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2026.07.23ジパング俱楽部ジパング倶楽部会員コーナー「今月の川柳 日曜日」|落語家・柳家一九と見る、みなさまの一句

落語家・柳家一九師匠が講評!

「今月の川柳」のコーナーでは、会員のみなさまから、各月のお題にちなんだ川柳を募集し、発表しています。

採用された作品については、川柳が趣味の落語家・柳家一九(やなぎやいっく)師匠からコメントをもらえます。

お気軽にご投稿ください!


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『今月の川柳』への投稿についてはこちら! 

今月の川柳 「日曜日」

今月のテーマは「日曜日」。週に1回ある特別な日。みなさまどんな川柳を詠んだのでしょうか。

落語家・柳家一九師匠とともに、みなさまの川柳作品を見ていきましょう。

▼会員のみなさまからの川柳作品①

連れ合いが 寝てりゃいいのに 起きてくる

兵庫県 S.E.さん(78歳)


~一九師匠からのコメント~

「連れ合い」という言葉選びがいいですね。「わが亭主」「うちの妻」など代わりの言葉はいくつもあるけど、固い印象になってしまう。
落語をやっているからよけい感じるかもしれませんが、きれいな言葉です。

「寝てりゃいいのに」が日曜日を連想させます。
お題を句の中に入れていないのに表現するうまさがありますね。

句の中に笑いがあって、川柳らしいいい作品です。

▼会員のみなさまからの川柳作品②

妻小言 耳日曜と スルーする

兵庫県 ペンネーム きんととさん(69歳)


~一九師匠からのコメント~

「耳日曜」と比喩があるのがいいですね!
耳はお休み。秀逸なたとえで五つ星です。

①の作品もこちらの作品も、同居相手を疎ましく思う気持ちをユーモアで表現していてひねりがあります。
ストレートに言っていないところが川柳の特徴をうまく汲んでいて、素晴らしいですね。

▼会員のみなさまからの川柳作品③

日曜日 うれしかったの いつだっけ

香川県 T.M.さん(68歳)


~一九師匠からのコメント~

日曜日がうれしかった時。こどもの頃が一番だったでしょうか。定年退職してから久しい方かもしれませんね。
この句を読んで、遠い記憶に思いを馳(は)せました。アタシは日曜日が寂しかった記憶があるのです。
作品に影響を受けて一句詠んでみました。

日曜日 また明日から 月曜日

日曜日の夕方になると、ああ、もう明日から月曜日が始まる......と寂しい気持ちになったことを覚えています。

▼会員のみなさまからの川柳作品④

ばあちゃんは 毎日サンデイ 超多忙

山形県 M.M.さん(73歳)


~一九師匠からのコメント~

曜日を問わず、元気に動きまわっている様子が目に浮かびます。
毎日が日曜日なのに「超多忙」。カタカナの「サンデイ」もパワフルさを感じさせます。

「ばあちゃん」と自分を言っているのも親近感があっていいですね。
このままでもいいですが、「うちのばあちゃん」と客観的な視点で詠んでみてもおもしろいです。

エブリデイ うちのばあちゃん 超多忙

いかがでしょうか。元気な「ばあちゃん」像がより浮かび上がってきませんか?

▼会員のみなさまからの川柳作品⑤

夫婦でも 別々過ごす 日曜日

東京都 I.A.さん(90歳)


~一九師匠からのコメント~

今風の夫婦像ですね。さっぱりしていておもしろいです。
ある意味ドライな関係とも捉えられる「うがち」を笑いに変えていて素晴らしいです。

90歳の方がこの句を作っているという点にも驚かされました。
別々に過ごす日曜日が夫婦仲をうまくするコツなのかもしれません。


【ひとことアドバイス】

★句の中に笑いを入れてみよう

川柳は「うがち」を表現するものとアタシの師匠が言っていました。
「うがち【穿ち】」のもともとの意味は穴を開けること。転じて、「物事を深く掘り下げ、本質を的確に捉えること」「隠れた真相を見抜くこと」という意味があります。

「うがち」の視点を身近なことに取り入れ、当たり前を違った角度から見るようにすると、そこにおもしろみがあります。
今回掲載した作品の①②⑤のように、身内との関係性の真実をユーモアで表現したり、おかしみを句に取り入れると川柳らしい特色のある作品になります。

ある意味、笑いだけでもいいのです。
身近なことを題材にしやすい川柳は本当に自由で、そこが俳句や短歌とは違う特徴だと思います。

編集部より

誰しもが毎週経験する日曜日。「お休みの日」という共通認識がありますが、捉え方は本当に人それぞれですね。
年とともに変化する日曜日に対する気持ちや、日曜日だからこそ一人でいたい気持ちなど、共感できるものが多数ありました。

一九師匠にも「日曜日」をテーマに詠んでいただきました。

大あくび だれに遠慮の 日曜日

昔は「半ドン」と言って土曜日にも学校があったんですよね。
こどもの頃は日曜日だけがお休みだった。その特別な気持ちが今も残っていて、日曜日には気兼ねなく大あくびができます。


掲載したもののほかにも、たくさんの「日曜日」を詠んだ川柳を送っていただきました。
こどもの頃の記憶、引退後の日曜日のことなど、さまざまな句があり、すべてを紹介しきれないのが残念ですが、一つひとつ大切に読ませていただいています。

次回のテーマは「小さな喜び」。一九師匠からのコメントもお楽しみに♪


2026年7月のテーマは「日曜日」

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