2023.12.18ジパング俱楽部ジパング会員が選ぶ、地元のおすすめ「おみやげ」ランキング 後編【北陸・近畿・中国・四国・九州エリア】
※トップ画像は551HORAIの「豚まん」(大阪府)
北陸・近畿・中国・四国・九州エリアの「おみやげ」ランキング
北海道から九州まで、ジパング倶楽部会員様からのおすすめをもとにしたエリア別ランキングを一挙公開!
2023年3月号の特集「ジパング倶楽部会員様が選んだ 地元のおすすめ、教えます!」で紹介しきれなかったおすすめの「おみやげ」ランキングを大発表します!
こちらでは、北陸・近畿・中国・四国・九州エリアのランキングをご紹介します。
目次
- 1.北陸エリアランキング
- 2.近畿エリアランキング
- 3.中国エリアランキング
- 4.四国エリアランキング
- 5.九州エリアランキング
北陸エリア ランキング
北陸エリア(富山県・石川県・福井県)のベスト5を紹介します。
第1位 源の「ますのすし」(富山県富山市)
ほどよく脂ののったマス、富山県産の米を使用したすし飯、緑が濃く香りのよい国産の笹。味と色彩がみごとに調和した「ますのすし」はおみやげ・駅弁として全国に知られています。
中川一政画伯の迫力あるマスの絵も印象的で、味の記憶とともに強く思い出される富山の名物おみやげです。
第2位 はや川の「羽二重(はぶたえ)くるみ」(福井県勝山市)
福井県名産の絹織物・羽二重をモチーフにした菓子「羽二重餅」を進化させた「羽二重くるみ」。自家製の甘く煮詰めた和くるみと羽二重餅をシュー生地でサンドした、絹のようにやわらかで光沢のある一品です。
和と洋の素材の調和が織り成すおいしさに魅了された方が、リピート購入することも多いとか。
第3位 きんつば中田屋の「きんつば」(石川県金沢市)
和菓子どころとして全国に知られる金沢で、1934(昭和9)年に石川県鶴来町(現・白山市)にて創業した中田屋。その代表商品である「きんつば」は、半分に割ったときに覗く“艶やかなつぶあん”が特徴的。
これは職人が原料となる小豆を最適な状態に炊き上げた印といわれています。このつぶあんと薄焼きの皮の相性を知るファンからは「きんつばといえば中田屋」として親しまれています。
北陸エリアのおみやげランキング 第4・5位はこちら
第4位 五月ヶ瀬「五月ヶ瀬」(福井県坂井市)
第5位 能作の「錫製品」(富山県高岡市)、佃食品の「佃の佃煮」(石川県金沢市)、若狭小浜 丸海の「小鯛ささ漬」(福井県小浜市)
編集部からのひとこと
近畿エリア ランキング
近畿エリア(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)のベスト10を紹介します。
第1位 551HORAI(ほうらい)の「豚まん」(大阪府大阪市)
食感を出すためダイス状にカットされた豚肉とタマネギが具の主役。口の中いっぱいに広がる、甘いタマネギとジューシーな豚肉の味わいを、具材を包むほんのり甘い生地が一層引き立てます。
一日の平均販売個数は約17万個。当日生産&当日販売を守り、職人たちが愛情込めて一つひとつ手包みしている551HORAIの看板商品「豚まん」が、近畿エリアで堂々の1位に選ばれました。
第2位 阿闍梨(あじゃり)餅本舗 京菓子司 満月の「阿闍梨餅」(京都府京都市)
1922(大正11)年、二代目当主が考案し販売した「阿闍梨餅」。餅粉をベースに卵などさまざまな素材を練り合わせた満月秘伝の餅生地で丹波大納言のつぶあんを包み、焼き上げた半生菓子です。その名は「高僧」を意味する梵語を起源とし、形は千日回峰行を行なう阿闍梨がかぶる網代笠をかたどったものだそう。
半生菓子ならではのしっとりとした皮と自家製あんの絶妙なる調和が生む独特の食感を楽しめます。
第3位 ゐざさ 中谷本舗の「柿の葉寿司」(奈良県上北山村)
