2026.04.08ジパング俱楽部【プレゼントあり】内藤剛志さん特別インタビュー!映画『幕末ヒポクラテスたち』公開

デビュー映画『ヒポクラテスたち』から46年、幕末の京都を舞台に漢方医を演じる
ジパング世代を代表する俳優・内藤剛志さんが、佐々木蔵之介さんらと共演する映画『幕末ヒポクラテスたち』が、2026年5月8日から劇場公開!
本作品は、故・大森一樹監督が生前に企画した作品。内藤さんは、大森監督の『ヒポクラテスたち』(1980年)で映画デビューを果たし、今回の作品はその続編ともいえる映画です。脚本を手にした時の思いや、主演の佐々木蔵之介さんとのエピソードなどお話をうかがいました。
最後には、内藤さんからジパング世代へのメッセージと、映画鑑賞券のプレゼントも!
【2026年5月8日公開】
映画『幕末ヒポクラテスたち』
おおらかに命を見つめる、爽快な医療時代劇
- ※原案は、1960年公開の映画『ふんどし医者』(監督/稲垣浩 出演/森繁久彌、原節子)
- ※京都府立医科大学創立150周年記念映画
医学生たちの青春群像劇から、医療時代劇へ。志のバトンを受け継ぐ映画
『ヒポクラテスたち』の、続編が来た!
―――デビュー映画『ヒポクラテスたち』から46年。大森一樹監督企画の今回の脚本を読んで、どんな気持ちがわいたでしょうか?
映画『ヒポクラテスたち』の、続編が来た!と思いました。
『ヒポクラテスたち』は、兄貴のような存在の大森一樹監督に声をかけていただいて、プロとして初めて出演した思い出のある作品です。医学生たちが最終学年の臨床実習を通して“医者になるとはどういうことか”に向き合う青春群像劇です。
その作品では「命とは?命に一番近い現場にいる医者って何なのだろう?」というテーマに結論が出ていなくて、僕はずっと「あのまま終わらないだろう」と思っていました。だから、『幕末ヒポクラテスたち』の脚本を手にした時、「なるほど、そうきたか。時代を遡って、こんなふうにつながってゆくんだ!」という気持ちになりました。
今回の撮影現場に大森監督がいないのは寂しかったけれど、続きをこうしてきちんと置いていってくださった。緒方明監督を中心にスタッフみんなが、大森監督の志を受け継いで全力で取り組みました。大森監督がそうしたように、「ご覧になる方に自由に感じていただきたい!」という作品になっています。
笑いあり涙あり。主演の佐々木蔵之介さんとの名シーンも
主演は、蘭方医を演じる佐々木蔵之介さん
内藤さんは、漢方医・荒川玄斎を演じます
――――漢方医を演じて、また、ライバルの蘭方医を演じる佐々木蔵之介さんとの共演はいかがでしたか?
蘭方医・大倉太吉を演じる蔵之介(内藤さんは佐々木蔵之介さんのことを、親しみを込めて“蔵之介”と呼ぶ)と、漢方医・荒川玄斎役の僕。作中では二人を若干コミカルに対比することで、この時代の医療についてとても分かりやすく描いています。
西洋医学は先進的ですが、漢方だってもともとは中国由来。何千年の歴史がある間違いのないもので、玄斎は信じて葛根湯を処方し続ける。一方、太吉は新しい医術に好奇心旺盛で、玄斎とは真逆。命を見つめる視点は同じなんだけど、会えばディスり合いとなる犬猿の仲なんです。
この対立がしっかりあるからこそ、人は一人ではなく、いろんな人の知恵、多様性を合わせて混ざり合い、ひとつの価値観を作ってゆくのだと感じていただけるでしょう。
とても深いテーマなんですが、蔵之介とは同じ関西人ということもあり、現場ではいつもアホみたいな話ばかりして、芝居については何も話さなかった……(笑)
ライバルの二人は、ぶつかり合うばかり
――――見どころは?
見どころは、二人が絡むラストシーンです。覚えたセリフを超越して、お互いの想いを熱くぶつけ合い、ごく自然に気持ちが重なっていった。現場で芝居について話していなくても、通じ合っていたんですね。映画のテーマそのものを表すシーンになりました。
まさに、日本医学の夜が明けていくようなシーンになりました。
映画の醍醐味はキャラクターの変化!「変化するとはどういうことか」を考え続ける
感染症の流行をきっかけに、二人に生まれた変化とは?
