2021.10.22
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鉄道博物館で「山手線展~やまのてせんが丸くなるまで~」開催中! 高校生が考えた企画も
首都圏の移動に欠かせない環状線・山手線。東京駅に新宿駅、品川駅に上野駅……有名どころの駅を上げればきりがない、首都圏を代表するこの路線を特集した企画が、10月9日(土)から鉄道博物館で開催中です。
山手線の開業は1885(明治18)年。それまで日本に存在しなかった「環状線」という未曽有のプロジェクトが、どのように始まったのか。また山手線は、どのようにその役割を変えていったのか。
この企画展ではそんな問いから、東京という街のあり方とも密接にかかわる、ダイナミックな歴史を紐解くことになります。
なお今回は埼玉県教育員会の協力のもと、埼玉県立新座総合技術高等学校の生徒が企画段階から参加。
学校でもデザインや情報技術を学んでいるという高校生のアイディアをふんだんに散りばめた、過去にない企画展となっています。
会期は2022年1月31日(月)まで。もしも、まだ鉄道博物館に行ったことがないという人はぜひこの機会に行ってみましょう。
足を運んだことがある人も本企画は必見! 山手線のヒミツをじっくり知ることができます。
「山手線展~やまのてせんが丸くなるまで~」

- ※幼児は3歳以上未就学児。
- ※ご入館の際は、事前に指定のコンビニエンスストアで時間指定の「入館券」(枚数限定)をご購入ください。なお、既に各種割引、利用券等をお持ちの方は事前に入館券をご購入いただく必要はございません。
協力:埼玉県教育委員会
「山手線展~やまのてせんが丸くなるまで~」詳細はこちら(鉄道博物館ホームページ)
展示・イベント内容
山手線の誕生から環状化、今までの歴史を知ろう
明治末期、駒込付近を運転する山手線の電車
49年ぶりの新駅・高輪ゲートウェイ
山手線の起源は1880年代、貨物輸送を目的とした鉄道ネットワークの形成がその端緒でした。
展示では、かつて独立していた各路線が環状化していく過程や、各駅周辺に生まれた繁華街の形成を取り上げ、山手線と東京の歴史を概観。
つい昨年開業した新駅・高輪ゲートウェイを含め、これからも利用者に選ばれる路線をめざした取り組みについても解説しています。
展示を見終わった後には「山手線」という路線単体だけではなく、都市交通とはどんなものか、東京とはどんな街かということまで思いを巡らすことができるでしょう。
お子さま連れはもちろん、歴史や街に興味がある人、山手線に乗ったことがあるすべての人におすすめです。
特別イベント① 学芸員による企画展示解説
企画展の見どころや展示の詳細を、担当学芸員が解説してくれます。
これを聞けば、山手線についてさらに深く理解できること間違いなし。
- ※開始時間までにスペシャルギャラリー前にお集まりください。
- ※ソーシャルディスタンスの確保にご協力ください。
- ※待機列による「密集」「密接」を避けるため、開始5分前にお越しください。
特別イベント② SNSでの企画展ギャラリートーク
Instagram、facebookの鉄道博物館公式アカウントで、企画展の見どころや展示解説を行います。
読んでから行くもアリ、行ってから読むもアリ。まずはフォローして、2021年11月からの更新を待ってみましょう!
埼玉県立新座総合技術高等学校との連携イベント
情報技術科、デザイン科、食物調理科といった様々な学科のある複合型の専門高等学校・新座総合技術高校の生徒が、さまざまな企画を考案・実施しています。
同級生と議論を交わしつつ形にした成果はどれも一見(一食)の価値あり。ぜひすべての企画を回ってみましょう。
目で見てわかる「タイムスリップ!!山手線」
1963年に走っていた103系をプロジェクションマッピングで再現
開業から現在に至るまで、さまざまな車両が走ってきた山手線。
その時々の車両デザインや路線の特徴を、各時代をタイプスリップしながら学べるプロジェクションマッピングです。
制作企画と背景イラストレーションを新座総合技術高校の生徒が担当しました。
高校生が考えた山手線展限定メニュー
新座総合技術高校の生徒が山手線にちなんで考えた5種類のメニューを、鉄道博物館内のレストランやカフェで販売します。
どれも若い世代ならではのアイディアがたっぷり。しかも、おなじみのウグイス色を「食べる」というまたとない機会です。ぜひ実食してみましょう!
