トレたび JRグループ協力

2022.08.15ジパング俱楽部「キャッシュレス決済」について|ジパング世代はどうしてる?

「ジパング世代」の意識調査、大公開!

ジパング世代(60代以上)のみなさんは、「○○の時は、どうしてる?」「○○について、どう思ってる?」
プレゼント応募時にいただいたアンケート回答を公開しています。

今回のテーマは「キャッシュレス決済」について。

ジパング世代のみなさんはどのように利用しているのでしょう?
利用してみての感想は?

利用を検討している方は参考にしてみてください。

調査期間:2022年5月15日~6月15日
回答者:ホームページプレゼント
「Amazonギフト券」にご応募いただいた60代~80代の方429名

Q1. バーコード・QRコード決済を利用していますか?
   利用しているサービスは?(複数回答可)


Q1.バーコード・QRコード決済を利用していますか? 利用している 53%、利用していない 47%。 サービスはPayPayが人気

半数以上の方が「バーコード・QRコード®決済を利用している」という結果に!

半数以上の方が、バーコード・QRコード決済を利用しているという結果でした。

バーコード・QRコード決済を「よく利用している」「時々利用している」方の回答をサービス別に見ると、「PayPay(ペイペイ)」がダントツの利用率。「あまり利用していない」と回答した方を含めると約7割の方がPayPayを利用しているということが分かりました。
次点の「d払い」は、約2割の方が「よく利用している」「時々利用している」という回答でした。

利用を始めたきっかけを聞くと、「現金を持ち歩かなくて便利」「ポイントがたまるから」「小銭がたまらなくてよい」という方が多数でした。
ほかにも、「新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため」といった回答も目立ちました。

Q2. 電子マネーを利用していますか?
   利用しているサービスは?(複数回答可)


Q2. 電子マネーを利用していますか? 利用しているサービスは?(複数回答可)

電子マネーの利用は半数以上!

6割以上の方が電子マネーを利用しているという結果でした。

電子マネーを「よく利用している」「時々利用している」方の回答をサービス別に見ると、「Suica」「ICOCA」などの「交通系電子マネー」は、なんと9割以上の方が利用しているという結果に!交通系電子マネーを利用するきっかけは、バーコード・QRコード決済と同じ利便性だけでなく、「政府や自治体の施策で、ポイントをもらうため」という方も。

ほかに、「同僚が格好良く交通系カードで電車などに乗るのを見て、新鮮に感じたから」「携帯電話におサイフケータイ機能が搭載されたから」といった回答もありました。

「商業系電子マネー」と呼ばれる「WAON」や「nanaco」などの​電子マネーも広く利用されているようです。​​​​

「利用していない」と回答した方に聞きました! バーコード・QRコード決済・電子マネーを利用しない理由は?


バーコード・QRコード決済を利用しない理由は? (複数回答可) バーコード・QRコード決済を利用しない理由は? (複数回答可)

電子マネーを利用しない理由は? (複数回答可) 電子マネーを利用しない理由は? (複数回答可)

ジパング世代には「電子マネー」の方が認知度が高いようで、電子マネーを利用しない理由として「利用のしかたが分からない」を選ぶ方はいませんでした。
どちらにも共通して回答が多かったのが「利用に不安がある」です。テレビCMや店頭POPでもよく見かけるので、「便利そう」「おトクかも」と思っても慎重になるのもよく分かります。
「現金派」「クレジットカードで十分」という回答もありました。

キャッシュレス決済にまつわるエピソードを教えてください。

バーコード・QRコード決済・電子マネーにクレジットカードも含めた、キャッシュレス決済にまつわるエピソードを聞きました。
ちなみに、今回のアンケートのなかでクレジットカードの利用頻度についても聞きましたが、9割以上の方が「よく利用している」「時々利用している」といった結果でした。

日常で便利!

