポット一覧マップ

文/春日明子

  • 記事中の情報は2025年1月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
  • 新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。