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2022.12.26ジパング俱楽部京都で公開! 家康ゆかりの文化財めぐり【60代からの旅 1日モデルコース】

京都で徳川家康ゆかりの文化財をめぐる

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「ジパング倶楽部」を利用して、京都へ

2023年1月1日から3月27日まで開催の観光キャンペーン「京の冬の旅」。会員誌「ジパング倶楽部」1月号では「家康に出逢う京の旅」と題し、京の冬の旅で特別公開される、徳川家康ら武将ゆかりの寺院や非公開文化財を紹介しています。さまざまな文化財が京都市内で公開されるなか、一度にすべてをめぐるのは大変! ということで、今回は1日で効率よくめぐることができるコースを紹介します。

徳川家が手厚く保護した「知恩院」から、家康の側室・阿茶局の菩提寺「上徳寺」、“親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年”でお祝いムードな「東本願寺」まで盛りだくさん。昼食には天ぷら、小腹を満たすぜんざいもいただきます。京の旅へ、いざまいらん!

  • 記載のデータは、2022年12月26日現在のものです。第57回京の冬の旅は終了しました。

徳川家が手掛けた「知恩院」で圧巻の襖絵を拝観


知恩院の「三門」は、二代将軍・秀忠の命で建立されました 知恩院の「三門」は、二代将軍・秀忠の命で建立されました

京都で家康ゆかりの寺院といえば、まず訪れたいのが「知恩院」。1603(慶長8)年、家康が母・於大(おだい)の方の菩提所にしたことから、三代将軍・家光の時代までその再生に力が入れられました。一説では、江戸幕府をひらいた徳川家の実力を京の都でも示すためだったといわれますが、その佇(たたず)まいは荘厳のひと言。


大方丈の「鶴の間」。なんとも煌びやかな雰囲気 大方丈の「鶴の間」。なんとも煌びやかな雰囲気

大方丈の「菊の間」。僧侶が指し示す先が“抜け雀”です 大方丈の「菊の間」。僧侶が指し示す先が“抜け雀”です

「京の冬の旅」で特別公開となる大方丈の「鶴の間」の襖絵は絵師・狩野探幽の弟・尚信によるもので、16面の金襖に9羽もの鶴が描かれています。また大方丈「菊の間」の襖絵は、探幽の娘婿・狩野信政によるもの。ここには菊の花と戯れる雀と蝶が描かれますが、なかでも知恩院の七不思議のひとつ「抜け雀」に注目。 あまりにもうまく描かれたので、絵の雀が命を得て飛び去ったと伝わります。
このほかにも小堀遠州と縁のあった僧・玉淵(ぎょくえん)が作庭したと伝わる「方丈庭園」や、徳川将軍たちの位牌が安置される「権現堂」などたくさんの見どころが。知恩院で徳川家の栄華を感じましょう。


知恩院 大方丈・小方丈・方丈庭園(非公開文化財特別公開)

問い合わせ先 075・585・5181(「京の冬の旅」コールセンター)
時間 1月20日~3月19日の10時~16時20分(15時40分受付終了)※2月25日~2月27日の3日間は12時30分~受付開始、3月4日は12時受付終了(12時30分閉門) 、3月5 日は12時30分~受付開始
定休日 期間中無休(2月24日~26日の期間、大方丈「鶴の間」の襖が一部拝観不可)
交通アクセス 東海道本線(琵琶湖線)山科駅から地下鉄東西線約8分の東山駅下車、徒歩約10分。
値段 800円

「知恩院」ホームページ

↓ 徒歩約10分の地下鉄東西線東山駅から約3分の京都市役所前下車、徒歩約5分

旬の食材をサクッと。「料理旅館 天ぷら・吉川」で素材の味を生かした天ぷらに大満足


カウンター席でいただく、昼の「白鷺」コース5500円の天ぷら(予約制) カウンター席でいただく、昼の「白鷺」コース5500円の天ぷら(予約制)

知恩院をめぐった後は、京都市役所の近くにある「料理旅館・天ぷら 吉川」で昼食を。京都には数多くの名店がありますが、家康ゆかりの文化財をめぐるなら、食べるものも家康を意識したいところ。食にこだわりの強かった家康は、天ぷらが大好物だったといわれます。こちらは店名の通り宿泊施設でもありますが、食事のみの利用も可能です。
ここでいただける旬の野菜や魚介の天ぷらは白大豆油で揚げており、あっさりとした軽い仕上がり。家康もきっと驚く美味なる天ぷらで、ランチタイムを楽しみましょう。


料理旅館・天ぷら 吉川

問い合わせ先 075・221・5544
時間 11時~13時45分・17~20時
定休日 不定休
交通アクセス 京都駅から 市バス205系統約18分の京都市役所前下車、徒歩約5 分

