トレたび JRグループ協力

2022.06.15ジパング俱楽部「花」について|ジパング世代はどうしてる?

「ジパング世代」の意識調査、大公開!

ジパング世代(60代以上)のみなさんは、「○○の時は、どうしてる?」「○○について、どう思ってる?」
プレゼント応募時にいただいたアンケート回答を公開しています。

今回のテーマは「花」について。
見る、育てる、贈る、もらう、と楽しみの多いお花に関して、たくさんの声が集まりました。

今回も、エピソード盛りだくさん! 最後までお読みください。

 

調査期間:2022年3月15日~4月14日
回答者:ホームページプレゼント
「花とみどりのギフト券」にご応募いただいた60代~80代の方313名

Q1.ジパング世代の好きな花ランキングトップ3!


1位はバラ!

ちょうど、春の花が咲く時期に行なったアンケートだったからでしょうか、サクラ、チューリップと春の花に票が集まりました。

そのほかには、ヒマワリ、クリスマスローズ、スイセン、フリージア、アジサイ、ユリ、コスモス、カサブランカ、ガーベラ、スミレ、ラナンキュラス、ワスレナグサなど、全部で95の花の名前が挙がりました。


コメント

  • 花は本当に大好きで見たり香ったり癒やされます。実家の庭はいつも花満開で、帰省の際に持ち帰ることたびたびでした。乙女桜もその一つです。新幹線の中でも大事に持ち帰り、自宅で満開になりました。ここ何年か、庭にヤスデが増えてやむ無く花や草木を無くしましたが、今年、うれしいことに庭の隅からその時の乙女桜が一輪顔を出してくれました。昨年母が亡くなり淋しい思いですが、今その一輪が母との思い出として、咲いてくれてます。大切に大切に育ててまた満開に増やしていきたいと願ってるところです。(69歳 女性)
  • 花が大好きで、誰かの記念日には花束を贈りますが、自身の誕生日には年齢分の赤いバラの花束を夫が毎年プレゼントしてくれます。自宅の庭には、一年草、宿根草などの草花が四季折々咲きます。コチョウラン、シュンラン、ウメ、モモ、サクラ、ハナズオウ、バラなどの花木、実のなる柿、レモン、イチジク、山桃、びわ、ポポーなど所狭しと植えています。今年は、アボカドが花芽をつけているので楽しみです。(67歳 女性)
  • 艶やかな花を見ると楽しくなります。サクラ・紅葉で四季を感じることができ、プレゼントの花をもらえばうれしくなります。しかし、花をよく見に行くのは妻の付き合いであり、ご機嫌取りかな?(68歳 男性)

Q2. 今、花を育てていますか?


育てている方が約8割。

育てている花のベスト5は、

1位 チューリップ
2位 バラ・パンジー
3位 クリスマスローズ
4位 スイセン
5位 アジサイ

ほかは、クロッカス、シクラメン、ビオラ、キク、ハイビスカス、ゼラニウム、ムスカリ、ユリ、アジサイ、コチョウラン、サクラ、ネモフィラ、ヒヤシンス、フリージア、ボタン など、145もの花の名前が挙がりました。

コメント

  • 今、月下美人の苗をもらって育てています。花が咲くのを、楽しみに待っています。(82歳 女性)
  • 春の山歩きをしていて、行きの道ばたで白花の山シャクヤクのつぼみを見つけました。帰りに通った時、花が開き始めていたのでしばらく見ていると、みるみる花が開きました。それを見てから、山シャクヤクを育てたいと思い、苗を園芸店で見つけて育てています。(73歳 男性)
  • ガーデンシクラメンも毎年花を咲かせてくれるのですが、テレビで教えてもらったようにバラバラに出ている花をまとめて、束ねるようにしたら売っているシクラメンのように見栄えがよくなりました。やってあげないといけないと知りました。(66歳 女性)
  • もう枯れたと思っていた株から、多くの菜の花が芽吹いたことがあります。植物の生命力に感心しました。(65歳 女性)
  • キクイモを育てたところ、大きな茎の先に小さな一輪のきれいな黄色い花が咲きビックリでした。(72歳 男性)
  • 妻が花好きで、あれこれ盛り上がって購入するのですが、世話はまったく苦手。結局私がいろいろと手をかけることになります。普段いろいろ世話をかけているので、これくらいはと思いやっています。(77歳 男性)
  • 小さな花壇ですが、毎年、四季折々の花を植えています。水やり、花の植え替え時に肥料をやる、花弁の手入れなど、家内の手入れがよくていつも豪華に咲きます。近所からも好評。小学生の通学路に面しているので、こどもらを見守っています。(78歳 男性)
  • 猪にチューリップの球根を食べられました。ショックです。(67歳 男性)

