トレたび JRグループ協力

2026.03.05ジパング俱楽部新潟駅発、開港の歴史と情緒が漂う港町を散策|JR駅発、お手軽1日モデルコース

鉄道を使って、もっと気軽に日本を旅しよう。
日本全国の駅を拠点に、半日から一日で楽しめるモデルコースを紹介します。

新潟では、信濃川河口の古町(ふるまち)が古くから北前船(きたまえぶね)の寄港地として栄えました。鉄道開通後に駅前や万代地区も発展しましたが、現在も古町は押しも押されもせぬ繁華街であり、とくに「鍋茶屋通り(なべぢゃやどおり)」「白壁通り」は花街だった名残も感じられ風情満点。そんな古町を散策し、米どころ・新潟ならではの寿司や郷土菓子の笹団子を味わいましょう。

新潟の歴史を語る博物館を訪ね、「朱鷺(とき)メッセ」の日本海側有数の高さを誇る展望室から新潟市街や雄大な信濃川、日本海を眺望。日の高い時間も十分素晴らしく、薄暮(はくぼ)の時間はいっそう感動的です。

  • トップ画像は、古町(料亭「行形亭(いきなりや)」周辺)

上越新幹線新潟駅からスタート


上越新幹線の終点駅で、東京駅からは新幹線で約2時間。ほかに信越本線・白新線・越後線も乗り入れています。

駅構内には2024年に百数十店舗を構えた大規模な商業施設として「CoCoLo新潟」が全面リニューアルオープン。メッツ館、南館、WEST SIDE1・2F、EAST SIDE 1・2Fからなり、メッツ館には越後のお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」(写真左)があり、500円で最大おちょこ5杯の唎酒(ききざけ)を楽しめます。
 


 

バス約8分、徒歩数分

 

古町で寿司「極み」

新潟ならではの地魚の極上にぎり寿司


新潟すし三昧「極み」の一例。季節や店舗によってもネタなどが異なります 新潟すし三昧「極み」の一例。季節や店舗によってもネタなどが異なります

新潟市の中心市街地は駅から少し離れた「古町」。花街でもあったため、現在も風情溢れる料亭・割烹、飲食店が残ります。

そんな情緒ある古町で、ランチに新潟すし三昧(ざんまい)「極み」をいただきましょう。南蛮エビ、ヤナギガレイ、ノドグロ、ヤリイカ、フナベタなど、地魚を取り入れた新潟でしか味わえない究極のにぎり寿司です。新潟県すし商生活衛生同業組合加盟の寿司店が腕を競いつつ、均一価格で提供しています。古町界隈には「すし柳美」「鮨・割烹 丸伊」「寿司安」などがあります。


寿司店を探しつつ古町をそぞろ歩き。路地も素敵 寿司店を探しつつ古町をそぞろ歩き。路地も素敵

本町市場をのぞいてみるのも楽しいでしょう 本町市場をのぞいてみるのも楽しいでしょう


問い合わせ先 025-246-3020(新潟県すし商生活衛生同業組合)
時間 店舗により異なる
定休日 店舗により異なる
交通アクセス 上越新幹線新潟駅から新潟市観光循環バス約8分の本町下車など
URL https://www.kiwami-sushi.com/

 

徒歩数分

 

笹団子

ハレの日の郷土食が絶好のおみやげに


あんこをヨモギ入りの生地でくるみ、笹の葉で包んで蒸した笹団子 あんこをヨモギ入りの生地でくるみ、笹の葉で包んで蒸した笹団子

笹の葉に包み、スゲなどの紐で結んだ俵形の笹団子。もともとは下越地方のハレの日や端午の節句に農村で作られていた郷土食で、今では新潟みやげとして人気です。引き続き古町で、笹団子探訪を続けましょう。

古町にある「笹川餅屋」は1964(昭和39)年開催の新潟国体に際し、県から「新潟みやげとなる商品を」と依頼されて販売した、笹団子が全国区となるきっかけの店。原材料は新潟産こがねもちやコシヒカリなど、できるかぎり新潟県内産を厳選して使用しています。

田中屋本店」も本町店が古町界隈にあります。つぶあん入り、こしあん入りはもちろんのこと、新潟市の名産品「くろさき茶豆」を炊き上げた白あん入りの「茶豆笹だんご」などもあります。


問い合わせ先 025-241-7914(新潟市観光案内センター)
時間 店舗により異なる
定休日 店舗により異なる
交通アクセス 上越新幹線新潟駅から新潟市観光循環バス約8分の本町下車など
URL https://www.nvcb.or.jp/topics/sasadango

 

徒歩約14分

 

北方文化博物館 新潟分館

豪農ゆかりの屋敷と新潟の文人を偲(しの)ぶ


枯山水の庭から望む主屋と洋館。2000年に国の有形文化財に登録 枯山水の庭から望む主屋と洋館。2000年に国の有形文化財に登録


洋館にはかつて早稲田大学で教鞭もとった會津八一の資料を展示 洋館にはかつて早稲田大学で教鞭もとった會津八一の資料を展示

主屋の座敷から見る庭の眺めもとても素敵 主屋の座敷から見る庭の眺めもとても素敵

新潟県出雲崎(いずもざき)町の油田掘削によって巨万の富を得た長岡の清水常作氏が1895(明治28)年に別宅として建設。
その後、大正初期に横越町(現新潟市江南区)の豪農であった伊藤家の七代目文吉が取得。

