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2026.09.15ジパング俱楽部世界文化遺産「飛鳥・藤原の宮都」で注目!「飛鳥資料館」特別陳列室リニューアル|JR西日本エリアおでかけニュース

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本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。
今月、編集部が注目したJR西日本エリアのニュースは、2026年7月に世界文化遺産登録が決まった「飛鳥・藤原の宮都」で話題の飛鳥から、「飛鳥資料館」特別陳列室のリニューアルについてです。


国宝指定が決まった出土品を紹介する展示室が一新!

奈良県明日香村

奈良文化財研究所「飛鳥資料館」は、奈良県明日香村にある飛鳥時代の歴史と文化を紹介する資料館。地中に埋もれ、普段は見ることのできない遺跡や、最新の発掘調査成果を、貴重な出土品や精巧な復元模型などを通して紹介しています。


庭園には飛鳥の亀形石槽・船形石槽(復元)などが野外展示されています 庭園には飛鳥の亀形石槽・船形石槽(復元)などが野外展示されています


ロビーには飛鳥時代の実物石人像や飛鳥地域の復原模型などを展示 ロビーには飛鳥時代の実物石人像や飛鳥地域の復原模型などを展示

このたび国宝指定が決まった「飛鳥池遺跡」を紹介する第一展示室・特別陳列室をリニューアルし、7月4日にリニューアルオープン。主な展示品は日本最古の鋳造貨幣「富本(ふほん)銭」をはじめとする出土品。国宝にも指定される予定の貴重な出土品を間近にすることができます。

発掘現場を体感できる展示空間


リニューアルした特別陳列室の壁面に配された発掘現場の写真 リニューアルした特別陳列室の壁面に配された発掘現場の写真

このたびリニューアルした第一展示室・特別陳列室では、飛鳥池遺跡で出土した遺物を展示しています。飛鳥池遺跡は、「奈良県立万葉文化館」の敷地内で発見された7世紀後半の官営工房群をはじめとした遺跡で、日本最古の貨幣鋳造「富本銭」をはじめ、当時の高度な生産技術や物資の管理の実態を伝えています。2026年3月には出土品の国宝指定が決まり、その一部が特別陳列室に展示されています。

特別陳列室の壁面には、発掘調査で出土した工房の炉跡群や炭層の断面などの発掘現場写真を大きくグラフィック化して展示。発掘現場に立ち会っているような臨場感の中で、貴重な出土品をじっくり鑑賞できます。

日本最古の鋳造貨幣「富本銭」が語る国家形成期の技術力

注目は、日本最古の鋳造貨幣「富本銭」と、その製作工程を示す一連の資料群です。鋳型(いがた)や鋳棹(いざお)、未製品の富本銭や工具などが並びます。これまで最古とされていた、708(和銅元)年に発行された「和同開珎(わどうかいちん)」よりも遡(さかのぼ)る7世紀後半に、国家主導で大量に貨幣の鋳造が行なわれていたことを示す貴重な証拠で、これを間近で見ることができます。



「富本銭」がこの地で組織的に大量生産されていた証拠となる鋳棹(写真中央) 「富本銭」がこの地で組織的に大量生産されていた証拠となる鋳棹(写真中央)

そのほか、金・銀・銅などの金属製品、ガラス製品や琥珀(こはく)、物資の管理内容などが記録された木簡なども展示。これらの多様な出土品から、百済(くだら)や新羅など東アジアとの交流を背景とした高度な生産技術や、律令国家形成期における社会の姿が浮かび上がります。


ガラス玉の鋳型などガラス生産にまつわるさまざまな出土品 ガラス玉の鋳型などガラス生産にまつわるさまざまな出土品

鮮やかに着色されたさまざまな色のガラス玉 鮮やかに着色されたさまざまな色のガラス玉

2026年7月26日、「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産に登録されたことで注目が集まる明日香村。飛鳥池遺跡はその構成資産ではありませんが、飛鳥で進められた国家形成や高度な生産技術を物語る重要な遺跡であり、出土品はその価値を裏付ける物的証拠として高く評価されています。国宝指定も決まった出土品の数々。「もう一つの主役」に、会いに行ってみてください。 


土器や瓦、金属生産にかかわる重要な出土品 土器や瓦、金属生産にかかわる重要な出土品

秋期特別展「世界遺産『飛鳥・藤原の宮都』と奈文研」開催

「飛鳥資料館」では2026年10月9日~12月13日に、秋期特別展「世界遺産『飛鳥・藤原の宮都』と奈文研」が開催されます。奈良文化財研究所が、70年以上の歳月をかけて明らかにした「飛鳥・藤原の宮都」の遺跡の価値とその調査研究のあゆみ、その成果がもたらした遺跡の価値を最新情報とともに一挙に紹介。こちらも見逃せません。

基本情報

名称 奈良文化財研究所 飛鳥資料館
問い合わせ先 0744-54-3561
開館期間 9~16時
休み 月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始
交通アクセス 桜井線桜井駅から万葉文化館行き奈良交通バス約20分の飛鳥資料館下車、徒歩約2分
入場料 350円(70歳以上は無料)※年齢が分かるものを提示
URL https://www.nabunken.go.jp/asuka/index.html

文/加藤有子 画像提供/奈良文化財研究所

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  • 記事中の情報は2026年9月時点のものです。
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