2026.07.15ジパング俱楽部夏の暑さを吹き飛ばす?! 福岡市博物館で特別展「幽霊・妖怪画コレクション」開催へ|JR九州エリアおでかけニュース

旬なニッポンに出かけよう! 「おでかけニュース」
本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。
今月、編集部が注目したJR九州エリアのニュースは、2026年7月19日から福岡市博物館で開催される特別展「幽霊・妖怪画コレクション」についてです。
若冲などが描いた幽霊・妖怪画約100点を披露
福岡県福岡市
「福岡タワー」や「みずほPayPay(ペイペイ)ドーム福岡」など、福岡のシンボルが立ち並ぶエリアにある「福岡市博物館」。博多湾に浮かぶ志賀島(しかのしま)で発見された国宝の金印「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」や、福岡藩主・黒田家に関する資料などを常設展示しており、福岡の歴史文化観光の拠点のひとつとなっています。
伊藤若冲(じゃくちゅう)らをはじめとする有名絵師の幽霊画や妖怪画も多数収蔵していることから、2026年7月19日から9月13日まで、特別展「福岡市博物館収蔵 幽霊・妖怪画コレクション」が開催されます。怖い絵ばかりではなく、儚(はかな)く美しい絵やコミカルでかわいらしい絵まで、江戸時代に描かれた作品を中心に約100点を展示。趣向が凝(こ)らされた作品自体はもちろんのこと、これらを“描いた”“見た”“コレクションした”人々の魅力にも迫ります。
展示は、プロローグ「ようこそ、こちらの世界へ」、第一幕「妖怪画のこころ」、第二幕「幽霊画のこころ」、エピローグ「さようなら、また会いましょう」の4章で構成されています。
『九相図』長沢芦雪 江戸時代中期
まずプロローグで、多くの人々が恐ろしいと感じる骸骨(がいこつ)や屍(しかばね)の絵を紹介。誰にでも訪れる死後の姿を描いた長沢芦雪(ろせつ)の作品などが鑑賞できます。
『付喪神図』伊藤若冲 江戸時代中期~後期
『百怪図巻(部分)「犬神/ぬけくび」』佐脇嵩之 1737(元文2)年
第一幕では、伊藤若冲の『付喪神(つくもがみ)図』や佐脇嵩之(すうし)の『百怪図巻』、歌川国芳(くによし)の『相馬の古内裏(ふるだいり)』など、多種多様な妖怪画を展示します。説明のできない現象やそれを引き起こす正体を絵に描いて可視化し、共有することで恐怖を楽しみへと変えた文化的背景に触れることができます。
『百怪図巻(部分)「うし鬼」』佐脇嵩之 1737(元文2)年
『相馬の古内裏』歌川国芳 1845~46(弘化2~3)年
第二幕では、恐ろしい幽霊画、美しい幽霊画、おもしろい幽霊画を紹介します。幽霊とは亡くなった人が生前の姿で現れたものとされていますが、江戸時代の妖怪図鑑では妖怪の一種として扱っており、描かれた人に対する先人たちの心情や思惑を辿ることができます。
『幽霊図』伝 円山応挙 江戸時代中期
最後のエピローグでは、暮らしのなかで用いられてきた化物の絵や、祭りの夜に現れる化物の絵などを展示。彼らが日常と非日常のあわいに息づいていることが実感できます。
怪談噺を楽しめる落語会や作品を模写できるイベントも
会期中は本展のコンセプトと連動した体験型コンテンツが展開されるほか、参加費無料(ただし本展観覧券もしくは半券の提示が必要)の関連イベントも行なわれます。
北九州市出身の落語家・橘家文太(たちばなやぶんた)さんが怪談噺(ばなし)を披露する「夏のこわ〜い怪談落語会」や、東京藝術大学大学美術館の田中圭子特任准教授による講演会「みえない恐怖をえがく―こわいものみたさの日本美術史」を用意。さらに、日本画家・立木美江さんにレクチャーを受けながら会場内の好きな場所で作品を模写できる「描ける展覧会!トワイライト模写タイム」、学芸員が本展の見どころを熱弁するギャラリートークの実施も予定しており、こどもから大人まで楽しめる内容になっています。
関連イベント一覧
夏のこわ~い怪談落語会
開催日時 2026年7月25日14~15時
開催場所 1階 講堂
定員 240名(事前申込不要で13時30分から先着順で入場)
講演会「みえない恐怖をえがく―こわいものみたさの日本美術史」
開催日時 2026年8月2日14時~15時30分
開催場所 1階 講堂
定員 240名(事前申込不要で13時30分から先着順で入場)
描ける展覧会!トワイライト模写タイム
開催日時 2026年7月26日・8月23日17時30分~20時(途中参加・途中退出可)
開催場所 2階 特別展示室
担当学芸員によるギャラリートーク
開催日時 毎週水曜14~15時
集合場所 2階 特別展示室入口
本展のメインビジュアル
特別展「福岡市博物館収蔵 幽霊・妖怪画コレクション」
| 問い合わせ先 | 092-711-5491(西日本新聞イベントサービス) |
|---|---|
| 時間 | 2026年7月19日~9月13日の9時30分~17時(7月24日~8月23日の金・土・日曜・祝日、8月13日は〜19時30分) |
| 定休日 | 月曜(7月20日は開館)・7月21日 |
| 交通アクセス | 九州新幹線博多駅から能古渡船場(のことせんば)行き西鉄バス約23分の博物館北口下車、徒歩約6分 |
| 値段 | 1500円 |
| URL | https://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/special/2026/yurei-yokai-collection/ |
文/ハセガワアヤ
- ※写真はすべてイメージです。
- ※記事中の情報は2026年7月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間はホームページなどでお調べください。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
