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2025.01.23ジパング俱楽部新たな一面に出合える「別府」で行くべきスポット+グルメ10選|九州エリア

全国のジパング倶楽部会員様に聞いた「もう一度訪れたい町」ランキングで、九州エリア3位となった別府。ジパング倶楽部編集部ではこの町で行ってほしいスポットとグルメ情報を定番から穴場まで、10カ所ピックアップしました。
別府は日本有数の温泉地で、地域に根差した共同浴場や地獄蒸しなど温泉文化が肌で感じられる町です。最近は名物グルメや名産品にも注目が集まっています。



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  目次  

やっぱり温泉!

湯上がりに食べたい名物グルメ

おみやげにもいい湯の町の名品

別府ってどんな町?


「湯けむり展望台」から見た鉄輪温泉 「湯けむり展望台」から見た鉄輪温泉

“おんせん県”大分県を代表する一大温泉地。温泉の源泉数・総湧出量が日本一を誇ります。別府市内に別府・鉄輪(かんなわ)・明礬(みょうばん)・観海寺・亀川・浜脇・堀田・柴石(しばせき)と8つの温泉地が点在。なかでも湯けむりたなびく鉄輪温泉は人気の温泉地です。
近年は地獄蒸しやとり天、別府冷麺など、多彩なご当地グルメも話題を集めています。


会員様の声
 
  • なんといっても温泉がいい!いろいろな種類の温泉が楽しめる。(愛知県・男性)
  • 湯けむりの立つ町の雰囲気が好き。(岐阜県・男性)
  • レトロな共同浴場が気に入ったのでまた訪れたい。(宮城県・男性)

「別府」で行くべきスポット+グルメ10選

別府を訪れたら、豊富な湯量を誇る温泉や観光の定番・別府地獄めぐりは欠かせません。また、高温の温泉蒸気を活用した地獄蒸しは、温泉王国・別府ならではの料理。別府冷麺やとり天など、話題の名物グルメもチェックしてみましょう。

やっぱり温泉!


別府地獄めぐり

100度近い温泉の噴出口を見学


コバルトブルーの「海地獄」は約98度。足湯もあります コバルトブルーの「海地獄」は約98度。足湯もあります

地獄とは温泉の噴出口のこと。国指定名勝の海地獄・血の池地獄・龍巻地獄・白池地獄のほか、鬼石坊主地獄・鬼山地獄・かまど地獄の計7カ所を見学できます。

「地獄蒸し焼きプリン」が名物の海地獄、真っ赤な色をした血の池地獄、約70頭のワニが飼育されている鬼山地獄など、個性豊か。地中深くからボコボコと熱湯や熱泥を噴き上げる様子は迫力満点です。

問い合わせ先 0977-66-1577(別府地獄組合) 
時間 8~17時
定休日 なし
料金 各450円(共通券2200円)※2025年2月1日より各500円(共通券2400円)
交通アクセス 日豊本線別府駅から立命館アジア太平洋大学行きほか亀の井バス約18分の海地獄前下車すぐ(海地獄)ほか
URL https://www.beppu-jigoku.com/

鉄輪温泉 渋の湯

地元住民とのふれあいも楽しみのひとつ


鉄輪温泉の開湯の祖・一遍上人(いっぺんしょうにん)が開いたと伝わる、歴史ある温泉 鉄輪温泉の開湯の祖・一遍上人(いっぺんしょうにん)が開いたと伝わる、歴史ある温泉

鉄輪温泉のメインストリート・いでゆ坂に位置。地元の住民が大切に管理している共同浴場のひとつです。

男女別の浴室に内湯がひとつずつ。温泉成分が薄まらないよう、高温の源泉を加水せずに竹製冷却装置で適温に調節しているので、源泉かけ流しの温泉を堪能できます。

保湿成分といわれるメタケイ酸を豊富に含む湯で、入浴後は天然の化粧水のようにしっとりつるつるの肌に。入浴料100円というリーズナブルさも魅力です。


時間 6時30分~20時30分
定休日 なし
交通アクセス 日豊本線別府駅から立命館アジア太平洋大学行きほか亀の井バス約16分の鉄輪下車、徒歩約3分
値段 100円
URL https://onsendo.beppu-navi.jp/y38/

