トレたび JRグループ協力

2024.05.15ジパング俱楽部「防災」どうしてる?|ジパング世代はどうしてる?

今回のテーマは【防災】について。

地震や台風などの自然災害への対策について、普段から考えている方は多いと思います。
そこで、災害に対する日頃の心構えや準備についてアンケートを行ないました。

旅行先での対策についてもうかがいました。

  • 調査期間:2024年2月15日~3月17日
  • 回答者:「Amazonギフトカード」にご応募いただいた60歳以上の方 277名


Q1.地震・台風・大雨などの自然災害に備えて、どんな準備や対策をしていますか?(複数選択可)


ほとんどの方が何かしらの準備をしているという結果でした。

とくに「飲料水」や「食料」、「日用品」や「非常用バッグ」は多くのかたが準備しています。
「家具の固定」も、とくに寝室はしっかりと行なっている方が多い印象です。

「避難所・避難経路」と「安否確認方法」については、日常的にご家族と話をしているという方も。

 

コメント

  • 災害の中でも、今はとくに地震が心配で備えています。災害のニュースなどから知識を得てグッズを買い揃えています。(66歳 男性)
  • 阪神大震災以降、災害がいつ起こるかわからないと痛感し、水、食料と簡易トイレの備蓄はしています。(69歳 女性)
  • ニュースなどで情報を聞いて準備するようにしています。トイレは困るようなので、紙おむつが安売りしていた時に購入してみました。(62歳 女性)
  • いろいろな物が多いので、家具の固定等には十分実施しています。(68歳 男性)

Q2. 非常持ち出し用の防災セットを購入・準備していますか?


非常用の持ち出しバッグについて伺いました。

準備している方も、市販されているものを用意する方よりオリジナルを用意している方が多いようです。

4割近くの方が「特に準備していない」との回答でしたが、みなさん備えは必要だと思っていても、「どんなものを買えばいいのか」「どこで買えばいいのか」と考えていて準備ができないでいる方が多いようでした。

  • 防災用品を揃えたいと思っていますが、どこで何を買っていいかわからず困っています。(66歳 男性)
  • ホイッスル、ウエットテイッシュなどの防災セットにないものは買い足すようにしています。(60歳 女性)
  • 防災用品の準備はしていますが、選ばずまとめてポンと入れてあるので、いざとなった時に困るのでは、と思っています。(65歳 女性)
  • 防災グッズやモバイルバッテリーなどは子どもたちからのプレゼントです。飲み水は1週間分用意しました。今後近い内に、家具の固定をしなければいけないと思っています。(79歳 女性)

Q3.防災用品として購入したことがあるものは?


「懐中電灯」や「食品」、「ラジオ」が上位を占めています。

昨今の災害報道では、トイレ問題が話題に上がっていたせいか、「簡易トイレ」も多くの方が購入しているようです。
また、「ラジオ」だけでなくスマートフォンでも情報を集めるために「モバイルバッテリー」も重要な防災用品となっています。

アンケートの募集期間が冬だったためか、停電時も使える「石油ストーブ」といった回答も多く見られました。

コメント

  • ペットボトル飲料水を準備しています。また、停電に備えて懐中電灯やラジオ、乾電池を準備しています。(75歳 男性)
  • 自宅はエアコンで危険なのでストーブはありません。災害時の暖房対策はどうしようか、災害報道のたびに考えます。(67歳 女性)
  • 発電式ラジオを携帯しています。(70歳 男性)
  • 地域の防災公演会で簡易トイレの必要性を認識してから防災に興味を持ち、ローリングストックや在宅避難をベースに準備しています。普段からバッグにはモバイルバッテリー、ヘッドランプ、保温シートなどを入れて持ち歩いています。(71歳 男性)

Q4.旅行する際にどんな災害対策をしていますか?


「宿の避難経路」は多くの方が確認すると思いますが、「スマートフォンの設定変更」や「ハザードマップの確認」まではなかなか気が回らないと思います。

楽しい旅行とはいえ、災害はいつ起こるかわからないもの。
慣れた自宅とは勝手が違う旅行先で被災した場合のことも、少しは考えておきたいですね。

コメント

  • 楽しい旅行にあまり意識すると楽しくなくなるので、できれば旅館の非常出口確認くらいで済ませている。(76歳 男性)
  • 実際に旅行中に旅行先で地震がありました。ひやっとしました。(71歳 女性)
  • 車で旅行中に道路で揺れを感じた。ラジオを聞くと震度4とのこと。すぐ車を道路の左端に寄せ揺れがおさまるまで車の中で待機した。道路は一般道路だったので車を止めて待機できたが、高速道路だったらどうすればいいのか心配になった。(73歳 男性)
  • 旅行時の防災意識としては、今までホテルの避難口の確認位しかしていなかった。家での防災とは別に、今後、検討したい。(72歳 男性)

Q5.防災に関するエピソードを教えてください。

  • モバイルバッテリーなどの持ち出し品は枕元に置いています。(71歳 男性)
  • 家を買う際、地盤や津波の危険などを考慮しました。そのうえで、建て替える際、免震構造にもしました。(72歳 男性)
  • 災害時、声が出せない状況になることも考えて笛をバッグに入れています。(66歳 女性)
  • 町会の役員として、防災用品、防災倉庫などを購入しました。予算の制約がある中で物、数の決め方が難しく、悩みました。(76歳 男性)
  • 脳の活性化と健康保持のため、ウォーキングを日課としていますが、どこを歩いていても、「今、地震が起きたらどうするか、また、今津波が来たらどこに逃げるか。」を常に考えながら歩いています。(71歳 女性)
  • 幼少期から、祖母に「地震が来たら津波が来るので高いところに逃げなさい」と言われてきたので、防災意識は気がついたらあったと思います。家を建てる時も、耐震性、災害ハザードを確認しました。(61歳 女性)
  • 防災の話を聞いて、私たちも断捨離から始めなければいけない、と思いました。昨年は引き出しを全部開け、備蓄品を詰め、家具を固定し雨水タンクを設置しソーラーパネルやソーラークッカーを買いました。(75歳 男性)

震災体験

  • 震災直後はわが家も、停電やガソリンの給油もできませんでした。義父が肺炎で入院しており、もしも自宅にいたら、酸素吸入もできなかったので、病院に感謝しました。(69歳 女性)
  • 阪神大震災の時、捨ててなかった風呂の湯がトイレの水として役に立ちました。(60歳 女性)
  • 宮城県に生まれた私は何度か大きな地震を経験しているので、防災意識はいつもあります。災害は忘れた頃にまたやってくる事も実感しているので油断してません。(63歳 女性)
  • 宮城県に転居し家を建てる際、扉はできる限り引き戸にしました。それが東日本大震災でいかされて、被害を最小限にすることができました。(65歳 女性)
  • 今年の元日に震度5強を体感しました。入浴中だったのでとても慌ててしまいました。(76歳 男性)
  • 今年の能登の地震の揺れを体験した事がきっかけで防災用品を購入しました。畳ほどの大きさのテレビが落下しないか心配で、重しを置いたり紐で固定しました。ベットの前のタンスも倒れないように専用のはめ板を差し込みました。それまでは防災対策はゼロでした。(67歳 女性)

編集後記


今回いただいた回答に、
「このアンケートで自分があまりにも何もしていないことに気付かされました。これから少しづつ準備していこうと思います。」(64歳 女性)
と、このアンケートがご自身の防災対策に関して考えるきっかけになったというコメントをいくつかいただきました。

アンケートに参加したこと、アンケート結果を見たことで、また防災に関して改めて意識していただけたらうれしいです。