  • 「大人の休日倶楽部」入会からSuicaを作り、電車移動だけはキャッシュレスです。(81歳 男性)
  • チャージするのを忘れるので口座登録をしてそこからチャージするようにしたら、とても便利です。(68歳 女性)
  • クレジットカードは多くの店で利用でき、小銭不要で便利。 また外国で病院に行ったが費用は保険がカバーしてくれて大助かり!(80歳 男性)
  • 駅でのきっぷの購入、構内での売店の利用にはとくに便利です。電車に乗る時は現金は必要ない感覚になりました。また、その他の場所でも少額の買い物で大きなお札しか現金を所有していない時に気が咎めることがないので助かります。(72歳 男性)
  • キャッシュレス決済を始めたのは、還暦の祝いにこどもたちから財布をもらった事がきっかけでした。それまでの長財布は、カード・レシートでいつもパンパン。これをきっかけに持ち物を軽く、管理をきちんとしていきたいと、こどもたちに手ほどきを受け、キャッシュレス決済を携帯電話に導入。初めは信じられなくてドキドキ、戸惑いもありましたが、今では使いこなしております。(60歳 女性)
  • 生活費を主としてキャッシュレス決済にしたおかげで、毎月の決済がまとめやすくなり、消費の動向を見極めやすくなりました。毎年2月の確定申告書の作成時に年間の費目別支出決済を整理しています。興味深いことは、年間の支出額の変化がほとんど見られないことです。高齢になって、生活に変化がないことを示しているようです。(82歳 男性)
  • 散歩に出かけ、喉が渇いたが、ポケットにあるのはスマホだけ。スマホに入れておいた「Suica」のおかげで、喉を潤すことができた。それ以来どこに行くにもスマホを持ち歩き、キャッシュレス決済をするようになった。(74歳 男性)

旅行で便利!

  • 現金がほとんど減らず得した気分になり楽しかった。そんなことはまったくないのですが。(68歳 女性)
  • 旅行にはできるだけ現金を持って行きたくない。北海道では入湯税以外、現金はまったく使わなかった。交通系がもっとも利便がよい。(72歳 男性)
  • クレジットカードがあると、海外旅行時に現地通貨を所持しなくてもすむので、複数の国をめぐるのに財布を変える必要がなく便利だった。(71歳 男性)
  • 現役だった2001年、出張でオランダに行った際、鉄道内で置き引きに会い、パスポート・財布・クレジットカード・パソコンを入れたバッグを紛失しました。ベルギーのブリュッセルで途中下車し、鉄道警察に通報するもバッグは見つからず、その足で同地の日本領事館に相談。帰国のための渡航書を発行してもらうことになったが、3日間の足止めになりました。この間、別携帯していたクレジットカードだけが、唯一の財源となり、気を取り直しブリュッセル観光を楽しんだ。いい思い出です。(71歳 男性)
  • 先日、立山黒部アルペンルートを富山県側から長野県側に行く1泊2日のツアーに参加しました。そこでキャッシュレス決済ができなかったのは、立山に開設されている郵便局だけでした。ここが通常の郵便局のようにクレジットカードなどが使えるようになれば、現金を一切使わずに旅をすることができたはず。その時訪れた食堂やみやげ物店などはすべてキャッシュレス決済できるようになっていました。(73歳 女性)