日本家屋と洋館があり、洋館は歌人・美術史家・書家として名高い會津八一(あいづやいち)が、戦時中、東京を焼け出され、郷里である新潟に疎開後、『夕刊ニイガタ』の社長を引き受けた際に住むことになり、その後、晩年を過ごしました。現在は博物館として、八一の書や資料、良寛の書を展示しています。

  • 新潟市江南区には伊藤家の豪奢(ごうしゃ)な邸宅を見学できる「北方文化博物館」があります。

北方文化博物館 新潟分館

問い合わせ先 025-222-2262
時間 9時30分~16時30分
定休日 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末、1・2月
交通アクセス 上越新幹線新潟駅から新潟市観光循環バス約32分の北方文化博物館新潟分館前下車すぐ
値段 450円
URL https://hoppou-bunka.com/niigatabranch/

 

バス約10分

 

新潟市歴史博物館みなとぴあ

幕末開港時の姿を残す港の景観


二代目新潟市役所庁舎のデザインを用いたモダンな博物館本館 二代目新潟市役所庁舎のデザインを用いたモダンな博物館本館


国指定史跡でもある「旧新潟税関庁舎」 国指定史跡でもある「旧新潟税関庁舎」

みなとぴあを望みつつ進む水上バス(みなとぴあ~ふるさと村) みなとぴあを望みつつ進む水上バス(みなとぴあ~ふるさと村)

幕末の開港5港のうち、開港当時の姿のまま唯一現存する国指定重要文化財「旧新潟税関庁舎」を中心に、周辺を一体的に整備して開館。水とともに歩んできた新潟の歴史と文化を楽しく学べます。

旧新潟税関庁舎周辺には、船から荷揚げするために用いられた石段と、保税倉庫である石庫が復元されています。隣接地には移築復元された旧第四銀行住吉町支店と、復元された早川堀や柳並木があり、明治から昭和にかけての情緒溢れる港町・新潟の景観が再現されています。

博物館本館では、「郷土の水と人々のあゆみ」をテーマとした新潟の歴史・民俗について、常設展示室や企画展示室で分かりやすく展示しています。


新潟市歴史博物館みなとぴあ

問い合わせ先 025-225-6111
時間 9時30分~16時30分
定休日 月曜(祝日の場合は翌平日)、祝日の翌日(祝日が土曜・日曜にあたる場合は火曜)、年末年始、施設メンテナンス期間
交通アクセス 上越新幹線新潟駅から新潟市観光循環バス約42分の歴史博物館前下車すぐ
値段 博物館常設展示観覧料390円(企画展示の観覧料は企画展ごとに異なる)
URL https://www.nchm.jp/

 

徒歩約21分

 

Befcoばかうけ展望室

日本海側有数の高所から眺望を楽しむ


“水の都”という表現がぴったりの「朱鷺メッセ」全景  “水の都”という表現がぴったりの「朱鷺メッセ」全景 

約1万人収容の本格的な展示場、大小13の会議室、ホテルなどが一体化したコンベンション施設「朱鷺メッセ」内の、「ホテル日航新潟」31階にある展望室。新潟市街地はもちろん、日本海、佐渡島、五頭(ごず)連峰など、360度の大パノラマを楽しめます。

地元の栗山米菓が命名権を獲得し、同社の看板商品「ばかうけ」の名を冠した名称になっており、ばかうけなど多数のみやげ品を販売しています。


地上約125メートルから、雄大な信濃川や日本海を一望 地上約125メートルから、雄大な信濃川や日本海を一望


Befcoばかうけ展望室

問い合わせ先 025-240-1511
時間 8時~21時30分(イベント開催日など短縮の場合あり、売店は10~19時)
定休日 なし
交通アクセス 上越新幹線新潟駅から佐渡汽船行き新潟交通バス約15分の朱鷺メッセ下車すぐ
値段 無料
URL https://www.hotelnikkoniigata.jp/observatory/

 

バス約12分

 

新潟駅ゴール!


スケジュールの一例
(9:12発)

東京駅

  • 上越新幹線「とき」
10:41着

新潟駅

11:10発

新潟駅

  • 新潟市観光循環バス
11:18着

本町バス停

  • 寿司「極み」、「笹団子」、「北方文化博物館 新潟分館」
14:42発

北方文化博物館新潟分館前バス停

  • 新潟市観光循環バス
14:52着

歴史博物館前バス停

  • 「新潟市歴史博物館みなとぴあ」、「Befcoばかうけ展望室」
17:16発

朱鷺メッセバス停

  • 新潟交通バス
17:28着

新潟駅

17:50発

新潟駅

  • 上越新幹線「とき」
(19:52着)

東京駅

紹介スポット一覧マップ

文/赤城はるな 写真/新潟県観光協会、新潟観光コンベンション協会

  • 記事中の情報は2026年3月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。