2026.05.25ジパング俱楽部約3000年の歴史ある湯に静かに浸かれる道後温泉の朝観光|暑さ知らず、人混み知らずの朝観光

愛媛県松山市
近年はインバウンドのにぎわいや「酷暑日」と呼ばれるほどの暑さの影響で、時間をずらした観光施策が各地で推進されています。この記事では、混雑や暑さが回避できるうえに、朝ならではの景色や経験が期待できる、朝の時間帯に訪れたい観光スポットを紹介します。
愛媛県松山市の中心部・繁華街からもアクセス抜群の観光地「道後温泉」エリア。古きよきものと、新しいものが混ざり合ったとてもおもしろみのある場所です。日本最古といわれる温泉に浸(つ)かりながら、この土地で生活をする人々の営みを感じる朝散歩のススメ。
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「道後温泉」ってどんなところ?
時代を超えて愛される名温泉
約6年の修復を2024年に終えた道後温泉本館
道後温泉は『日本書紀』にも登場する、約3000年の歴史を誇る温泉。傷ついた白鷺がこの地に辿り着き、その湯で傷を癒やしたという湯治伝説も残っています。また夏目漱石の代表作、小説『坊っちゃん』の舞台としても有名で、道後温泉エリアには文学関連の史跡も数多く残っています。そして温泉街のシンボルでもある「道後温泉本館」は明治時代に建てられた木造三層楼。重厚感のある建物は国の重要文化財に指定されていますが、現在も公衆浴場として一般に開放されているという点も希有なポイント。ノスタルジックな雰囲気を味わい、ゆったりと湯に浸かった後は、温泉街歩きが楽しい場所として、全国的にも人気のエリアです。
「道後温泉」の朝観光をおすすめする理由
「道後ハイカラ通り」と呼ばれる商店街
人気の観光地ゆえに店が開店する時間になると、混雑し始める商店街。その一方で長くこの地での生活が根付いた町でもあるので、早朝の時間帯は地元の方が朝風呂を求めて行き交います。そんな方たちと挨拶を交わしたり、一緒に入浴したり。日中よりもゆっくりと町並みを散策することができるだけでなく、この町に流れる日常の空気を肌で感じることができるのも早朝散歩の楽しみのひとつです。また日中は道後温泉本館での入浴にも行列ができるので、早朝を狙うのがベストです。
道後温泉本館
道後温泉の原点を味わう公衆浴場
道後温泉を象徴する「神の湯」
湯上がりのほてりを冷ます神の湯2階席
入浴後の休憩にはお茶と煎餅も提供
「道後温泉本館」のメインとなる大浴場は「神の湯」。砥部焼の陶板で描かれた壁画と、大きな湯釜が特徴で源泉かけ流しのぜいたくな湯。男子浴室には古代から源泉が湧き出ていた「1号源泉跡」も残っています。しっかりと温まったあとは、2階席で休憩をするのがおすすめ。畳の大広間に吹き抜ける心地よい風を感じながら、温泉の余韻に浸るのもまた一興です。3階には1日各5組限定の貸切室「しらさぎの間」「飛翔の間」もあります。
道後温泉本館
| 問い合わせ先 | 089-921-5141 |
|---|---|
| 時間 | 神の湯入浴は6時〜22時30分 ※コースにより異なる |
| 定休日 | なし ※12月に1日臨時休館あり |
| 交通アクセス | 予讃線松山駅下車、徒歩約3分のJR松山駅前電停から伊予鉄道市内電車5番約25分の道後温泉駅下車、徒歩約5分 |
| 値段 | 神の湯入浴のみ700円、神の湯入浴と2階席休憩1300円ほか ※コースにより異なる |
| URL | https://dogo.jp/onsen/honkan |
ユノマチベーカリー
道後の1日はここのパンから
開店時には店内にほとんどのパンが並ぶ
