トレたび JRグループ協力

2023.08.28ジパング俱楽部水の都・萩を船で遊覧し、秋の紅葉と温泉を楽しむ【1泊2日モデルコース】

山口県 萩市・島根県 津和野町
●紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬(萩八景遊覧船)

涼しい季節がやってきて楽しみになる、日本各地で色づく紅葉。編集部では「温泉」と「紅葉」を両方楽しめるスポットを選びました。

この記事では、「明治維新胎動の地」とも呼ばれる萩を中心に、歴史ある町の紅葉と温泉宿を紹介します。
写真は「萩八景遊覧船」。川沿いの桜並木の紅葉が見事です。


60代からのJR割引サービス「ジパング倶楽部」でこれだけおトク!

「ジパング倶楽部」は、きっぷの割引、JRホテルグループのホテルを優待料金で利用できるなど、魅力的なサービスが満載です。

新大阪駅から新山口駅までの割引額の例)

新大阪→新山口駅=山陽新幹線「さくら」で約2時間

通常=1万2850円  3割引=8990円 3860円おトク!
  • 金額は一例です。前後の行程等により金額が異なる場合があります。
  • 通常期の普通車指定席利用の場合です。
  • 入会して最初のご利用から3回目までは運賃・料金は2割引、4回目からは3割引となります。


〈1日目〉東萩駅からスタート!

↓ 萩循環まぁーるバス西回り約11分の萩城跡・指月公園入口・北門屋敷入口下車すぐ 

萩八景遊覧船

風情ある水の都を川や海から観賞

●紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬


風情ある橋本川の遊覧後、天候がよければ海へと向かいます 風情ある橋本川の遊覧後、天候がよければ海へと向かいます

白壁や黒板塀が連なる城下町を、個性さまざまな船頭の案内でめぐる遊覧船です。重要伝統的建造物群保存地区の堀内地区や平安古(ひやこ)地区、「萩八景」に描かれた水辺の景観など、見どころが満載。10月下旬~11月上旬には、通常よりも少し上流の見どころへ案内する「桜紅葉観賞コース」(通常より10分長い所要約50分)として運航。橋本川の両岸に植えられた数百本の桜並木が赤く色づき、ひと足早い秋の風情に浸(ひた)れます。


萩八景遊覧船

問い合わせ先 0838-21-7708
時間 9~16時(11月は~15時30分)※悪天候時は運休
定休日 12~2月
交通アクセス 山陰本線東萩駅から萩循環まぁーるバス西回り約11分の萩城跡・指月公園入口・北門屋敷入口下車すぐ
値段 1200円

「萩八景遊覧船」公式サイト

↓ 車約10分

東光寺(とうこうじ)

歴代藩主が眠る毛利家の菩提寺

●紅葉の見頃:11月中旬~下旬


重厚な建物と紅葉が調和する三門。境内の紅葉の見頃は11月中旬~下旬 重厚な建物と紅葉が調和する三門。境内の紅葉の見頃は11月中旬~下旬


大雄宝殿(だいおうほうでん)に秋の彩りを添えるイチョウの黄葉 大雄宝殿(だいおうほうでん)に秋の彩りを添えるイチョウの黄葉

全国屈指の黄檗(おうばく)宗の寺院である東光寺は、1691(元禄4)年に三代藩主の毛利吉就(よしなり)が萩出身の高僧を開山として創建。

秋は、境内にある4棟の国の重要文化財の建物のうち、大雄宝殿(本堂)、鐘楼、三門と、イチョウの黄葉やカエデの紅葉との共演が壮観です。毛利家墓所には萩藩三代~十一代の奇数代の藩主などが祀(まつ)られ、整然と立ち並ぶ約500基の石灯籠と、その周りを彩る紅葉も見応えがあります。

さらに、方丈裏の庭も特別拝観(紅葉時期の10~15時頃)として期間限定で公開。


東光寺

問い合わせ先 0838-26-1052
時間 8時30分~17時
定休日 無休
交通アクセス 山陰本線東萩駅から萩循環まぁーるバス東回り約16分の東光寺前下車、徒歩約1分
値段 300円(紅葉の特別拝観は抹茶付きで別途500円)

「東光寺」公式サイト

↓ 徒歩約24分

東萩駅

↓ 宿の送迎バス約10分(宿泊者のみ、要予約)

