網棚は、列車の車内で、乗客が荷物を置くために座席と天井の間の壁に取り付けられている荷物棚です。古くは棚の枠が木製、ネット部分は糸を編んだひも(網)でできていたため、「網棚」と呼ばれるようになりました。現在でも、木製の棚枠が残っている車両はありますが、網はナイロン製の強化されたものが多いようです。
現在の網棚の主流は、皆さんもお馴染みの金属製。網棚の枠も車内の手すりなどと同じ太い金属のポール、網もアルミやステンレスなど金属を編んだ金網が多いです。網のほかには、パイプ型も見られます。パイプ型の場合、パイプとパイプの間が開くため細い形状の荷物や薄い物・小さい物は置きにくいこともありますが、重い荷物でも安心して置ける、がっしりした丈夫な構造をしています。
網やパイプのほかに、最近ではプラスチック製やステンレス製の板状の棚も増えてきています。板状のものは、網やパイプの隙間から荷物が落下する心配もありません。新幹線などでは、板部分が半透明になっていることが多いので、座っていても自分の荷物を確認でき、降りる際にも置き忘れにくいよう工夫されています。また、ドット状に穴が開き網目の形状を残すプラスチック製の網棚は、特急列車などでよく見られます。こちらも下からでも荷物が分かるため、機能的で丈夫な網棚といえるでしょう。















