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2020.11.25

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第19回「日本鉄道賞」の受賞者が決定しました!

「日本鉄道賞」決定!

「日本鉄道賞」は、毎年、その年の鉄道に関する優れた取組を表彰するものです。国民の鉄道に対する理解と関心を深め、支持を得るとともに、鉄道の一層の発展を期することを目的としています。第19回目となる今年の受賞者が決定したのでご紹介します。

日本鉄道大賞

東日本旅客鉄道株式会社「全線運転再開~沿線の方々の思いを乗せて再びつながった常磐線~」

(選考理由)
常磐線が走るふくしま浜通りは、美しい自然に恵まれ温かい人々のつながりのある豊かな歴史を持つ地域です。常磐線はそこにある街と人々を結び、地域の大切な足の役割を果たしてきました。
2011年3月の大地震と津波により、人々の暮らしと街、そしてその暮らしを繋いできた常磐線は甚大な被害を受けました。運行再開までの道のりは大変険しいものでしたが、常磐線再開事業の関係者は、さまざまな困難を乗り越え、地元自治体との連携を大切にし、9年以上の努力を経て、全線の再開を実現しました。
令和時代の今日、世界的感染症の脅威に見舞われ、私達の暮らしも、鉄道を含む交通事業も、再び大きな困難の中にあります。しかし、この難しい状況にあるからこそ、9年前、未曾有の被災から見事に立ち上がった常磐線の姿は、私達に明るい希望を示してくれるものとなっています。

日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞

「四国に“愛と勇気と笑顔”を届ける救世主!地域創生」特別賞
四国旅客鉄道株式会社「四国に元気と笑顔を!~アンパンマン列車とともに20年~」


(選考理由)
アンパンマンの原作者・やなせたかし先生が高知県の出身であることに着目し、四国での運行がはじまったアンパンマン列車。
2000年10月の最初の運行以降、アンパンマン列車のなかった時代を思い出せないほど、“JR四国と言えばアンパンマン”というイメージを20年かけて見事につくり上げました。
鉄道ファンのみならず一般の利用客をも魅了し続ける当企画は、鉄道界への貢献だけでなく、多くのロールモデルになりうる好事例であると評価されました。これからも、多くの笑顔を乗せたアンパンマン列車が走り続けることが期待されます。

「手づくりミュージアムが地域と鉄道会社を元気にする」特別賞
京浜急行電鉄株式会社 「「歴史的名車」を「社員の想い」を込めて~五感で感じる京急ミュージアム~」

(選考理由)
京浜急行電鉄株式会社は 2020年1月、創立120周年事業の一環として、横浜・みなとみらい地区の本社ビル1階に「京急ミュージアム」を開設しました。館内には、約2年をかけて復元した歴史的車両デハ230形をはじめとした『本物』にこだわった展示物を設置。地域に新たな賑わいをもたらしています。
地域を活性化するとともに、鉄道の魅力や存在意義などを広く情報発信する有益な施設として、「手づくりミュージアムが地域と鉄道会社を元気にする」特別賞に選ばれました。

「先進技術で未来を駆ける至高の新幹線車両開発」特別賞
東海旅客鉄道株式会社「N700Sの開発」


(選考理由)
N700Sは、高い安全性を実現するブレーキシステムや状態監視、優れた快適性の実現や高速鉄道世界初のバッテリー自走システムの採用など、先駆的な技術を多数導入した日本を代表する高速鉄道車両です。また、0系新幹線と比較して 50%以上の高い省エネルギー性能を実現している点も高く評価されました。
日本の新幹線のステータスをさらに高める高速鉄道車両開発として、「先進技術で未来を駆ける至高の新幹線車両開発」特別賞を受賞しました。


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