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2025.05.20ジパング俱楽部宮古駅から1分!「魚彩亭 すみよし」の牛乳びんから溢れる海鮮「瓶ドン」ランチ|写真映えする駅近グルメ

岩手県宮古市

旅行先では、地元のグルメを食べたいもの。おいしくて地域色があり、思わず誰かに自慢したくなる“映え”グルメ。そんな料理が駅から徒歩10分以内で食べられる店を、ジパング倶楽部編集部が紹介します。

景勝地・浄土ヶ浜で知られる宮古市は観光客が多く、世界三大漁場ともいわれる三陸沖に面した、海の町です。宮古トラウトサーモン、ウニ、イカ、タラ、毛ガニなど、季節ごとにおいしい海の幸がたくさんあります。宮古市に来たら必ず食べたいのが、牛乳びんで提供される海鮮丼「瓶ドン」。宮古駅前で「瓶ドン」を味わえる「魚彩亭 すみよし」を紹介します。


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  目次  

最寄りは山田線宮古駅


盛岡駅から山田線で約2時間20~30分。終点の宮古駅は、JRの駅としては本州最東端に位置しています。

駅を出て右には、宮古駅前総合観光案内所があり、左へ進むとすぐに「魚彩亭 すみよし」があります。

駅前にはいくつか飲食店がありますが、「魚彩亭 すみよし」は、地元客にも愛される人気店。平日には地元客が訪れ、週末になると味の評判を知る観光客でにぎわいます。


「魚彩亭 すみよし」は宮古駅から徒歩1分!

牛乳びんから溢れんばかり。宮古の海鮮


「魚彩亭 すみよし」の「瓶ドン」。これでミニサイズとは! 「魚彩亭 すみよし」の「瓶ドン」。これでミニサイズとは!

牛乳びんに宮古で獲れた旬の海鮮を入れて提供するご当地グルメの「瓶ドン」。2018年に誕生し、見て、体験して、味わう海鮮丼として、今ではすっかり宮古市の名物になりました。市内のホテルや飲食店などで提供されており、店によって中身が異なる点も魅力。なかでも宮古駅前の「魚彩亭 すみよし」の「瓶ドン」は、一日30食限定で、とても人気があります。

それもそのはず、「瓶ドン」の誕生には「魚彩亭 すみよし」の四代目、宇都宮純一さんが深くかかわっているのです。「市役所の職員が同級生で『宮古の名物になるものを作りたい』と相談をされて、試作をたくさん作りました」と話す宇都宮さん。ウニの季節になるとこの地域で販売されている「牛乳びん入りの生ウニ」から着想を得て「瓶ドン」が生まれました。

牛乳びんの中には、宮古トラウトサーモン、イクラ、ウニ、スルメイカ、メカブなどが彩りよく詰められ、溢れんばかり。宇都宮さんは「初めはフタをしていたけど、だんだんフタができない量になってしまって」と言い笑顔。丼にかけて豪快にいただきます。


「瓶ドン(ミニ)」ごはん、味噌汁、小鉢、お新香つきで1650円 「瓶ドン(ミニ)」ごはん、味噌汁、小鉢、お新香つきで1650円

地元の木材で作った瓶ドン用のスプーン 地元の木材で作った瓶ドン用のスプーン

味が自慢。地元の人御用達の店


創業140年以上の宮古の老舗 創業140年以上の宮古の老舗


昼は定食、夜は居酒屋としてにぎわいます 昼は定食、夜は居酒屋としてにぎわいます

瓶ドンは、昼のみの提供。1日限定30食 瓶ドンは、昼のみの提供。1日限定30食

「魚彩亭 すみよし」は、創業140年以上。昼は定食屋、夜は居酒屋として地元の人に愛されてきました。駅前という土地柄、観光客も多く、世界でも有数の漁場といわれる三陸の港町だけあって、多くの人のお目当ては海の幸を使った料理です。