―――映画づくりで、内藤さんが大切にしたことは?
映画というのは、“時間”を表現する芸術・娯楽です。作品を通して体感する時間の中で、キャラクターに起こる“変化”が醍醐味なんです。
僕が演じた漢方医・玄斎もまた、「変化」する人物。感染症の流行をきっかけに、凝り固まった漢方への思いや人間関係に新しい価値観を抱いていきます。
かつての『ヒポクラテスたち』でも、「医者になるとはどういうことなのか」を考え、医大生たちは葛藤し、変化していきました。
僕は、映画の中で常に考えて、変わってゆくことを大切にしたいんです。そうすることで、内藤剛志という人間も変わってゆくのかなあと思います。
―――内藤さんご自身の変化とは?
俳優の仕事は、役柄の年齢が幅広い。だから、積極的にテクノロジーとも向き合い自身をアップデートして、意識して変化するようにしていますよ。「チャットGPT」も使いこなしつつ、AIが示す表現をあえて使わないのが僕流です(笑)
時代の変化には寄り添いますが、変えたくない大切なスタンスもあります。それは、僕自身が映画・舞台・テレビが好きな観客でいること。ワクワクしながら映画館へ通ったこどもの頃の気持ちだけは、変わらずに持ち続けていたい。
『幕末ヒポクラテスたち』も撮影が終わって完成したら、みなさんと同じ一人の観客です。客観的に観て楽しみます。このスタンスが、もっと芝居をやりたい!おもしろいものを作りたい!というモチベーションにつながるのかもしれません。
座右の銘は、“日々大笑い”!
―――本作では葛根湯推しの漢方医を演じられましたが、日ごろから健康面で気を付けていることはありますか。
少しでも健康になるであろうことを、日々何となく考えています。建物を上がる時、この階数だったら階段で上がろうとか、移動する時もこの距離だったら歩こうとか。無理はせず、決まりごとは作りません。だって、「しなければならない」って思った瞬間、つまんなくなりませんか?
昨日やっていないことを、今日から始めてもいいんです。人生が終わるその日まで、新しいことを始めて変化してゆける……。
『幕末ヒポクラテスたち』も、変わり続ける勇気を持った人たちの話です!
あと、大切なのは、“機嫌”です。いつも機嫌よく笑っていようと自分に課しているんです。色紙にサインした時に添える言葉も、「日々大笑い」。笑顔で元気に書いてます。
―――本作は『ヒポクラテスたち』と同様、京都が舞台ですね。内藤さんは京都に拠点をお持ちだとか?
『幕末ヒポクラテスたち』の舞台も京都でしたが、もともと時代劇が好きで京都の撮影所に通うために京都に自宅を持ちました。昨今は、東京より京都で過ごすほうが多いんです。
京都は、ものすごく古いものと新しいものが混在して、千年前のものから現代のものまでいっぺんに味わえる唯一無二の都。衣・食・住のどの技術もその時代の最先端が集まって、それらを脈々と守りつつも、「今」の最先端がある。いい刺激をもらえます。京都の人は新しいものが好きなんだと感じます。
内藤剛志さんから『ジパング倶楽部』の会員様へのメッセージ
「何ごともいつからだって始められる」
――最後に『ジパング倶楽部』の会員様へのメッセージをお願いいたします。
『幕末ヒポクラテスたち』のキャラクターのように、「何ごともいつからだって始められる」と伝えたいです。
僕の実年齢は70歳、蔵之介は58歳(いずれもインタビュー時)ですが、太吉と玄斎の年齢もこのくらいで、新しいことを始めようとしていたわけです。志があれば何歳になってもスタートできるということ。僕自身も「しなければならない」ではなく、視野を広げてチャレンジする感覚を持っていたいですね。
内藤剛志 ないとうたかし
『幕末ヒポクラテスたち』
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- ※おひとり様1回の応募のみ有効となります。
- ※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。電話やメールでの当選結果のご質問にはお答えできませんので、ご了承ください。
- ※賞品の発送は、2026年4月下旬より順次発送する予定です。
文/松井一恵 写真/北原千恵美 ヘアメイク/長縄希穂〔MARVEE〕


