2023.07.24ジパング俱楽部3年に一度! 「藤枝大祭り」で❝日本一❞の長唄と地踊りを堪能【モデルコース】
夏から秋にかけて各地で開催される祭り。普段とは違う町の景色が見られる祭りの日は、旅行者にとってもまたとない機会です。
今回は江戸時代に起源をもち、❝質・量ともに日本一の長唄・地踊り❞とも称される「藤枝大祭り」(2023年10月6~8日開催)を紹介します。
※2023年の祭りは終了しました
60代からのJR割引サービス「ジパング倶楽部」
60代からのJR割引サービス「ジパング倶楽部」は、きっぷの割引、JRホテルグループのホテルを優待料金で利用できるなど、魅力的なサービスが満載です。
東京駅→静岡駅=東海道新幹線「ひかり」で約59分、静岡駅→藤枝駅=東海道本線で約19分
通常=13600円 3割引=9500円 4100円おトク!
- ※金額は一例です。前後の行程等により金額が異なる場合があります。
- ※通常期の普通車指定席利用の場合です。
- ※入会して最初のご利用から3回目までは運賃・料金は2割引、4回目からは3割引となります。
- ※祭り当日は混雑が予想され、会場周辺の交通状況や店舗の営業状況が通常とは変わる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。
東海道本線藤枝駅からスタート
↓新静岡バスターミナル行きほかしずてつジャストラインバス約8分の千才(ちとせ)下車、徒歩約3分
飽波(あくなみ)神社
緑豊かな山を背にした藤枝の総氏神
藤枝に到着したら、まずは祭りが行なわれる飽波神社にお参りを。
地元の人から「あくなみさん」と呼ばれ親しまれているこの神社は、市街中心部にある岡出山の麓(ふもと)に鎮座しています。
創建は今からおよそ1700年前の318年で、藤枝を中心とする静岡県志太地区ではもっとも古い神社。その昔、境内から清らかな水が湧き出ており、病を癒やす霊水として人々から敬われたと伝わっています。
石段を登り、森に包まれるようにして立つ拝殿の前で静かに手を合わせれば、自然と背筋も伸びるようです。
飽波神社
問い合わせ先 | 054-643-2915 |
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時間 | 参拝自由 |
交通アクセス | 東海道本線藤枝駅から新静岡バスターミナル行きほかしずてつジャストラインバス約8分の千才下車、徒歩約3分 |
↓ 徒歩約15分
支那そば しげもと 藤枝本店
朝からラーメン!? 藤枝名物「朝ラー」をいただく
せっかく藤枝に来たなら味わいたいのが、藤枝名物の「朝ラー」。かつて藤枝では、早朝から働く静岡茶の農家や問屋の人たちが、早い時間に開けている店でラーメンを食べる習慣があったのだとか。
特徴のひとつは、あっさりスープなので胃が重くならないこと。鰹節メインの魚介と丸鶏をじっくり煮込んだこの店のスープは、ほのかな甘みが絶品。麺もするする入ります。
店主のおすすめは「志太ブラック」。静岡産の二度仕込み醤油を使っており、まろやかでショウガの香りが食欲をそそる一杯です。「温」のほか「冷」メニューもあり、両方食べるのが藤枝流だそう。
支那そば しげもと 藤枝本店
問い合わせ先 | 054-686-2222 |
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時間 | 7~14時 |
定休日 | 月・木曜(祝日の場合は翌平日) |
交通アクセス | 東海道本線藤枝駅から新静岡バスターミナル行きほかしずてつジャストラインバス約10分の蓮華寺池公園入口下車、徒歩約6分 |
↓ 徒歩約2分
蓮華寺池公園
池のほとりの公園でのんびりタイム
朝ラーでおなかを満たした後は、店のすぐ近くにある蓮華寺池公園へ。江戸時代初期に造られたという大きな溜池を中心とする公園で、池を一周する約1.5キロの遊歩道が設けられています。
腹ごなしにぶらぶら歩くのもよし、遊歩道沿いにたくさん置かれているベンチに腰を下ろしてゆっくりと景色を眺めるのもよし。時間に余裕があれば、園内にある「藤枝市郷土博物館・文学館」を見学して、藤枝の歴史や文化に触れてみては。
蓮華寺池公園
問い合わせ先 | 054-643-3487(藤枝市花と緑の課) |
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時間 | 入園自由。「藤枝市郷土博物館・文学館」は9時~16時30分 |
定休日 | 「藤枝市郷土博物館・文学館」は月曜(祝日の場合は翌平日)・祝日の翌日・年末年始 |
交通アクセス | 東海道本線藤枝駅から新静岡バスターミナル行きほかしずてつジャストラインバス約10分の蓮華寺池公園入口下車、徒歩約4分 |