萩観光ホテル

夕凪湾を見下ろす高台の絶景宿


夕凪湾を望む展望露天風呂。日の出を拝む朝風呂は爽快です 夕凪湾を望む展望露天風呂。日の出を拝む朝風呂は爽快です

城下町から少し離れた海辺の景勝地、笠山の中腹に建つのが萩観光ホテル。
ロビーへ入ると、2方向の大きな窓の外に広がる夕凪湾(萩湾)のパノラマが迎えてくれます。

一番のお楽しみは、目の前の絶景との一体感が味わえる、開放的な展望露天風呂。萩温泉郷のひとつとして2004年に誕生した美人の湯「はぎ温泉」に浸かりながら、天気や時間帯で色が変化する海の風景を眺めていると、心身ともに癒やされます。

フグやアワビといった海の幸、萩ブランドの「長萩(ちょうしゅう)和牛」、「むつみ豚」などを取り入れた夕食とともに、余韻の深い秋のひとときを堪能しましょう。


昔ながらの和室やモダンツインなど幅広く用意。写真は海側客室 昔ながらの和室やモダンツインなど幅広く用意。写真は海側客室

食事処でいただく夕食は日本海の幸が中心。秋・冬にはフグが登場することも 食事処でいただく夕食は日本海の幸が中心。秋・冬にはフグが登場することも


萩観光ホテル

問い合わせ先 0838-25-0211
交通アクセス 山陰本線東萩駅から送迎バス約10分(宿泊者のみ、要予約)
値段 1泊2食1万6650円~

泉質       カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉


「萩観光ホテル」公式サイト

〈2日目〉萩観光ホテルを出発

↓ 宿の送迎バス約10分(宿泊者のみ、要予約)

東萩駅

↓ 防長バス約1時間46分の津和野バスセンター下車、徒歩約3分

津和野イチョウ並木(殿町通り)

イチョウの黄葉が彩る“山陰の小京都”

●黄葉の見頃:10月下旬~11月上旬


多くの史跡が集まる殿町通り。10月下旬~11月上旬はイチョウ並木が黄金色に染まります 多くの史跡が集まる殿町通り。10月下旬~11月上旬はイチョウ並木が黄金色に染まります

江戸時代に描かれた『津和野百景図』の世界を色濃く残し、日本遺産に認定されている山間の城下町が「山陰の小京都」とも呼ばれるのが津和野です。

鯉の泳ぐ掘割と白壁の景観が広がる殿町通りは、イチョウ並木が黄葉するとさらに優美な趣に包まれます。萩とともに訪れたい町です。


津和野イチョウ並木

問い合わせ先 0856-72-1771(津和野町観光協会)
交通アクセス 山口線津和野駅から徒歩約5~10分

「津和野町観光協会」公式サイト

↓ 徒歩約10分

津和野駅ゴール!


ひと足延ばして 和洋の伝統建築で憩える「俥宿 天十平(くるまやど てんじゅっぺい)」へ

江戸時代末期の屋敷と大正時代に増築された洋館を、ギャラリー&ティールームとして活用。

和室のギャラリーでは陶器、竹製品、洋服のほか、多様な作家の作品を展示・販売し、洋館では「紅茶とスコーンのセット」750円などを提供しています。庭園を眺めながらくつろげるほか、主人が営む人力車の予約も受け付けています。

10~17時(時期で変動)、水曜・展覧会開催期間のみ営業。0838-26-6474

スケジュールの一例


<1日目>
(8:04発)

新大阪駅

  • 山陽新幹線「さくら」
(10:04着)

新山口駅

(10:15発)

新山口駅

  • 中国ジェイアールバス「スーパーはぎ号」
(11:25着)

東萩駅

11:42発

東萩駅

  • 萩循環まぁーるバス西回り
11:53着

萩城跡・指月公園入口・北門屋敷入口

  • 「萩八景遊覧船」
13:30発

萩八景遊覧船乗り場

  • 車(タクシー)
13:40着

東光寺

14:40発

東光寺

  • 徒歩
15:04着

東萩駅

  • 宿の送迎バス、「萩観光ホテル」

<2日目>
11:45発

東萩駅

  • 防長交通バス
13:31着

津和野バスセンター

  • 「津和野イチョウ並木(殿町通り)」
18:00着

津和野駅

(18:10発)

津和野駅

  • 特急「スーパーおき」
(19:13着)

新山口駅

(19:21発)

新山口駅

  • 山陽新幹線「さくら」
(21:26着)

新大阪駅

紹介スポット一覧マップ

文・写真/笹木博幸

  • 記事中の情報は2023年8月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
  • 新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。

【関連記事】温泉も紅葉も楽しめる秋の旅先6選 紅葉満喫温泉旅