Q3.花にまつわるエピソードを教えてください。

思い出

  • 数十年前。両親の小さな会社を手伝っていた主人が、バレンタインチョコ(義理)をもらってきました。そんなことにはまったく疎い人でしたので、ホワイトデーには、私が小さな花束を用意。「えらい喜んでたわ、女の人って花もらうとうれしいんやな」とニヤニヤ。ほかの男の人たちが困って、次の年から義理チョコは廃止になりました。私は主人から一度も花束をもらったことはありません。(71歳 女性)
  • 新入社員になったばかりの頃、大先輩の上司に「あなたはひまわりちゃんね! 明るくて楽しくてピッタリ。」とおっしゃってとてもかわいがっていただきました! その時からずっとひまわりは私のトレードマークになりました。感謝の日々で、先輩の背中を見て無事に定年退職しました! お祝いに頂いた花は。もちろん、ひまわり! (63歳 女性)
  • 初心者のための写真講座に参加した時、花が持つ独特の花びらの形、色合い、匂いなどをレンズを通して知りました。これまで漠然と肉眼で見ていたのと、かなり違っていました。それ以来、季節の花々を楽しんでいます。(80歳 男性)
  • 孫から「スミレ色ってどんな色?」と尋ねられて栽培を始めたら、蝶々の「ツマグロヒョウモン」がやってきて、しっかり食べて蛹(さなぎ)になって、巣だっていきました。(80歳 男性)
  • 若い時、狭くて暗い4畳半一部屋のアパートに住んでいました。ある日、故郷から友達2人が泊まりに来ることになり、殺風景な部屋をどうやって明るくしようかと考え、チューリップの花を買ってきて花瓶にさして飾りました。そしたらウソのように部屋がパアッと明るくなりました。何年か後その時の友だちがその花を覚えていてくれて、すごくうれしかったです。(71歳 女性)
  • 東日本大震災のあった年、車の中から近所の桜並木を見て、地震や原発事故があっても桜は咲くのだなと励まされた。(60歳 女性)
  • 娘の結婚式の日に、花屋さんおすすめの花言葉を玄関先に飾りました。式場受付には、娘とパートナーが和紙で作った鶴と花々が飾ってありました。式が始まり、6月生まれの娘は、菖蒲の花が映える花嫁衣装を着て入場。式の終わりには、娘からバラの花束のプレゼントがあり、花と幸せに包まれた思い出の一日になりました。(63歳 女性)

スズラン(北海道札幌市 国営滝野すずらん丘陵公園)

プレゼント

  • 還暦に、息子夫婦から60本のバラの花束をもらいました。人生で初めてのバラの花束に感涙止まらずでした。(61歳 女性)
  • 若い頃と後期高齢者になった現在、自分の好きな花に変化がでたような気がする。ワイフにプレゼントする花も、いつの間にかバラ一辺倒から落ち着いた花を選ぶようになった。ワイフもそのたびに笑顔で喜びを見せてくれるので、花の力を借りながら人生のエピローグを楽しんでいる(80歳 男性)
  • 若い頃、行きつけのスナックの周年記念に真っ赤なバラ50本をプレゼントしました。ビックリされました。(71歳 男性)
  • 昔は妻の誕生日にバラを贈ってました。今は……。(73歳 男性)
  • 長男が急病で倒れ、悲しみの最中、抱えきれないほどの大きな花かごが届きました。妹からです。元気を出してとメッセージが添えてありました。豪華な花にびっくりしましたが妹の気遣いがとても思い出に残りました。おかげさまで、長男は数カ月後に奇跡的に回復しました。(73歳 女性)
  • 病気で外に出られない高齢の父。窓から見える庭先の、春はパンジー、夏には朝顔を毎日見ては「うちの花はホントにきれいだなあ」と、楽しみながら見ていました。それは、父を喜ばせようと母が毎日水やりをして丹精込めて育てた花々だったのです。(64歳 女性)
  • 娘が大病した時に見舞いに行く前に寄った店先に枯れかかったスズランがあり、つい買ってしまった。自宅の庭に直植えして育てると元気に……。その後娘も回復して今では毎年スズランと娘の満開の笑顔を見られている。(72歳 男性)


ジャカランダ遊歩道(静岡県熱海市)