味だけではなく、手頃な大きさと持ち運びに便利なフォルムが特徴の「柿の葉寿司」。その起源は、熊野灘で獲れたサバを吉野地方へと運ぶ行商人から得た塩サバを使用した“ハレの日のご馳走”であったと伝えられています。
ゐざさの前身が米店として創業したこともあり、米へのこだわりは強く、厳選された米と秘伝の合わせ酢とだしが生む、まねのできない味の深みが自慢のひとつ。
5色(さば・さけ・たい・あじ・えび)と呼ばれる予約限定の品もあり、おみやげに、おもてなしに、お祝いにと、現代でも活躍する一品です。
近畿エリアのおみやげランキング 第4~10位はこちら
第4位 たねや CLUB HARIE(クラブハリエ)の「バームクーヘン」(滋賀県近江八幡市)
第5位 マールブランシュの「茶の菓」(京都府京都市)、ユーハイムの「バームクーヘン」(兵庫県神戸市)、永楽堂の「あかしたこせん」(兵庫県明石市)
編集部からのひとこと
中国エリア ランキング
中国エリア(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)のベスト10を紹介します。
第1位 にしき堂の「もみじ饅頭」(広島県広島市)
広島県の県花・県木の“モミジ”をかたどった、広島の代表銘菓「もみじ饅頭」。
北海道産の厳選した小豆と、良質な水を使ったこしあんを、ふっくら焼き上げたカステラ生地で包み、甘みを抑えあっさりとした素朴な味わいに仕上げています。
菓子を“平和の食べもの”とし、「百試千改(百回試みて千回改める)」のていねいなものづくりを心がける同社の「もみじ饅頭」は、広島の特産品でとくに優れたものの証である「ザ・広島ブランド」に認定されています。
第2位 大手饅頭伊部屋(いんべや)の「大手まんぢゅう」(岡山県岡山市)
大手饅頭伊部屋は1837(天保8)年創業の老舗(しにせ)。看板商品の「大手まんぢゅう」の名称は、店が岡山城大手門の付近にあったため藩主から受けたとされています。
備前岡山の良質な備前米を使用した甘酒と小麦粉を合わせ丹念に仕上げた生地で、北海道産の小豆を特製の白双糖(しろざらとう)で練り上げたこしあんを包み、蒸し上げた「大手まんぢゅう」。
そのまま食べるのはもちろん、凍らせてもよし、油で揚げてもよしと、食べ方のアレンジも豊富で1年を通して活躍できるおみやげです。
第3位 御堀堂(みほりどう)の「外郎(ういろう)」(山口県山口市)
山口外郎は他地方とは異なる製法で作られ、ゆったりとした食感とやさしい味わいが特徴的。やさしい甘みとさっぱりとした雅味(がみ)で一番人気の「白外郎」。
沖縄産の黒糖を練りこみ、白外郎とは対照的なしっかりとした甘みと豊かなコクを持つ「黒外郎」。京都の抹茶を練りこみ、白外郎の味わいにさわやかな香りを加えた至極の逸品「抹茶外郎」。
1927(昭和2)年に開業した御堀堂の外郎は穏やかな食感と滋味溢れる味わいで、山口外郎の伝統を守りつつ、力強く発展させています。
中国エリアのおみやげランキング 第4~10位はこちら
第4位 橘香堂の「むらすゞめ」(岡山県倉敷市)
第5位 巌流本舗の「巌流焼」(山口県下関市)
- 第6位 廣榮堂の「きびだんご」(岡山県岡山市)
- 第7位 菓子乃季(あさひ製菓)の「月でひろった卵」(山口県柳井市)
- 第8位 彩雲堂の「和菓子」(島根県松江市)
- 第8位 源吉兆庵の「陸乃宝珠」(岡山県岡山市)
- 第8位 藤戸まんぢゅうの「藤戸饅頭」(岡山県倉敷市)
- 第8位 入江豊三郎本店の「保命酒」(広島県福山市)
- 第8位 山陰堂の「舌鼓」(山口県山口市)
編集部からのひとこと
四国エリア ランキング
四国エリア(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)のトップ5を紹介します。
第1位 宗家くつわ堂の「瓦せんべい」(香川県高松市)
讃岐の地で1877(明治10)年に創業した「宗家くつわ堂」。幕府への献上品であった砂糖と「讃岐うどん」で知られる小麦粉を使用した菓子を作ったのが、くつわ堂の歴史の始まり。
