2025.10.30ジパング俱楽部「髪」について|ジパング世代はどうしてる?

今回のテーマは【髪】。
髪は年齢を重ねても自分らしさを表現できる大切なポイント。あなたはどんな髪型や髪色で日々を楽しんでいますか?
髪にまつわるエピソードもうかがいました。
- ※調査期間:2025年7月15日~8月17日
- ※回答者:「giftee BOX 1000ポイント分 」にご応募いただいた60代から80代の方335名
Q1.現在のあなたの髪の長さは?
短めスタイルが人気!扱いやすさ重視
男性
女性
男女ともに「短めの髪型」が主流であることがわかりました。
男性はショートヘアが77.9%と圧倒的で、次いで坊主・スキンヘッドが11.6%と続き、清潔感や手入れのしやすさを重視する傾向が見られます。
一方、女性ではセミショートが37.1%でもっとも多く、ショートヘアやボブも高い割合を占めています。注目すべきは、ロングヘアが10.4%と一定の支持を得ている点で、シニア世代でも「長さを楽しみたい」というニーズが残っていることがうかがえます。
全体として、扱いやすさとおしゃれの両立が髪型選びの重要なポイントになっているようです。
ちなみに、男性の「そのほか」には、髪の長さではなく薄毛の方からの回答が含まれます。
パーマをかけているのはすべて女性で、女性のなかでも約5%、ウィッグやかつらを使用している方は1%未満でした。
Q2.髪を染めていますか?
髪色で分かれる!男女のスタイル傾向
髪を染める習慣には男女で大きな差があることがわかりました。
女性では53.6%が染めていると回答し、半数以上がカラーリングを楽しんでいる一方、男性はわずか2.1%にとどまっています。
逆に「染めていない」割合は男性で26.2%、女性で17.9%。自然な髪色を選ぶ人やシルバーヘアーにするために染めるのをやめた人も。
Q3.髪はどこで切っていますか?
美容院を利用する女性が圧倒的多数である一方、男性は理髪店派が22.4%ともっとも多く、性別による利用傾向がはっきり表れています。
セルフカットはあまり性別で差はなく、コストや手軽さを重視する人も一定数いることが分かります。
ちなみに、美容院や理髪店に行く・カットをする頻度はこのような結果でした。
2カ月に1回 35.4%、月に1回 30.1%、3カ月に1回 21.8%、4・5カ月に1回 4.4%、半年に1回 2.8%、2~3週間に1回 2.8%、1年に1回 1.6%、1年に1回未満 0.6%、ほとんど行かない 0.3%
ヘアカット エピソード
男性
- 高校の頃から理髪店に行くのが嫌になりそれ以来自分で切るようになりました。散髪代はお小遣いでした。(70代)
- 理髪料金がバカにならないので、全国展開の低料金理容チェーンを使っています(60代)
- 勤務先を定年退職する65歳位から、自分で散髪するようになった。子供たちのために購入した電動式バリカンが使われずに洗面所にあり、ふと思い付きそれ以来自分でやるようになった。(80代)
女性
- 今通っている美容室はもう4年くらい。カットが上手でおしゃべりが楽しい25歳年下の男性美容師さん。私にとっては月1回の髪も心もリフレッシュできる素敵な時間です。(60代)
- 30年、通ってる美容室マスターが私の髪質もよく分かっていて一番、似合う髪型にしてくれるので他に行く事は無い。娘、息子も行っている。とても腕がよく感じのいいご夫婦の美容室。死ぬまで行くつもり。(60代)
- カットとカラーを美容院でしてもらうはずが、途中で寝てしまい、カラーのみしかされていないのに気づかず会計を済ませ、デパートに立ち寄ったところ、カットされていないことに気づき、慌てて、美容院に戻り、カットしてもらったおバカな話があります。(60代)
Q6. 髪に関するエピソードを教えてください。
髪型
男性
- スキンヘッドにしたほうがよいかと思いましたが、2日に一度剃ると聞いて諦めました。(60代)