生まれも育ちも道後という店主が、2019年にオープンした「ユノマチベーカリー」。商店街が開店するまでの朝時間を楽しんでもらいたいと、6時30分の開店時には約60種もあるというほとんどのパンを焼き上げています。総菜系、菓子パン系などバラエティ豊富なラインナップのなかでもとくに人気なのは、今はなき松山のパンの名店「マイセン」での修行経験を生かし、その味を引き継ぎながら進化させた名物「明太子フランス」378円。2種の明太子をブレンドしており、ほとんどの客が手にとる逸品です。店内にはイートインスペースもありますので、朝散歩の休憩がてら立ち寄るのもおすすめ。
白い壁、かわいいロゴの外観が目印
朝はふわもち食感のパンたちが人気
ユノマチベーカリー
| 問い合わせ先 | 089-948-8631 |
|---|---|
| 時間 | 6時30分〜17時(売り切れ次第閉店) |
| 定休日 | 日・月曜 |
| 交通アクセス | 予讃線松山駅下車、徒歩約3分のJR松山駅前電停から伊予鉄道市内電車5番約25分の道後温泉駅下車、徒歩約5分 |
麻とき
おかゆとナチュラルワインで芳醇な朝を
旬の食材を集めた体が喜ぶ「おかゆ朝食セット」2100円
この日は「BRAND BROS」のリースニング。朝ワインは10パーセントオフで、サブスクもあり
カウンターで店主との会話を楽しむもよし
道後滞在中に「朝ワインとモーニング」という特別なワイン体験を提供したい、という店主の想いから2019年にオープンしたナチュラルワイン専門店。各地の生産者の元を訪ね、技術と味に惚れ込んだものを取り扱っています。その目利きとセンスにはワイン愛好家からの信頼も厚く、現在では卸しも。店内にはおよそ100銘柄が常時揃っており、一期一会のめぐり合わせが楽しめます。お料理は薬膳の考え方をベースにしており、この日は枕崎産のカツオだしのそば粥や、新タマネギのポタージュ、春菊と猪肉の卯の花、スパイスの効いた豆のケークサレなど、ワインのアテになるようなメニューが朝食で味わえます。
麻とき
| 問い合わせ先 | 090-1174-0623 |
|---|---|
| 時間 | 9~18時(モーニング)、20~0時(ディナー) |
| 定休日 | 火・水曜 |
| 交通アクセス | 予讃線松山駅下車、徒歩約3分のJR松山駅前電停から伊予鉄道市内電車5番約25分の道後温泉駅下車、徒歩約5分 |
松山城
江戸時代から残る現存天守
標高132メートルの高台に位置する松山城
松山市内の中心部に位置し、現存12天守のうちのひとつでもある「松山城」。松山城は天守を中心に、小天守や櫓が廊下でつながっている連立式の天守が特徴で、建築物としての美しさにも定評があります。本丸広場までのアプローチの方法もロープウェイ・リフトのほか、4つの登城道が整備されており、朝におすすめなのは徒歩での散歩。なかでも東雲神社からのルートは初心者でも安心して登ることができ、1時間ほどかけてゆっくりと四季折々の豊かな表情を見ながら散策できます。帰りはロープウェイかリフトで松山の町並みを見わたしながら降りるのが爽快です。
ロープウェイとリフトの運行は8時30分から
天守(観覧は9時〜)からは瀬戸内海までの圧巻の眺望
松山城
| 問い合わせ先 | 089-921-4873(松山城総合事務所) |
|---|---|
| 時間 | 9時~16時30分(天守・二之丸史跡庭園)、ロープウェイ 8時30分〜17時30分(時期で変動)、リフト 8時30分〜17時 |
| 定休日 | なし(天守・二之丸史跡庭園は12月第3水曜日) |
| 交通アクセス | 予讃線松山駅下車、徒歩約3分のJR松山駅前電停から伊予鉄道市内電車5番約12分の大街道駅下車、徒歩約5分(ロープウェイ・リフト乗り場まで) |
| 値段 | 天守観覧520円、ロープウェイ・リフト往復券520円 |
| URL | https://www.matsuyamajo.jp/ |
紹介スポット一覧マップ
文・写真/渡邊麻子
- ※記事中の情報は2026年5月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。