しかし、近年はその三陸も水揚げ量が以前より少なくなってきました。取材時の「瓶ドン」は、魚が少ない時期だからとミニサイズ。それでも、宇都宮さんは「量も含めて一番いいものをおいしい状態で、おなかいっぱい食べてほしい」と言い、味にこだわって料理を提供してきました。「瓶ドン」に詰めた海鮮も、見た目が美しくなるように考えながら食材に包丁を入れ、盛り付けています。瓶から出して盛り付けると大粒のイクラ、ウニ、宮古トラウトサーモン、イカなどで丼はてんこ盛りに。これでミニサイズだというから驚きます。

「5月になると魚が増えてくるから通常サイズの『瓶ドン』が提供できそうです」と話す宇都宮さん。今回いただいたミニでも十分なボリュームでしたが、ひとまわり大きなびんの通常サイズの「瓶ドン」に期待が膨らみます。

三陸の海の幸が丼をうめつくす「三陸丼」


「三陸丼」3520円 「三陸丼」3520円

「宮古という土地柄、魚の質は別格だと思います」と宇都宮さんがおすすめするもうひとつの看板商品が「三陸丼」。地元の鮮魚店や漁師から直接仕入れる鮮度のいい魚介を、惜しげもなく盛り付けたメニューです。

「ホタテ、締めサバ、マツカワガレイ、マグロ、イクラ、生ウニ、宮古トラウトサーモン、ヤリイカ……あと白身魚が2種」種類が多いため宇都宮さん自身、何を入れたか忘れてしまうほどたくさんの海鮮が盛り付けられています。どれだけ食べてもごはんまで辿り着かないほどです。締めサバやマグロの切り身の厚さにも驚きます。「新鮮で質のいいものが入ってくるから加工しても熟成しても味がいい」と宇都宮さん。脂ののったマグロとイクラ、ウニの濃厚な味わいは、箸が止まらない旨さです。

せっかく本州最東端の宮古まで来たら、おいしい魚を味わわずして帰ることはできません。「瓶ドン」の元祖「魚彩亭 すみよし」で、見た目も鮮やかな三陸の海の幸を堪能してください。


魚彩亭 すみよし

問い合わせ先 0193-62-3244
時間 11〜13時30分・17〜21時(なくなり次第終了。ディナータイムはメニューが異なります。)
定休日 不定休
交通アクセス 山田線宮古駅から徒歩約1分
URL https://kankou385.jp/special_kiji/4524/

店の人に聞いた 町のおすすめ観光スポット

宮古市魚菜市場

三陸沖で水揚げされた新鮮な魚がずらり!


新鮮な宮古の魚が並びます 新鮮な宮古の魚が並びます

牛乳びん入りの生ウニも発見 牛乳びん入りの生ウニも発見

宮古の観光スポットなら店のすぐそばの「宮古駅前総合観光案内所」が詳しいとのこと。宮古観光文化交流協会主任の中嶋一幾さんに話を聞くと、「駅から歩いて行くなら『宮古市魚菜市場』がおすすめ。お店の人たちと会話しながら魚を選ぶと楽しいと思いますよ」と教えてくれました。

「宮古市魚菜市場」は、三陸沖で水揚げされた魚介類や海産物加工品、地元の農家が育てた野菜が並ぶ市場です。朝、宮古港で水揚げされ競り落としたばかりの魚は鮮度が違います。なかにはスーパーではあまり見かけない希少な魚もあり、見ていて飽きることがありません。

魚のさばき方やおいしい食べ方などを店の人に聞くのも楽しみのひとつ。地元の人との会話も旅の思い出になるでしょう。市場から地方発送も可能なので、帰りの荷物を気にせずに宮古の旬を購入することもできます。買い物するなら、商品が豊富な朝から午前中がベストです。
「魚彩亭 すみよし」からは、徒歩約10分です。


宮古市魚菜市場

問い合わせ先 0193-62-1521
時間 6時30分〜17時30分
定休日 水曜
交通アクセス 山田線宮古駅から徒歩約10分
URL https://www.gyosai.jp/

紹介スポット一覧マップ

文/高橋志穂 写真/大谷広樹

  • 記事中の情報は2025年5月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。