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2024.03.25ジパング俱楽部「光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~都のたつみ 道長が築いたまち~」開催中の宇治へ|JR西日本エリアおでかけニュース

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本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。

今回、編集部が注目したJR西日本エリアのニュースは、2024年の大河ドラマ『光る君へ』の放送にあわせて「光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~都のたつみ 道長が築いたまち~」が開催中の宇治の話題です。


2025年1月まで『光る君へ』の大河ドラマ展が開催中の宇治をめぐろう

京都府宇治市

現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』。この放送にあわせ、『源氏物語』で最後の十帖の舞台となった宇治で「光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~都のたつみ 道長が築いたまち~」が開催中です。ドラマの世界観に触れ、『源氏物語』のゆかりの地をめぐりましょう。


朝霧橋のたもとに立つ「宇治十帖」をイメージしたモニュメント 朝霧橋のたもとに立つ「宇治十帖」をイメージしたモニュメント

千年もの時を超え、多くの読者を魅了する『源氏物語』。紫式部による、54帖からなる世界最古といわれる長編小説です。そのうち、主人公・光源氏が亡くなった後の最後の十帖は「宇治十帖」と呼ばれ、主な舞台を宇治に移して描かれています。

平安時代、都からは辰巳(たつみ/南東)の方向に位置する宇治は水陸交通の要衝で、自然豊かな場所でもあったため貴族の別荘地として繁栄しました。平等院鳳凰堂は光源氏のモデルとされる源融(みなもとのとおる)の別邸があった場所。のちに紫式部と親交があった藤原道長の別邸となり、子の頼通が寺院に改めています。

「宇治市源氏物語ミュージアム」で物語の理解を深める


「宇治市源氏物語ミュージアム」 「宇治市源氏物語ミュージアム」

「宇治十帖」のあらすじが5分ほどで学べるミュージアムの物語シアター 「宇治十帖」のあらすじが5分ほどで学べるミュージアムの物語シアター

『源氏物語』に関する資料を収蔵、展示を行なう「宇治市源氏物語ミュージアム」に足を運んでみましょう。

平安時代の貴族文化と物語の時代背景がイメージできるよう実物大の牛車や、光源氏と女君たちが暮らした邸宅・六条院の復元模型などが展示されています。「宇治十帖」を分かりやすく紹介するコーナーもあり、『源氏物語』への理解がより深まる施設です。


宇治市源氏物語ミュージアム

問い合わせ先 0774-39-9300
時間 9~17時(最終入館16時30分)
定休日 月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始
交通アクセス 奈良線宇治駅から徒歩約15分
値段 600円(「光る君へ 宇治 大河ドラマ展」とのセット券1000円、「光る君へ 宇治 大河ドラマ展」と「茶づなミュージアム」とのセット券1500円あり)
URL https://www.city.uji.kyoto.jp/site/genji/

『源氏物語』の“聖地巡礼”を楽しむ


古来急流で知られた宇治川と橘橋 古来急流で知られた宇治川と橘橋


日本三古橋のひとつ、宇治橋の西詰に立つ紫式部像 日本三古橋のひとつ、宇治橋の西詰に立つ紫式部像

三室戸寺の境内に立つ「浮舟の古跡」 三室戸寺の境内に立つ「浮舟の古跡」

『源氏物語』を大まかに理解したら、「宇治十帖」に登場するスポットをめぐりましょう。宇治川は重要な舞台として作中に登場し、詠(うた)われる和歌では川の流れや橋がゆれる恋心のたとえに使われています。その両岸を中心に、宇治橋の西詰には紫式部像が立つ「夢浮橋(ゆめのうきはし)の古跡」、三室戸寺の境内にある「浮舟の古跡」など、各帖にちなんだ古跡が点在します。また、世界文化遺産・平等院では平安時代に栄華を誇った藤原一族の名残が感じられます。

その場所に立ち、その風景を五感で感じながら『源氏物語』の世界に浸ることで、大河ドラマをより深く楽しめるのではないでしょうか。

『源氏物語』ゆかりの地で、大河ドラマの世界観を楽しむ


「光る君へ 宇治 大河ドラマ展」の会場・お茶と宇治のまち交流館「茶づな」 「光る君へ 宇治 大河ドラマ展」の会場・お茶と宇治のまち交流館「茶づな」

今回、大河ドラマ『光る君へ』の放送にあたり、この『源氏物語』ゆかりの地で「光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~都のたつみ 道長が築いたまち~」が開催中です。ドラマの世界観を楽しめる展示をはじめ、宇治の歴史に関する展示も行ない、平安時代の宇治の歴史や文化の魅力を紹介します。

そのほか、滋賀県大津市では「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」が、福井県越前市では「光る君へ 越前 大河ドラマ館」が開催中。宇治はもちろん、大津や福井へも訪れてみてください。

名称 光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~都のたつみ 道長が築いたまち~
開催期間 2025年1月13日まで
開催時間 9~17時(最終入館16時30分)
定休日 期間中原則無休
会場 お茶と宇治のまち交流館「茶づな」
交通アクセス 奈良線宇治駅から徒歩約12分
料金 500円
問い合わせ先 075-353-0870(運営管理事務局)
公式サイト https://uji-dramaten.jp/
主催 宇治市
  • 開催日、開催時間は、主催者等の都合により予告なく変更となる場合があります。

紹介スポット一覧マップ

文/加藤有子
写真/宇治市提供

  • 記事中の情報は2024年3月時点のものです。
  • 写真はすべてイメージです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
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