- もう少し薄毛でない時代、ソフトモヒカンの髪型が、娘からよく似合うと褒められた。(60代)
- もともとストレートヘアですが、二十歳のとき初めてパーマをかけました。 それ以後なぜかナチュラルウェーブヘアになりました。(60代)
- 中学に入学すると男子生徒全員が坊主頭にならなければならなかった。入学する前は坊主頭が嫌だったけど、入学してみればみな坊主頭であり、洗うのも乾かすのも楽であり効率的で案外気に入りました。(70代)
男性
- 60歳を過ぎてからショートヘアが多くなり、洗髪も楽で、今では無精者の自分にピッタリ!頭頂部の白髪が目立ってくると、河童のお皿が出現だわとヘアカラー行く合図です。カラーはブラウンが基本で、夏はブルー系、夏以外はレッド系を少し加えています。最近は素敵なグレイヘアの方を目にすると憧れてしまいます。好きなものを着て、ちょっと口元に紅をさしてグレイヘアで過ごすのが夢です。(70代)
- 写真を整理していたら、ファッションや髪型など往年の自分史を見ることができたが、「あっ!こんなミーハーな髪型してたんだ」と笑えた。独身時代、憧れの六本木の美容室に出かけ美容師さんオススメのベリーショートカットしてもらってルンルン帰り道、泥酔した叔父さんに「女が男かはっきりしろ!」と一喝され凹んだ。あれから美容室は近所にしている。(60代)
- ストレートロングヘアーの若い頃。1番のモテ期で、よく後ろから声をかけられた。(笑)((70代)
- 二十代の頃にから、髪型を変えたことがない!当時の彼氏(今の主人)のお気に入りだから!(70代)
- こどもが小さい頃カーリーヘアにしてました。シャンプーしたら自然乾燥でよく寝癖も濡らせば簡単に直るので手入れが楽でした。(70代)
髪色
男性
- 白髪が出てきた頃、カラーリンスで染めたら、茶髪になってしまい、元に戻るまで恥ずかしい思いをしました。(70代)
女性
- 年下の男性から髪に艶がすごいと言われ、人って見ているんだと思い気を使っています。自分の髪質は毛が細く柔らかいのでサラサラヘアに憧れますが、癖毛で洗いっぱなしにするとウェーブが出て「パーマかけた?」といつも言われます。パーマ代がかからなくて羨ましいと言われるので、なんだかなぁと。雨や湿度で髪が膨張してまとまらない、アイロンを使うと毛が傷むなど、なりたい髪になるには負担がかかります。3年前に初めてブリーチをし金髪に!白髪が目立たずおしゃれな毛染めをしたいが、美容院で数万円使うのは気が引けます。おしゃれでいるにはお金が必要!(60代)
- 今まで40年近くロングヘアでしたが、化学療法を受けたので全部抜けてしまいウィッグ生活に。楽しまないとと思って金髪のショートボブを被ったら案外似合っていて、まわりから褒められて嬉しかった。調子に乗って病院にも被って行ったら、前から杖をついて歩いてきたおじいさんが私を見て驚いてよろけてしまったので、被る場所には気をつけようと思いました。今は地毛も生えてきてショートヘアを楽しんでいます。(60代)
- ショートボブは髪質が合わず断念。結局髪が暴れないようにするために重さでまとまるようにセミロングのまま30年くらいになっています。白髪が増えてきましたが、見た目年齢が20歳くらい進むのでナチュラルグレーヘアにするには抵抗があります。上手な美容師さんにたまたま出会ったので、白髪染めに見えない染め方をしてもらっています。ライトブラウンが好みですが、なかなか白髪染めでは出にくいらしいのが難点。(60代)
- ずっと黒く染めていましたが、年齢を重ねるごとに白髪が増えてきて、少し伸びただけで染めている部分との境目がくっきり目立つようになりました。そこで白髪染めをやめて、一旦ブリーチで色を抜いてベージュに染めました。これが意外に好評で、少し伸びても白髪が目立ちにくくなったので、まわりの友達も真似するようになりました。少しピンクを入れたり、グレーを足したり、髪の色を楽しんでいます。(60代)