「料理旅館・天ぷら 吉川」ホームページ

↓ 徒歩約8分の河原町三条から京都市バス約7分の河原町五条下車、徒歩約5分

家康の側室・阿茶局の菩提寺「上徳寺」で御利益を


世継地蔵 世継地蔵

天ぷらでおなかが満たされたら、次は家康の側室・阿茶局の菩提寺である「上徳寺」へ。阿茶局は「大坂冬の陣」の際、和睦の使者として敵の豊臣方の大坂城に送られたと伝わるほど家康から信頼され、生涯を徳川家に捧げたといわれます。まさに“才女”である阿茶局が眠る上徳寺で特別公開されるのが「世継地蔵堂」です。子授けや安産に御利益があるとされる、高さ2メートルにもなる石の地蔵菩薩立像が安置されています。また、この冬は阿茶局、家康、秀忠の肖像画も揃って公開されるので、こちらも必見です。


上徳寺(非公開文化財特別公開)

問い合わせ先 075・585・5181(「京の冬の旅」コールセンター)
時間 1月7日~3月19日の10時~16時30分(16時受付終了)
定休日 2月7~9日は拝観休止
交通アクセス 奈良線東福寺駅から京阪本線約4分の清水五条駅下車、徒歩約7分。
値段 800円

「上徳寺」についてはこちら(京都観光Navi)

↓ 徒歩約12分

2023年、記念すべき年となる「東本願寺」で日本美術の“美”を体感


白書院の内部。手前に見える「国豊民安」の額は、経典『大無量寿経(だいむりょうじゅきょう)』からの言葉 白書院の内部。手前に見える「国豊民安」の額は、経典『大無量寿経(だいむりょうじゅきょう)』からの言葉

上徳寺から徒歩で約12分、立派な御影堂門が出迎える東本願寺へ。2023年、浄土真宗では宗祖親鸞聖人の御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要の記念すべき年となります。親鸞聖人の亡き後、聖人を慕う多くの人々が墳墓の地に御真影(ごしんねい)を安置する廟堂を建てたことがはじまりの「東本願寺」。特別公開となる「大寝殿」の「上段の間」では、画家・竹内栖鳳による『古柳眠鷺(こりゅうみんろ)』をはじめとした3作の障壁画が、「白書院」では建築家・亀岡末吉による優美な透かし彫りの欄間などが鑑賞できます。
もちろん、ここにも家康の功績が。1602年、本願寺十二代の教如上人は家康から寄進を受けた土地に新たな本願寺を建立。これが真宗大谷派のはじまりとなりました。


東本願寺 大寝殿・白書院(非公開文化財特別公開)

問い合わせ先 075・585・5181(「京の冬の旅」コールセンター)
時間 1月7日~3月16日の10時~16時30分(1・2月は15時30分受付終了、3月は16時受付終了)
定休日 2月27・28日の14~15時は拝観休止
交通アクセス 京都駅から徒歩約7分
値段 800円

「東本願寺」ホームページ

↓ 徒歩約7分 京都駅へ

厳選された小豆で作られた“ぜんざい”を「宝泉 京都駅店」でいただく


「丹波大納言ぜんざい」1250円 「丹波大納言ぜんざい」1250円

旅の締めくくりは甘味処でホッとひと息。素材を大切に、保存料・防腐剤不使用の和菓子を提供する「あずき処 宝泉堂(ほうせんどう)」より、今回は京都駅新幹線改札内の「宝泉 京都駅店」へ。ここでのイチオシは、最高級・最高品質の丹波大納言小豆をやわらかく炊き上げた「丹波大納言ぜんざい」。厳選された豆だからこそ生み出されるやさしい味わいは、旅の疲れを癒やすのにぴったりです。


「しぼり豆丹波黒大寿 小袋5袋入り籠」1460円 「しぼり豆丹波黒大寿 小袋5袋入り籠」1460円

なお、ここではおみやげの購入も可能。素材にこだわったさまざまな菓子が並ぶなか、「しぼり豆丹波黒大寿」はジパング世代にも好評です。使用される丹波黒大豆「黒大寿」は高品質で大粒のものだけを厳選し、ゆっくりと炊き上げています。ほんのりとしたやさしい甘さと独特の風味がたまらない逸品。京都らしいおみやげを手に入れたら、きっと誰かに旅の思い出を話したくなるはずです。


宝泉 京都駅店(京都駅新幹線改札内)

問い合わせ先 075・693・9103
時間 10時~17時45分(喫茶)/10~19時(物販)
定休日 無休  ※変更の場合があります

「あずき処 宝泉堂」ホームページ

京都駅 ゴール!


スケジュールの一例
10:00

京都駅

  • 地下鉄烏丸線約5分の烏丸御池下車後、地下鉄東西線へ乗り換え約5分の東山駅で下車、徒歩約10分
10:20

知恩院

  • 徒歩約7分の地下鉄東西線東山駅から約3分の京都市役所前下車、徒歩約5分
11:45

料理旅館・天ぷら 吉川

  • 徒歩約8分の河原町三条から京都市バス約7分の河原町五条下車、徒歩約5分
13:15

上徳寺

  • 徒歩約12分
14:30

東本願寺

  • 徒歩約7分
16:40

宝泉 京都駅店(京都駅新幹線改札内)

次回予告

次回の「60代からの旅 1日モデルコース」は、「“美肌の湯”の町を楽しむ玉造温泉」1日モデルコースを紹介します。お楽しみに!


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