値段 | 「藤枝市郷土博物館・文学館」は200円 |
↓ 車約5分
史跡田中城下屋敷
鷹狩りに興じた家康に思いを馳(は)せて
藤枝では、徳川家康ゆかりの地も押さえておきたいところ。晩年の家康は、東海道藤枝宿の南にあった田中城をたびたび訪れ、このあたりで鷹狩りを楽しみました。
平坦地に築かれた田中城は全国的にも珍しい同心円形の城で、江戸時代には田中藩が置かれ、藤枝とその周辺を治めていました。城跡の南東に整備されたこの施設は、かつて城主の別荘だった場所。園内には、田中城下から移築された本丸櫓があります。
また、ここでは城ファンに人気の登城記念証「御城印」(300円)も購入できます。
史跡田中城下屋敷
問い合わせ先 | 054-644-3345 |
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時間 | 9時~16時30分 |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌平日)・祝日の翌日・年末年始 |
交通アクセス | 東海道本線藤枝駅から新静岡駅バスターミナル行きほかしずてつジャストラインバス約13分の藤枝大手下車、徒歩約20分。東海道本線西焼津駅から清里行きしずてつジャストラインバス約7分の六間川下車、徒歩約4分 |
値段 | 無料 |
↓ 車約6分
紅家 紅粉屋久右衛門
お茶と一緒にいただきたい老舗(しにせ)の銘菓
市街地に戻ったら、祭り見物の前に家康にちなんだおみやげを購入しておきましょう。
飽波神社から近い上伝馬商店街に店を構える和菓子店「紅家」は、江戸時代初期に創業し、田中藩の御用菓子商でもあった藤枝きっての老舗です。
看板商品の「長寿柿」は、藤枝の男が献上した柿を家康がたいそう喜んだという故事にちなんだ一品。干し柿に白あんを詰め氷餅をまぶしたもので、柿のさわやかな甘さと上品な白あんが相まって、特産の静岡茶とよく合います。
紅家 紅粉屋久右衛門
問い合わせ先 | 054-641-9071 |
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時間 | 8時30分~18時 |
定休日 | 水曜 |
交通アクセス | 東海道本線藤枝駅から新静岡バスターミナル行きほかしずてつジャストラインバス約7分の上伝馬下車すぐ |
↓ 徒歩約7分(飽波神社)
藤枝大祭り
3年に一度の晴れ舞台! 艶やかな唄が町に響く
いよいよお目当ての大祭りへ。藤枝市中心部の14町が参加するこの祭りは3年に一度の開催で、コロナ禍の影響もあり2023年は4年ぶりの開催です。
最大の見どころは、各町が飽波神社に奉納する長唄と地踊り。三味線とお囃子の演奏をバックに唄われる風流な長唄に合わせて、ずらり並んだ町衆が地踊りを繰り広げます。これほどの大人数が参加する地踊りは全国最大級の規模といわれ、その優美さ、にぎやかさは一見の価値ありです。
また、地踊りの一行を引き連れて市街地を曳き回される山車も見もの。男たちが力を合わせて重い屋台を回転させるシーンは迫力満点です。
基本情報
名称 | 藤枝大祭り |
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開催期間 | 2023年10月6~8日 |
問い合わせ先 | 054-647-1144(藤枝市観光案内所)※9~18時 |
↓ 徒歩約3分の千才から藤枝駅行きしずてつジャストラインバス約10分の藤枝駅前下車すぐ
藤枝駅ゴール!
ひと足延ばして 焼津まで行ってみよう
スケジュールの一例
- 東京駅発
-
(8:03発)
東京駅
- 東海道新幹線「ひかり」
-
(9:02着)
静岡駅
-
9:21発
静岡駅
- 東海道本線
-
9:40着
藤枝駅
-
9:51発
藤枝駅前
- しずてつジャストラインバス中部国道線ほか
-
9:59着
千才
- 「飽波神社」「支那そば しげもと 藤枝本店」「蓮華寺池公園」「田中城下屋敷」「紅家 紅粉屋久右衛門」「藤枝大祭り」(飽波神社)
-
19:30発
千才
- しずてつジャストラインバス中部国道線ほか
-
19:40着
藤枝駅前
-
(19:55発)
藤枝駅
- 東海道本線
-
(20:14着)
静岡駅
-
(20:39発)
静岡駅
- 東海道新幹線「ひかり」
-
(21:36着)
東京駅
紹介スポット一覧マップ
文・写真/内藤昌康
- ※記事中の情報は2023年7月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
- ※新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。