竹瓦温泉

レトロ感漂う別府温泉のシンボル


ノスタルジックな佇(たたず)まいの外観 ノスタルジックな佇(たたず)まいの外観

1879(明治12)年創設の市営共同浴場。重厚な唐破風(からはふ)造りの屋根が印象的な現在の建物は、1938(昭和13)年に建造されました。

半地下式で天井が高い普通浴場には小判形の湯船がひとつ。男湯が塩化物泉、女湯が炭酸水素塩泉と、男女で異なる泉質を持つのもユニークです。専用の浴衣を着て横たわる屋内型の砂湯もあります。

問い合わせ先 0977-23-1585 
時間 6時30分~22時30分 (砂湯は8時~21時30分)
定休日 第3水曜(祝日の場合は翌日)
料金 普通浴300円、砂湯1500円
交通アクセス 日豊本線別府駅から徒歩約10分
泉質 普通浴(男湯)、砂湯はナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、
普通浴(女湯)はナトリウム-炭酸水素塩泉
URL https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail4.html

湯上がりに食べたい名物グルメ


元祖アリラン

魚介系あっさりスープが自慢の“別府冷麺”


「冷麺」(中)880円。「温麺」(中)890円や「ビビン麺」(中)880円もあります 「冷麺」(中)880円。「温麺」(中)890円や「ビビン麺」(中)880円もあります

1950(昭和25)年創業の焼肉店。厳選された九州産黒毛和牛を堪能できます。

焼肉と並ぶ人気メニューが、別府のご当地グルメ“別府冷麺”。北海道産の昆布や大分県産のイリコでだしを取った、透明感のある和風スープが自慢です。あっさりながらもコクがあり、プリッと弾力のある太めの麺と相性抜群。

牛肉のチャーシューや自家製キムチ、煮卵などのトッピングも食欲を誘います。


問い合わせ先 0977-22-3010
時間 17時30分~21時、土・日曜の11時30分~13時30分
定休日 火曜
交通アクセス 日豊本線別府駅から徒歩約6分

ここちカフェ むすびの

築100年以上の隠れ家カフェで体にやさしい食事を


日替わりの「むすびのランチ」1650円 日替わりの「むすびのランチ」1650円

鉄輪温泉の路地に佇む、隠れ家的な古民家カフェ。1908(明治41)年建築の診療所跡をリノベーションしたレトロな空間に癒やされます。

食事メニューは、内容が日替わりの「むすびの朝ごはん」(土〜火曜限定)と「むすびのランチ」。低温の蒸気でじっくり蒸す“低温スチーム”や天日干しなど、昔ながらの調理法で丁寧に作られる料理は、食材本来の旨みを生かした優しい味わいです。

季節の果実の自家製シロップで作るフルーツソーダや手作りのケーキも人気。


問い合わせ先 0977-66-0156
時間 7時30分~9時30分・11時30分~17時
定休日 木・金曜(朝ごはんの営業は土~火曜のみ)
交通アクセス 日豊本線別府駅から立命館アジア太平洋大学行きほか亀の井バス約16分の鉄輪下車、徒歩約5分
URL https://www.instagram.com/kannawa.musubino/

Otto e Sette Oita(オット エ セッテ オオイタ)

温泉資源を活用した地産地消のイタリアン


コース料理の一皿(写真は一例) コース料理の一皿(写真は一例)

鉄輪温泉の旅館「湯治 柳屋」の一角にあるイタリアンレストラン。お湯や噴気、地熱など、“地獄蒸し”と呼ばれる地元の温泉資源を活用したエコでヘルシーな調理法が「温泉キュイジーヌ」として注目されています。

地産地消にこだわり、野菜や肉、魚などの食材は大分県産を中心に厳選。県内各地の生産者から直送されます。コース料理のみの提供で、ランチ3800円〜、ディナー6000円〜(要予約)。


問い合わせ先 0977-66-4411
時間 12~14時・18~21時(前日までの完全予約制)
定休日 火・水曜
交通アクセス 日豊本線別府駅から立命館アジア太平洋大学行きほか亀の井バス約16分の鉄輪下車、徒歩約5分
URL https://www.ottoesetteoita.com/