  • 製鉄のエンジニアをしていた時、ブラジルやオーストラリアでジャカランダを楽しみました。最近熱海にもあるということが分かりました。温泉を楽しみがてら行ってみたいと思います。いつか『ジパング倶楽部』でも取り上げてほしいものですね。(74歳 男性)
  • 国営ひたち海浜公園で見たネモフィラがとても素晴らしかったので、種を買って、プランターで育ててみました。冬をこして、3月に花が咲きそれは感動したものでした。(71歳 女性)
  • 「ひらひらと落ちる桜の花びらを掌でつかめたら、その花びらの数だけ願いが叶う」と聞き、この間母を連れて散歩している時にやってみました。すると、なんと3枚が私の手の中に。三つも願いが叶うのはちょっと申し訳ない気がするから、ひとつだけ叶うといいなあと楽しみにしています。(64歳 女性)
  • 愛知県名古屋市千種区にある「東山植物園」にて、元植物園長の森田高尚さんの案内で、広大な園内の一部を散策する機会を得ました。折しも"桜の回廊"と名付けられた広場は幾種類もの桜が満開。なかでも糸桜の可憐な色や姿に目を奪われました。また、園内のあちこちに自生している「コバノミツバツツジ」の明るい赤紫色の花は心に焼き付いています。帰宅後、何日間も心うれしい散策でした。(80歳 女性)
  • 鹿児島県霧島神宮等を旅行中、ミヤマキリシマの群生を見た感激は忘れません。(半世紀前の記憶?)(68歳 男性)
  • さいたま市にある「見沼田んぼの桜回廊」。先日、約20キロを7時間かけて歩き、大満足でした。(68歳 男性)
  • 北アルプスのなかでも三大急登といわれる合戦尾根(燕岳)に、もうこれ以上は歩くことができないと弱音を吐いて諦めようと思ったが、なんとか登りきり、目の前に広がるコマクサソウの群生。高山植物の女王と言われるピンク色のそれは、目に焼き付けた宝物です。(66歳 女性)

故人とのつながり

  • 花を育てるのが大好きな、心優しい母。家の庭にいろいろな花を育てて咲かせ、咲くたびに窓から眺めていたのをいつも思い出します。その母に少しでも近づけるよう、自分もいろいろな花を育てています。旅先で見た、フウリンブッソウゲの花に、「こんな花があるんだ」と驚き、その思い出も大切にしています。(79歳 女性)
  • 誕生日になると、バラの花束を送ってくれる同級生がいました。大学進学の時、私が知らない間に母が事故を起こして困っていた彼を助けたらしく、そのお礼だからと何年もの間花束を頂きました。一昨年ガンが見つかり、昨夜天国に旅立ってしまいました。とても仲のよい50年来の友人でした。(72歳 女性)
  • 震災後、ガーデニングをはじめました。亡くなった友人の庭にあったアジサイが最初で、今は20種類以上の花が狭い庭を彩ってくれています。(74歳 女性)
  • 亡くなった父はカーネーションが好きで、祭壇もカーネーションを飾ってと生前言い遺すほどでした。歳月も経ち改めて母からその理由を聞くと「母の日に私だけカーネーションをもらっていたのを羨ましく思っていたみたい。ロマンチックと思いきや、こどもっぽい理由に大笑いしたこと覚えています。(61歳 女性)
  • 義母が長年育てていたトラノオを受け継いで、5年目に花芽が2本つきました。それはもうみごとに白く、可憐で、とてもよい香りの花が咲きました。義母にも見せてあげたかったな。今でも喜ぶ顔を想像してしまいます。(63歳 女性)
  • 3年前に亡くなった主人が、3月の私の誕生日には必ず花束を買ってきてくれてたのを思い出します。それ以後は自分で買ってたのですが、今年は仕事が忙しくて買うのを忘れてました。今度の休みに花屋さんに行ってこようと思います。(65歳 女性)

まとめ

華やかさで楽しませてくれたり、梅雨の暗い季節に色を添えてくれたり、香りを振りまいて季節を教えてくれたり、四季の移り変わりを教えてくれる花ですが、なかには咲くまでに何年もかかる花もあります。
たとえば、Q1. のコメントにあったアボカドは、平均5~6年。10年以上かかるものもあるそう。
ちなみに私も、スーパーで買ったアボカドの種を捨てずに5年以上育てていますが、葉っぱが大きく育つだけで、花芽をつける様子はまったくありません……。
それでも、花が咲くその日を気長に待ちながら、大切に育てていくのも花の楽しみ方のひとつ。最近はそう思うようになりました。

会員誌『ジパング倶楽部』の特集では、ハイキングで楽しむ高山植物や、桜の名所や名庭など、花を観賞するスポットを紹介することがあり毎回人気の記事となっています。
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