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2023.02.27ジパング俱楽部奇景!四国の穴場「阿波の土柱」とラドン温泉へ行く【60代からの旅 1日モデルコース】

世界的にも珍しい、土柱を見に行こう

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「ジパング倶楽部」を利用して、徳島へ

会員誌「ジパング倶楽部」3月号では、ジパング倶楽部会員様が選ぶ「地元のおすすめ、教えます!」特集を実施。そのなかで掲載した、四国の奇景「阿波の土柱」へ行くモデルコースを紹介します。穴場なだけあり主要都市からアクセスが遠いですが、温泉もあり楽しめますよ!

  • 記載のデータは、2023年2月27日現在のものです。


そもそも「阿波の土柱」って何?

「阿波の土柱」とは、約100万年前もの昔、土や砂礫が堆積した吉野川の土地が地殻変動で隆起し、風雨の浸食により長い年月をかけて柱状に形成されたもの。世界的にも珍しい景観で、アメリカのブライスキャニオンの土柱、イタリアのチロル地方で見られる景観と阿波の土柱の3カ所でしかみられないのだとか。

 いくつかの土柱のうち、一番大きな波濤嶽(はとうがたけ)は、1934(昭和9)年5月1日に国の天然記念物に指定され、2022年にはその日が「土柱の日」となっています。全国的にはあまり知られていない“穴場”かもしれませんが、2017年には「四国八十八景」のひとつにも選定され、地元では話題のスポットなのです。

徳島線阿波山川駅からスタート! 

阿波山川駅は、徳島駅から徳島線で約1時間の場所にあります。

↓ 車で約15分 ※癒しの宿 土柱ランド新温泉宿泊の場合は有料送迎あり

「阿波の土柱」観光ガイドを申し込み、阿波の土柱の入口「癒しの宿 土柱ランド新温泉」へ集合!


「癒しの宿 土柱ランド新温泉」 「癒しの宿 土柱ランド新温泉」

阿波の土柱へは、個人でも立ち入ることができますが、せっかくなのでガイドに見どころを案内いただくとよいでしょう。3日前までに阿波市観光協会の「阿波の土柱」観光ガイドを申し込んで相談しておけば、都合のよい時間に「土柱ボランティアガイドの会」の方が土柱を案内してくださいます! 集合場所は、阿波の土柱の入口にある「癒しの宿 土柱ランド新温泉」の駐車場です。

阿波の土柱観光ガイド「ハイキングコース」へ出発!


阿波の土柱は遊歩道や展望台が整備されています

阿波の土柱へは、動きやすい服装で出かけるのがよいでしょう。「阿波の土柱」観光ガイドのコースは3つ。ここでは、もっとも大きな波濤嶽を3つの角度から展望でき、コース頂上の東屋での眺望や自然も満喫できる、見どころをすべて網羅した「ハイキングコース」を紹介します。所要時間は、休憩を含めて1.5~2時間。調整も可能なようなので、相談してみてはいかがでしょうか。


最初の見どころ、正面展望台で阿波の土柱を上下から眺める


正面展望台(上)からの眺め 正面展望台(上)からの眺め

正面展望台(下)からの眺め。林立する柱やカーテン状のひだが美しい 正面展望台(下)からの眺め。林立する柱やカーテン状のひだが美しい

入口から徒歩約5分でたどり着くのは、最初の見どころである正面展望台。上下2カ所あり、上からと下からで土柱の印象がまったく異なります。約100万年前の地層を間近に見ることができ、迫力十分! ここでガイドにその成り立ちや特徴、見どころなどを解説いただきます。

コースの頂上・東屋から徳島市街を眺める


ハイキングコース頂上の展望台からの眺め ハイキングコース頂上の展望台からの眺め

ハイキングコースを登り切った頂上には東屋があり、徳島平野の眺望を楽しめます。正面には霊峰・高越山(こうつさん)、東には眉山も見わたせ、お弁当を持って行って、見晴らしのよい風景を見ながらいただくのもおすすめです。

クライマックスは迫力満点の波濤嶽!