レストラン リボン

別府名物の“とり天”が看板メニュー


「とり天定食」1470円。10個以上盛られており、食べ応え満点です 「とり天定食」1470円。10個以上盛られており、食べ応え満点です

1958(昭和33)年創業の老舗(しにせ)洋食店。ハンバーグやオムライスなど豊富なメニューが揃い、地元の人々に長年愛されています。

看板メニューは、天ぷら粉で鶏肉を揚げた別府名物“とり天”。選りすぐった鶏ムネ肉は柔らかく、ふんわり軽い口当たりの衣がマッチしています。おろしショウガ入りの自家製ダレにつけて味わって。

細麺と太麺から選べる平日限定の「あんかけ焼きそば」1050円も地元の常連客に人気です。


問い合わせ先 0977-22-1259
時間 11~15時・17~21時
定休日 不定休
交通アクセス 日豊本線別府駅から別府医療センター行き亀の井バスほか約11分の南石垣下車、徒歩約1分
URL https://www.ribbon-beppu1958.com

おみやげにもいい湯の町の名品


三味(さんみ)ざぼん店

まるで宝石のように美しい別府銘菓“ざぼん漬”


「別府ざぼん漬」。あっさりとした “べっこう”、 濃厚な“琥珀(こはく)” などがあります 「別府ざぼん漬」。あっさりとした “べっこう”、 濃厚な“琥珀(こはく)” などがあります

1945(昭和20)年創業。やよい天狗通りの商店街アーケードにある別府銘菓“ざぼん漬”の専門店。同店のざぼん漬は砂糖をまぶしていないのが特徴で、透明感のある美しい色も人気の理由です。

大型の柑橘(かんきつ)類であるザボンの一種・阿久根文旦(あくねぼんたん)の皮を使用。手間隙かけて砂糖や水飴で炊き上げています。口に入れると上品な甘さとさわやかな苦みが広がり、お茶請けにも酒のアテにもぴったりです。店内での試食も可。


問い合わせ先 0977-23-1664
時間 10~18時
定休日 日曜
交通アクセス 日豊本線別府駅から徒歩約5分
URL https://www.sanmi-zabon.com/

別府タオル

懐かしさを感じる昭和レトロな絵柄がキュート


「別府レトロタオル」1枚440円。35×85センチ 「別府レトロタオル」1枚440円。35×85センチ

1953(昭和28)年創業のタオル専門店。昭和30年代頃に作られた絵柄を使用した「別府レトロタオル」は、懐かしさを感じるイラストとカラフルな色使いが魅力。気軽な別府みやげとして人気を集めています。

絵柄は、女の子や野球少年など全10種類。いずれも「別府温泉」の文字が入っていて、温泉めぐりのお供にもおすすめです。


問い合わせ先 0977-22-0902
時間 9~18時
定休日 日曜
交通アクセス 日豊本線別府駅から徒歩約10分
URL https://www.instagram.com/bepputowel/

SELECT BEPPU(セレクト ベップ)

別府の工芸品や生活雑貨がずらり


生活雑貨やまちのおみやげなどが並ぶ店内。別府を代表する工芸品・竹細工の小物も人気です 生活雑貨やまちのおみやげなどが並ぶ店内。別府を代表する工芸品・竹細工の小物も人気です

築100年以上の長屋を改装したセレクトショップ。竹細工のかご、つげブラシ、切子のぐい呑みといった工芸品をはじめ、別府を中心に大分県内の作家や職人の作品が揃います。

2階に展示された襖絵(ふすまえ)も必見。台湾のアーティスト、マイケル・リン氏が手がけたもので、気軽にアート作品に触れることができます。


問い合わせ先 0977-80-7226
時間 11~17時(日・月曜は10時~)
定休日 火・水曜(祝日の場合は営業)
交通アクセス 日豊本線別府駅から徒歩約5分
URL https://www.selectbeppu.com/

紹介スポット一覧マップ

文/佐藤 史 写真/玉村恵理子(湯けむり展望台、海地獄、竹瓦温泉)

  • 記事中の情報は2025年1月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
  • 新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。