「瓦せんべい」は当地の良質な材料を使用し、経験を積んだ職人が一枚一枚手焼きで製造しています。玉藻城(高松城)の「そで瓦」をかたどった野趣溢れる意匠も、おみやげ品として印象的。
しっかりとした堅さの奥にふくいくと香りたつ風味が広がる「瓦せんべい」は、100年以上愛される讃岐の名物です。
第2位 タオル美術館の「タオル」(愛媛県今治市)
タオルを通じて生活文化を提案するタオル美術館。品質へのこだわり、開発への取り組み、そして環境への配慮として、オリジナル企画「MiRAi」シリーズがスタートしています。
また、今治のタオル美術館は本館でのタオルの製造工程の見学(要チケット)や、広大なヨーロピアンガーデンでの四季折々の花や果実を探す散策も可能な観光スポットとしても知られています。
第3位 「丸亀うちわ」(香川県丸亀市)
江戸時代初期には技術が確立されていたという「丸亀うちわ」。「伊予竹に土佐紙貼りてあわ(阿波)ぐれば讃岐うちわで至極(四国)涼しい」と歌い継がれる丸亀は、材料すべてを近隣で揃えられる恵まれた土地です。
また、全47もの製造工程のほとんどを占める職人の手仕事も丸亀うちわの要。最高の材料と卓越した職人技の集大成である丸亀うちわは、市内のうちわ専門店などで購入できるだけでなく、「丸亀うちわミュージアム」「うちわ工房『竹』」などで製作体験も可能です。
四国エリアのおみやげランキング 第4・5位はこちら
第4位 名物かまどの「かまど」(香川県坂出市)
第5位 うつぼ屋の「坊っちゃん団子」(愛媛県松山市)
編集部からのひとこと
九州エリア ランキング
九州エリア(福岡県・佐賀県・熊本県・長崎県・大分県・宮崎県・鹿児島県)のベスト5を紹介します。
第1位 ふくやの「味の明太子」(福岡県福岡市)
1948(昭和23)年、博多・中洲に誕生した食料品店「ふくや」で翌年から製造・販売を開始した明太子は、創業者の川原俊夫氏が幼少期に食べた「たらこのキムチ漬」の味を再現すべく、妻・千鶴子氏とともに創意工夫を重ねたものといわれています。「何年経っても『いつもの美味しさ』」を実現するために、“常にお客様の声をいただきながら、その時代にもっとも合う味へとほんの少しずつ調整している”という、ふくやの「味の明太子」。本ランキングでも多くの支持を集めました。
第2位 明石屋の「軽羹(かるかん)」(鹿児島県鹿児島市)
1854(安政元)年、時の藩主・島津斉彬公のお声掛かりで生まれた明石屋の銘菓「軽羹」。
天然の山芋と米粉と砂糖だけで作られる軽羹は質実剛健の薩摩気質を映し出す郷土菓子として長い間人々に親しまれています。
こだわりの素材と伝統の製法でふるさとの温もりを今に伝える明石屋の軽羹には、独特な風味とともに清廉潔白な「薩摩の心」が宿っているともいわれます。
第3位 日高水産加工の「さつま揚げ」(鹿児島県いちき串木野市)
1948(昭和23)年、照島水産として発足した日高水産加工。約70年間さつま揚げを作り続けている同社のさつま揚げ(つけあげ)は、串木野の港で水揚げされた魚をすり身に加工し、鹿児島ならではの豆腐、地酒、甘酒などで味付けし、代々受け継がれた職人の技で作られています。
人気の「豆腐入りつけあげ」や「いわし棒天」「よもぎ入り」など種類も豊富。定番ながら、県内外の方に愛されているおみやげです。
九州エリアのおみやげランキング 第4・5位はこちら
第4位 千鳥饅頭総本舗の「千鳥饅頭」(福岡県福岡市)
第5位 北島の「丸ぼうろ」(佐賀県佐賀市)
編集部からのひとこと
まとめ
「地元のおすすめの『おみやげ』」に投票してくださった会員のみなさま、ありがとうございました。
北海道・東北・関東・甲信越・東海エリアのランキングは下記ページで発表しているのでこちらもご覧ください。
【北海道・東北・関東・甲信越・東海エリア編】はこちら
このランキングで、お気に入りのおみやげを見つけてくださいね!
- ※文/ジパング倶楽部編集部