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2026.08.25ジパング俱楽部朝ドラのモデルになった昭和の作家・宇野千代ゆかりの岩国モデルコース|昭和の作家とゆかりの町

山口県岩国市

連続テレビ小説のモデルとして注目を集める宇野千代。生まれ育った山口県岩国市にはゆかりの場所が点在しています。
錦帯橋(きんたいきょう)へは山陽新幹線新岩国駅から路線バスで約13分。山陽本線岩国駅からなら路線バスで約15分。
錦帯橋から「半月庵」までは徒歩3分ほどで、「半月庵」から宇野千代生家(せいか)までは徒歩約20分の道のりです。
波乱万丈な生涯を支えた故郷・岩国を、千代の歩んだ人生に想いを馳(は)せながらめぐってみましょう。



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宇野千代とは


写真/株式会社宇野千代 写真/株式会社宇野千代

宇野千代(1897〜1996)

小説家。山口県岩国市出身。代表作に『色ざんげ』『おはん』『生きて行く私』など。明治から平成と激動の時代を駆け抜け、日本初のファッション誌『スタイル』創刊や着物のデザインなど多方面で活躍。

波乱万丈な生涯を支えた故郷岩国への思い

「桜も日本一、錦帯橋も日本一、こんな日本一の故郷を持っているような幸せ者が、この日本にまたと二人あるだろうかと思って、私はとても故郷に感謝しているのです」(※)と晩年の千代は語っています。

10代まで岩国で過ごした後は転居を繰り返す放浪の人生を送りましたが、自身の原点となった故郷は千代の作品や美意識に大きな影響を与えました。彼女が日本中に自慢した錦帯橋をはじめ、名作『おはん』では半月庵や大師院、臥龍橋(がりょうばし)など岩国の町並みが描かれています。
恋愛の騒動により、逃げるように故郷を離れた千代でしたが、再び岩国と結びつけたのが生家の修復。この時地元の人たちにも温かく迎えられ、帰省の折には庭に面した文机で執筆活動に勤(いそ)しんだといいます。
自伝的エッセイ『生きて行く私』では通った小学校(現在の「岩国学校教育資料館」)や伯母の家があった鉄砲小路が登場し、彼女の足跡を辿ることができます。岩国の街を訪ねて、作品の世界観や作家の人となりに触れてみましょう。

※『私の幸福論 宇野千代人生座談』(海竜社)より


錦帯橋

千代がこよなく愛した故郷のシンボル


22時までライトアップが行なわれ、神秘的な姿を堪能することができます 22時までライトアップが行なわれ、神秘的な姿を堪能することができます

山陽本線岩国駅または、山陽新幹線新岩国駅に到着したら、路線バスで錦帯橋を目指しましょう。

全長約193メートル、緻密な木組みの技法によって造られた5連アーチの木造橋。
ユニークな姿の反り橋は圧力がかかると強度が増す構造で、見た目の美しさだけでなく耐久性や安定性にも優れています。
豊かな自然と調和する優美な佇(たたず)まいに多くの人々が魅了され、千代も知人宛ての手紙のなかで日本中に自慢したいと吐露(とろ)しました。


錦帯橋

問い合わせ先 0827-29-5107(岩国市錦帯橋課)
時間 24時間入橋可能
定休日 なし
交通アクセス 山陽本線岩国駅から新岩国駅行きほかいわくにバス約15分の錦帯橋下車すぐ
値段 500円(2026年9月からの料金)
URL https://kintaikyo.iwakuni-city.net/


半月庵

代表作『おはん』の舞台にもなった


「半月御膳」2750円 「半月御膳」2750円

錦帯橋から岩国側に歩くこと約3分。

1869(明治2)年に茶室として創業し、現在は料亭・旅館として営業。千代との縁は父親がよく利用していたことに始まり、著書『おはん』や『風の音』にも登場します。
旬の地元食材を使って細部までこだわり抜いた懐石料理は、味はもちろん、見た目まで美しい。千代の大好物だった郷土料理の岩国寿司を味わうこともできます。


半月庵

問い合わせ先 0827-41-0021
時間 11時~13時50分 ※夜は事前予約の懐石料理
定休日 火曜(祝日の場合は変動)
交通アクセス 山陽本線岩国駅から新岩国駅行きほかいわくにバス約15分の錦帯橋下車、徒歩約3分
URL https://hangetuan.com/


宇野千代生家

喜寿を迎えた千代が修復


手入れが行き届いた庭には、木々とコケが織り成す緑の世界が広がる 手入れが行き届いた庭には、木々とコケが織り成す緑の世界が広がる


美しい庭を眺めながら執筆したとされる仏間 美しい庭を眺めながら執筆したとされる仏間

著書『残っている話』の中の一文が彫り込まれた文学碑も 著書『残っている話』の中の一文が彫り込まれた文学碑も

半月庵からは岩徳線川西駅方面へと進みます。臥龍橋を渡って錦川を越え、さらにしばらく歩くと宇野千代生家に辿り着きます。

1974(昭和49)年、廃屋寸前だった明治時代の建物を千代自身が尽力して修復。
自筆の表札が掛かる玄関をくぐると、古時計のある「時計の間」や五右衛門風呂、文机の置かれた仏間などを見学することができます。
千代は庭づくりにも力を入れ、約70本のイロハモミジなどが植えられました。秋にはコケとのコントラストが見ものです。


宇野千代生家

問い合わせ先 0827-43-1693
時間 10~16時
定休日 火曜・お盆・年末年始
交通アクセス 岩徳線川西駅から徒歩約4分
値段 310円
URL https://www.unochiyoseika.jp/index.html


紹介スポット一覧マップ

文/香取麻衣子

  • 記事中の情報は2026年8月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
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  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。