- ※店舗によって提供するメニューが異なります。
「緑のパスタ てっぱくオリジナルジェノベーゼ」
1,200 円(税込)
山手線カラーのジェノベーゼに「千住ネギ」「しんとり菜」などの東京ゆかりの野菜をはじめとした数種の野菜を加えた高校生のように賑やかなパスタです。
「トレインレストラン日本食堂」にて提供。
「抹茶づくしの山手パフェ」
800 円(税込)
プリン、アイス、わらび餅、ロールケーキ、チョコレートまで山手線カラー満載の抹茶パフェ。
女子高生が大好きな「かわいい」「インスタ映え」「ヘルシー」を表現しています。
「トレインレストラン日本食堂」にて提供。
「山手茶そばつけ麺」
950円(税込)
高校生が大好きなつけ麺と山手線のコラボレーション。
山手線を表した色鮮やかな緑色の茶そばと、東京ゆかりの野菜「千住ネギ」を使用した濃厚和風しょうゆだれの意外な組み合わせを楽しめます。
「ビューレストラン」にて提供。
「巣鴨サラダ」
400円(税込)
山手線の「巣鴨」駅にかけた合鴨のスモークをミモザ風サラダにのせました。
ミモザには、高校生の「このサラダを食べて幸せな気持ちに」という思いが込められています。
「ビューレストラン」にて提供。
「やまのてっぱくパクドーナッツ」
280円(税込)
みんなが大好き「てっぱくドーナッツ」に限定色登場。
抹茶で山手線の緑色を、チョコレートで線路を表現。山手線×てっぱくのコラボレーションを目指しました。
QRコードを使った「クイズラリー」と「シナリオゲーム」
高校生が企画・制作した、楽しみながら山手線の知識を深められるイベント。
第一期、第二期に分けて開催されます。
第一期 『山手線デジタルクイズスタンプラリー』
スマートフォン等で山手線に関するクイズに解答し、館内各所に設置されたQRコードを読み取りながら答え合わせをしていく企画です。
正解すると画面上でスタンプをゲット。全7個のスタンプを集めると、館内の「トレインレストラン日本食堂」で特典が受けられます!
第二期 シナリオゲーム『課外学習 in てっぱく~山手線について詳しくなった件~』
高校生の主人公が山手線の歴史について調べていくストーリーを、館内各所に設置されたQRコードをスマートフォン等で読み取りながら進めていくシナリオゲームです。
プロローグは鉄道博物館本館2Fスペシャルギャラリー前にも設置されていますが、WEB上でも閲覧可能。こちらのボタンからご覧いただけます。
『課外学習 in てっぱく~山手線について詳しくなった件~』プロローグ
- ※プロローグはスマートフォン、またはタブレット端末でご覧ください。
- ※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
- ※ご自身のスマートフォン、またはタブレット端末でご参加ください。
- ※通信料は参加者のご負担となります。
- ※館内でスマートフォン等の操作をする際は周囲にお気をつけください。
「企画展開催記念 新座総合技術高等学校コラボヘッドマーク」展示
鉄道博物館と高校生のコラボレーションをイメージしたこちらの共通ロゴも、新座総合技術高校の生徒によるもの。
連携事業の記念ヘッドマークとして、展示車両に取り付けられます。
そのほか、埼玉県内で配布されるチラシの制作、鉄道博物館で販売される企画展図録での解説イラスト制作なども高校生が担当。
130年以上も首都圏の交通を支え続けている山手線の長い歴史を、若い視点から表現した元気あふれる企画展となっています。
この週末は、ぜひ鉄道博物館に行ってみましょう! 普段なにげなく乗っている山手線に、新たな発見があること間違いありません。
- ※掲載されている内容は2021年10月現在の情報です。新型コロナウイルス感染症拡大防止の事由等により予告なく変更、または中止となる場合があります。
- ※掲載されている画像はイメージです。