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2026.02.09ジパング俱楽部雪積もる山間の温泉を照らす暖かな光「湯西川温泉かまくら祭」|現地発!おすすめ旅ネタ情報

現地発・おすすめ旅ネタ情報

このコーナーでは、旅好きライター・観光ナビゲーター、役場や観光協会などの観光担当者が、ご当地ならではのおすすめスポットや旅ネタ情報をお届けします。

今回紹介するのは、栃木県日光市で実行委員を務める伴弘美さんが教えてくれた、「湯西川温泉かまくら祭」の情報です。

  • メイン画像はすっかり日が暮れると火の列のように見える会場の様子

平家の里・湯西川温泉で静かな冬の情景を満喫

栃木県日光市

〈湯西川温泉 伴さんより〉

湯西川温泉は日光市北西部の山間(やまあい)に湧く温泉郷です。壇ノ浦(だんのうら)の合戦で敗れた平家の落人が隠れ住んだといわれ、人目につかないように端午の節句(こどもの日)でも鯉のぼりは上げないなど独特の風習が今も残っています。

そんな湯西川温泉で、冬の恒例イベント「湯西川温泉かまくら祭」が2026年3月1日まで開催中です。会場は「平家の里」「沢口河川敷」「湯西川水の郷スノーパーク」の3カ所。大小のかまくらが作られ、「平家の里」は期間中毎日、沢口河川敷は金・土・日曜の17時30分~21時にライトアップされます。なかでも、沢口河川敷にはミニかまくらが500基ほど並び、1基ずつろうそくの火を灯すので、幻想的な眺めですよ。2009年に「日本夜景遺産」に認定され、2023年には「日本三大夜灯(よあかり)」と「栃木七灯(しちとう)」にも認定されました。


河川敷に並ぶミニかまくらに火が灯ります 河川敷に並ぶミニかまくらに火が灯ります

大小のかまくらは地元の有志が製作

観光の方から「ミニかまくらはどのように作るのですか?」とよく質問されます。作り方は、実にシンプルで漬物用のプラスチック容器に雪を入れて押し固め、地面にひっくり返します。容器を外したら、形を整えて穴を開けます。みなさんもこどもの頃に砂場で型抜きをして遊んだと思いますが同じ要領です。大きなかまくらは重機を使い木枠の中に雪を入れて、大人3人で踏み固めます。これが大変で大汗をかきますよ(笑)

ミニかまくらはロウソクの熱や風で崩れるので何度もひんぱんに作り直しています。雪が降った後はミニかまくらを掘り出しますが、完全に埋没したらゼロから作り直しです。けっこう維持が大変なのです。でも、一番、大変だったのは2020年かな……。暖冬の影響で雪が降らず、このままでは開催中止になると焦りましたよ。結局、近隣の町村からトラックで雪を運び、事なきを得ました。今年はしっかり雪が降りましたからご安心ください。


美しい列になるよう計画的にかまくらを作ります 美しい列になるよう計画的にかまくらを作ります

ミニかまくらにろうそくを入れる作業も人力! ミニかまくらにろうそくを入れる作業も人力!

かまくらの夜灯に竹あかりをプラス


「平家あかり」とミニかまくらの夜灯が競演 「平家あかり」とミニかまくらの夜灯が競演

会場のひとつである「平家の里」は、茅葺(かやぶ)き屋根の古民家9棟が小川を囲むように立っています。すっぽりと雪に覆われた風景は昔話の世界のようです。建物内では平家の歴史を紹介するほか、湯西川の生活道具や民芸品などを展示しています。古民家や大小かまくらのライトアップに加えて、古民家を彩る竹灯籠や竹鞠(まり)などの「平家あかり」もあり、見応えがありますよ。


青竹に精緻な模様を刻んだ竹灯籠 青竹に精緻な模様を刻んだ竹灯籠

大きなかまくらは高さ3メートルほど 大きなかまくらは高さ3メートルほど

日中は湯西川水の郷スノーパークで雪遊び


雪山の滑り台、かまくらなど 雪山の滑り台、かまくらなど

湯西川温泉の「湯西川水の郷」では期間限定で「湯西川水の郷スノーパーク」を開設します。会場は湯西川に架かる大吊り橋を渡った広場で、雪山の滑り台やそり遊びをはじめ、雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりと、思いっきり雪遊びが楽しめます。

入場券には水の郷観光センター内の日帰り温泉入浴料も含まれるので、雪遊びで凍えた体を温めてください。湯西川温泉は肌ざわりがやわらかく、肌がしっとりしますよ。


親子で一緒に楽しめるそり遊び 親子で一緒に楽しめるそり遊び

スノーパークの対岸には無料の足湯もあります スノーパークの対岸には無料の足湯もあります


基本情報

名称 湯西川温泉かまくら祭
開催期間 2026年1月30日~3月1日
開催場所 平家の里は9~21時(ライトアップ17時30分~21時)。沢口河川敷は見学自由(ライトアップは金・土・日曜の17時30分~21時)。湯西川水の郷スノーパークは10~15時、水曜・2月12日休。
交通アクセス 日光線今市駅下車、徒歩約12分の下今市駅から東武鬼怒川線約31分の新藤原駅で野岩鉄道に乗り換え、約13分の湯西川温泉駅下車後、湯西川温泉行き日光交通バス約25分の湯西川温泉下車、徒歩約10分(沢口河川敷)
料金 平家の里は510円。沢口河川敷は無料。湯西川水の郷スノーパークは1200円(そりレンタル・水の郷観光センター入浴料込み)
問い合わせ先 0288-22-1525(日光市観光協会)
URL https://www.nikko-kankou.org

このネタを教えてくれた人

湯西川温泉かまくら祭実行委員会 伴 弘美さん

20年ほど前から実行委員会に加わり、委員長を務めたことも。現在は広報担当として県内外にアピールする。湯西川館の顧問女将。

  • 記事中の情報は2026年2月時点のものです。
  • 写真はすべてイメージです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。