2023.07.24ジパング俱楽部富山の夏の風物詩「おわら風の盆」で幽玄な唄と踊りにふけゆく夜【モデルコース】
夏から秋にかけて各地で開催される祭り。普段とは違う町の景色が見られる祭りの日は、旅行者にとってもまたとない機会です。
この記事では、多くの方が一度は見てみたいと憧れる富山県の「越中おわら風の盆」を紹介します。
※2023年の祭りは終了しました
60代からのJR割引サービス「ジパング倶楽部」
60代からのJR割引サービス「ジパング倶楽部」は、きっぷの割引、JRホテルグループのホテルを優待料金で利用できるなど、魅力的なサービスが満載です。
東京駅→富山駅=新幹線「はくたか」で約2時間32分、富山駅→越中八尾駅=高山本線で約27分
通常=1万3290円 3割引=9300円 3990円おトク!
- ※金額は一例です。前後の行程等により金額が異なる場合があります。
- ※通常期の普通車指定席利用の場合です。
- ※入会して最初のご利用から3回目までは運賃・料金は2割引、4回目からは3割引となります。
- ※祭り当日は混雑が予想され、会場周辺の交通状況や店舗の営業状況が通常とは変わる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。
高山本線越中八尾駅からスタート!
↓ 徒歩約25分
- ※「おわら風の盆」の期間中は中心部の交通規制があり、越中八尾駅発着の路線バスは運休またはコースを変更する予定です。タクシーを利用する場合も規制エリアには入ることができず、離れた場所で降車することになります。坂道が多く、なかなか大変ではありますが、期間中は徒歩でめぐるのが確実です。また、おわら風の盆期間中は町の中心部にある飲食店が大変混み合いますので、食事の時間をずらしたり、テイクアウトを利用したりするのもおすすめです。
桂樹舎
個性豊かでしかも丈夫な和紙作品の数々
室町時代からの歴史があり、養蚕や売薬に使う紙として重宝された八尾和紙。その伝統を受け継ぎながら型染め和紙という独自の道を作り上げたのが「桂樹舎(けいじゅしゃ)」です。
日本の古写経をはじめ、世界中の紙に関係する民芸品や工芸品を展示する和紙文庫を併設。ショップでは桂樹舎の人気和紙商品はもちろん、少数だけ作られた数量限定品や、作家とのコラボ作品なども販売しています。
雪深い山間部にあった小学校を移築した建物も見ものです。
桂樹舎 和紙文庫
問い合わせ先 | 076-455-1184 |
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時間 | 10時~16時30分 ※おわら風の盆期間中は紙漉き体験・工房見学不可 |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌平日)・9月5・6日・年末年始 |
交通アクセス | 高山本線越中八尾駅から徒歩約25分 |
値段 | 500円 ※ショップのみの利用は入館料不要 |
↓ 徒歩約10分
八尾おわら資料館
おわら風の盆にかける地元住民の熱い思いを感じる
おわら中興の祖と呼ばれる川崎順二氏が収集したおわら風の盆に関する資料などを展示。
おわらの美しい映像を鑑賞したり、昔懐かしい写真の展示を眺めたりしながら、300年以上の歴史があるおわらを振り返り、これからの見物の予習もできます。
また、格子戸に漆喰仕上げの伝統的な町屋を再現した和室の休憩室があり、ここでしばし休んで、おわら見物に備えるのもいいかもしれません。
八尾おわら資料館
問い合わせ先 | 076-455-1780 |
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時間 | 9時~16時30分 |
定休日 | 年末年始(臨時休館あり) |
交通アクセス | 高山本線越中八尾駅から徒歩約30分 |
値段 | 210円 |
↓ 徒歩約8分
越中八尾ベースOYATSU
蔵のある古民家で祭り前の高揚感に浸る
上新町のメイン通りに面して立つ、1872(明治5)年に造られた生糸や越中和紙の問屋だった建物をリノベーションし、八尾の魅力発信に力を入れている一棟貸しの宿。
一角にはカフェを併設し、自家焙煎の水出しアイスコーヒー、さわやかな紫蘇サイダーが人気。おわら期間中は、富山の昆布おにぎりなどの軽食も用意していて、テイクアウトが中心となりますが、運よく席が空いていれば、飲食を楽しみながらおわら見物も。
「八尾町生まれのスタッフが、おわらの見どころやローカルな情報も教えます」とは「越中八尾ベースOYATSU(おやつ)」女将の原井紗友里さん。
越中八尾ベースOYATSU(カフェ)
問い合わせ先 | 076-482-6955 |
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時間 | 13~16時(土・日曜は10~16時、9月1~3日は16~23時) |
定休日 | 火・水曜 |
交通アクセス | 高山本線越中八尾駅から徒歩約33分 |
↓ 徒歩すぐ(町内各所)
おわら風の盆
300年以上踊り継がれてきた風情をじっくり味わおう
越中おわら節の哀調を帯びた唄にあわせて、古い町並みを、揃いの法被(はっぴ)や浴衣姿の踊り手らが無言で踊り歩く、風情ある町流しが人気。
発祥は江戸時代の元禄期までさかのぼるといわれ、300年以上の歴史があります。地域の人々は、一年を通して踊りや、地方(じかた)と呼ぶ唄や三味線、太鼓、胡弓(こきゅう)などの練習に励み、この日を迎えます。
※2023年は、8月下旬に開催される前夜祭や特設ステージの設置はありませんが、9月1~3日の本祭は、開始時間を遅らせて開催することが決まっています。
11の町(おわら保存会支部)が参加し、旧町と呼ばれる10の支部が集まる町の中心部がメイン。
これらが一堂に会することはありませんので、各町の公民館などに張り出されているスケジュールを参考にしたり、坂の町を散策しながら町流しとの出会いを楽しんだりします。
踊り手たちが輪を作って踊る輪踊りは、支部によっては観客も一緒に踊ることができます。
坂道が多く、夢中になって見物していると知らず知らずに体力を消耗します。休みながら水分補給も忘れずに。
基本情報
名称 | おわら風の盆 |
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開催期間 | 9月1・2日の17~23時、9月3日の19~23時 ※楽器が湿気に弱いため雨天中止 |
開催場所 | 町内各所 |
交通アクセス | 旧町へは、高山本線越中八尾駅から徒歩約30分。福島は、越中八尾駅下車すぐ |
問い合わせ先 | 076-454-5138(越中八尾観光協会) |
↓ 旧町から徒歩約30分
越中八尾駅ゴール!
- ※11の支部のひとつの福島(ふくじま)は越中八尾駅のある所で、ここでも町流しなどを見ることができます。帰りの列車までもう少し見たいという方や、坂の上まで歩くのは辛いという方におすすめです。
ひと足延ばして 八尾曳山展示館
スケジュールの一例
- 東京駅発
-
(9:32発)
東京駅
- 新幹線「はくたか」
-
(12:04着)
富山駅
-
(12:20発)
富山駅
- 高山本線 ※ほか「おわら風の盆」当日は臨時列車あり
-
12:47着
越中八尾駅
- 「桂樹舎」「八尾おわら資料館」「越中八尾ベースOYATSU」「おわら風の盆」
-
(21:22発)
越中八尾駅
- 高山本線 ※ほか「おわら風の盆」当日は臨時列車あり
-
(21:46着)
富山駅
紹介スポット一覧マップ
文/若井 憲
- ※記事中の情報は2023年7月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
- ※新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。