失敗しました……

  • あるラーメン店でも決済できると思って財布を持たずに完食。支払いの時に現金のみと知り愕然! 何とか説明して車まで財布を取りに。決して無銭飲食はしませんと説明に汗だくでした。(68歳 男性)
  • タクシーでは支払いが簡単なので、交通系のキャッシュレスを使いますが、お金が入っていないことがあり、ちょっと恥ずかしい思いをしました。クレジットカードと紐付けも面倒なので、残高をいつも気にしています。(74歳 女性)
  • 初めて楽天Edyで決済しようとした時、かざしても「シャラ~~ン」といわなくてあきらめて現金で払いました。家に帰って調べてみると、申し込みをしただけで使用開始登録をしていなかった。それが必要ということを知らなかったので。次からはちゃんと決済できました。(63歳 女性)
  • ポイントを付けるのも支払いも同じスマートフォン!この作業がなかなか、手短にできない。待たせてゴメンなさい、店員さん。(71歳 男性)
  • WAONとICOCAを間違えて言ってしまう。(60歳 女性)
  • PayPayの決済時にスマホの裏側をバーコードにかざして恥ずかしい思いをした。(61歳 女性)
  • スマホのバッテリー量をよくみておかないと使いたいときに使用できないことがあり、困った。今は外付けのバッテリーでチャージできるようにいつも携帯するようにしています。(71歳 男性)
  • ポイントが貯まるので使い始めたのですが、いつのまにか気軽に使い過ぎています。請求書が来て、毎回びっくりです。(69歳 女性)
  • キャッシュレス決済をしている通販サイト(偽)からカードの再登録を要求され、再登録すると偽サイトであったことが分かり、カードの破棄、再契約を行ない実被害はなかった。(64歳 男性)

キャッシュレス決済の愉快な話

  • 「PayPay」を年の割には比較的早く使い始めました。旅先の店頭で、支払いの時にこれみよがしに仲間たちの前で「PayPayで!」と。ところがなかなかうまくいかずアレヤコレヤとパニックに。対応の店員さんもどうやら我々と同じ年頃。後ろに会計の列ができて若い店員さんと急遽交代。車中での話題がまたひとつ増えて楽しい旅になりました。(80歳 男性)
  • 15年以上前、交通系の電子決済が駅のショップに導入され始めた頃の話です。出張で東京から大阪に出かけた時に財布を忘れ 、「Suica」と新幹線の回数券だけ持って大阪まで移動してしまいました。構内で食事をする時に財布を忘れた事に気づき、現金もクレジットカードもないので「Suica」の使える店はないかと探し回り、1軒のレストランを見つけタッチして支払い、なんとか凌ぎました。後でカードケースから出してよく見るとクレジットカード付きのSuicaだったので慌てることはなかったと大笑いしました。(75歳 男性)
  • 仕事で、お客様が暗証番号を入力する時に、「××××」と数字を声に出して入力されました。年配の女性でしたが、「危ないなぁ……」と思いました。愉快というか危険な話です。(63歳 女性)
  • アメリカ駐在中、大リーグの試合を観に行ったら「Mastercard」のクレジットカードを持っていたら半額で入場できる日だった。普段「VISA」のカードしか使っていなかったけど、探したら「Mastercard」があったので、安く観戦ができラッキーとうれしかったのを思い出しました。(73歳 女性)
  • キャッシュレス決済とポイントカードとの組み合わせはお得だが、レジでの忙しさは半端ない。「かながわPay」のポイントを使ってドラッグストアで買い物する場合は、ドラッグストアのポイントカードと楽天カードを見せてバーコードスキャン、さらにスマホでドラッグストアの15%引きクーポンを表示させてスキャン、「かながわPay」のアプリを開き、支払い画面を表示してスキャン。金額が足りず、不足分を「PayPay」で支払うのに、どこでスキャンするか分からず右往左往。高齢者にはハードル高いです。(68歳 男性)

まとめ

いかがだったでしょうか?
最後のエピソードは、聞くだけで大変そうです。むしろ使いこなしているようにも見えますね。
私も、キャッシュレス決済に頼りすぎて現金が必要な時になかったり、クレジットカードを使いすぎて月末にぎょっとしたり……。ジパング世代のみなさんと何も変わりませんね。

もうひとつ、気になったエピソードを紹介します。

「東京在住の友人は、交通系電子マネーのカードを複数持っていて、私が地方から上京した時に「これ使って……」とさりげなく出してくれました。混雑しているとき、急ぎのとき、現金できっぷを買うより便利だなあと思ったので、それ以来自分でカードを所持しています。」(62歳 女性)

ご友人の心遣いに驚き、真似したいと思いました。
交通系電子マネーは、全国で使えるものも多く、各地でいろいろな種類・デザインが発売されているので、遠方から来た方にプレゼントするのも楽しそうです。


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