波濤嶽頂上からの景色 波濤嶽頂上からの景色

徳島平野の展望を楽しんだ後は、いよいよクライマックス。波濤嶽の頂上に登ります。頂上から下をのぞくと、切り立った土柱が見え、スリリングな景観が楽しめます。ここからも吉野川平野が見え、眺望抜群。天気によっては夕方、夕陽が差して、日本とは思えない感動的な光景も見られます。


波濤嶽の頂上に登った様子がこちら。見るからにスリリングです 波濤嶽の頂上に登った様子がこちら。見るからにスリリングです

今回は昼間の景色を紹介しましたが、阿波の土柱は夜にライトアップされており、また違った幻想的な風景を見ることができます。ライトアップ時間は夏期(5~8月)は日没~22時、冬期(9~4月)は日没~21時まで。旅の行程によってはこちらも楽しんでみてはいかがでしょうか。


「阿波の土柱」観光ガイド

問い合わせ先 土柱ボランティアガイドの会事務局(阿波市観光協会内)0883・35・4211
時間 要相談
定休日 土・日曜・祝日・年末年始
交通アクセス 待ち合わせ場所の「土柱ランド新温泉」(土柱入口)へは、阿波山川駅から車で約15分
値段 正面展望台コース500円(所要約40分)、波濤嶽頂上コース700円(所要約1時間)、ハイキングコース1000円(所要1.5~2時間)

阿波の土柱についてはこちら「阿波市観光協会」公式サイト

歩き疲れた後は「癒しの宿 土柱ランド新温泉」のラドン温泉で癒やされる


「癒しの宿 土柱ランド新温泉」の浴場 「癒しの宿 土柱ランド新温泉」の浴場

ガイド終了後は、再び土柱ランド新温泉へ戻って解散です。途中休憩があるものの、約2時間歩いたら足腰もお疲れ。温泉に入って帰りましょう! 土柱ランド新温泉は、ラドン温泉が楽しめ、日帰り利用が可能。ラドン温泉は、疲労回復はもちろん、神経痛や美肌効果もあり、歩き疲れた体を癒やすのに最適です。


信楽焼の露天風呂も 信楽焼の露天風呂も

事前に予約をしていれば、徳島名物の料理も楽しめます ※現在は日帰りでの個人利用は休止中 事前に予約をしていれば、徳島名物の料理も楽しめます ※現在は日帰りでの個人利用は休止中

ラーメンのような、うどんのような。阿波の新名物「土柱麺」をおみやげに


「癒しの宿 土柱ランド新温泉」で販売されている「土柱麺」。2食入り(袋)350円と、6食入り(箱)980円があります 「癒しの宿 土柱ランド新温泉」で販売されている「土柱麺」。2食入り(袋)350円と、6食入り(箱)980円があります

「癒しの宿 土柱ランド新温泉」では、阿波の新名物・土柱麺を発売中です。土柱麺とは、一見そばのような見た目ですが、ラーメンのような、うどんのようなコシがある新食感の麺。うどん粉に香川県産のもち麦「ダイシモチ」などを加えて作ったもので、徳島ラーメンと讃岐うどんのいいとこどりなのだそう。そんな阿波の新名物を、おみやげに買って帰ってはいかがでしょうか。


癒しの宿 土柱ランド新温泉(日帰り入浴)

問い合わせ先 0883・35・3431
時間 16時30分~21時30分(土・日曜・祝日は11時~)
交通アクセス 阿波山川駅から車で約15分
値段 600円

「癒しの宿 土柱ランド新温泉」公式サイト

↓ 車で約15分 ※癒しの宿 土柱ランド新温泉宿泊の場合は有料送迎あり

阿波山川駅ゴール!


スケジュールの一例
12:11

阿波山川駅

  • 車で約15分の「癒しの宿 土柱ランド新温泉」駐車場へ
12:30

阿波の土柱観光ガイド

  • ハイキングコース1.5~2時間
14:30

癒しの宿 土柱ランド新温泉

  • 日帰り入浴、車で約15分
16:30

阿波山川駅

次回予告

次回の「60代からの旅 1日モデルコース」は、「花の街」を満喫するハウステンボス1日モデルコースを紹介します。お楽しみに!


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