- 息子の同級生の女性が腰までの長い髪を真っ赤に染めていて、とても魅力的だったので「どうすればきれいに染まるの?」と聞いたら、まず脱色してから赤くするとのことでした。その時の私は40代だったので、年取って白髪になったら赤く染めようと考えていました。今、74歳ですが「白髪が少ないね」と羨ましがられる現実。ちょっぴりガッカリしています。(70代)
- 母に似て髪色が少し茶色なので、染めてないけどいい色だとほめられることが多かった。(60代)
悩み
男性
- 白髪は年齢より少ない方。はげてはいないが、現在右腕に支障ありリハビリ中です。ドライヤーがうまく使えず、乾くまでネットを被る方法を発見して、なんとかしのいでます。(70代)
女性
- 母親が髪を染めて非常に髪が薄くなり、やめると元に戻ったという経緯があるため、髪を染めることに抵抗がありました。そのため、トリートメントで染められる商品から始めました。ただ選べる色が少ないため、もう少しおしゃれな色(栗色など)に染めたいという思いは続いています。また水泳をしているため、髪色が変色する悩みがありましたが、泳ぐ前に髪を十分に濡らし(塩素水を一気に吸わないように)、シリコンキャップを被ることで解決しました。(60代)
- 高齢になったのでそろそろ美容院でのマニキュアを止めようかと時々思う。タイミングが難しい(80代)
憧れ
男性
- 学生時代は小学生の時代から大学まで、ずっとスポーツ刈りでしたので、少しでも髪が耳にかかったりすると69歳の今でもかなり鬱陶しいです。でも、ごま塩頭になりましたが、長髪のオールシルバーには憧れてます。司馬遼太郎氏や筑紫哲也氏みたいになりたいな。(60代)
女性
- 若い頃、デパートのエスカレーターで前にいた年配の女性が白髪のショートカットでルビーかガーネットのイヤリングを付けていてとてもオシャレで見惚れた。ピアスの好きな私は、70歳でヘアカラーしたボブスタイルだけど、あの素敵な方を思い出しガーネットやルビーのピアスを楽しんでいます。(70代)
- 金髪にちょっと憧れる(笑)(70代)
- 白髪が増えてきたのできれいな銀髪にしてみたいが勇気がない。(70代)
- 町で見かけた素敵な老婦人。ショートヘアでパープル色の髪。いつか私もやってみたい。(60代)
- 若い頃に流行っていたソバージュが一番似合っていたと思いますが、今はそれをする勇気がありません…でもその髪型をしている同年代の女性を見て、流行に左右されずに好きな髪型をしていて素敵だと思いました。(60代)
まとめ
髪は見た目の印象をぐっと変える大切なポイントです。清潔感やスタイル次第で、気持ちまで前向きになれますよね。
ジパング世代のみなさんも、年齢とともに変化する髪質や白髪に悩みながらも、最近はグレイヘアやカラーを楽しむ方が増えています。旅行やお出かけの写真も、髪型が素敵だともっと楽しくなるはず。
最後に、印象に残ったエピソードを紹介します。(すべて女性から)
- ヘアドネーションをしております。少しでもお役に立てれば、と思っています。(60代)
- コロナの時期は美容院にも行けずずっと髪を伸ばしていました。お尻あたりまで伸ばしたのでヘアドネーションをして、人のお役に立てました。(70代)
- 乳癌になる前は、おかっぱ頭でした。癌になり髪の毛が抜けてしまったのが、ショートカットにする転機でした。髪がない時は坊主でしたが、頭の形がよいので気に入っていました。(60代)
- 気分が落ち込んだ時に髪をカットするとさっぱりして元気になってきます。髪は大事です。(70代)
病気やケガで髪を失ったこどもたちの医療用ウィッグを制作するために、髪を寄付するヘアドネーション。最近は寄付をする方が多くなってきたと思っていましたが、ジパング世代の方にも。
年齢・性別・髪質・髪色(白髪もOK)関係なく、31センチ以上あればどなたでも寄付ができますので、興味のある方は「ヘアドネーション」で調べてみてください。
髪型ひとつで気分も変わります。誰もが自由に、自分らしいスタイルを楽しめる時代になるといいですね。
それでは次回もお楽しみに。
