2023.03.20ジパング俱楽部ジパング会員が選ぶ、地元の「偉人・有名人」ランキング 前編【北海道・東北・関東・甲信越・東海エリア】
※トップ画像は甲府駅前にある「武田信玄像」(写真/やまなし観光推進機構)
北海道・東日本・東海エリア、地元の「偉人・有名人」ランキング
北海道から九州まで、ジパング倶楽部会員様からのおすすめをもとにしたエリア別ランキングを一挙公開!
2023年3月号の特集「ジパング倶楽部会員様が選んだ 地元のおすすめ、教えます!」で紹介しきれなかったおすすめの「偉人・有名人」ランキングを大発表します!
こちらでは、北海道・東北・関東・甲信越・東海エリアのランキングをご紹介します。
目次
- 1.北海道エリアランキング
- 2.東北エリアランキング
- 3.関東エリアランキング
- 4.甲信越エリアランキング
- 5.東海エリアランキング
北海道エリア 偉人・有名人ランキング
北海道のトップ5を紹介します。
同率1位は、「北海道」の名付け親・松浦武四郎
1818(文化15)年生まれ。16歳で江戸を旅したことをきっかけに諸国をめぐるようになり、その記録は本として出版されました。会員様から「北海道の命名者」とコメントが挙がるように、当時の「蝦夷地」を「北海道」と名付けた張本人。この人がいなければ、北海道はまた違うものになっていたのかも……? 釧路市には「松浦武四郎蝦夷地探検像」があります。
同率1位は、知内町出身の歌謡界、演歌界の大御所・北島三郎
1962(昭和37)年デビュー。『函館の女(ひと)』『まつり』などヒット曲が多数あり、一度は聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか。知内町役場には北島三郎の出生から現在までを紹介する「北島三郎ギャラリー」も。会員様からは「演歌・歌謡界の大御所です」と声が挙がるほど、多くの人が虜に。
3位は、江別市出身の俳優・大泉洋
1973年生まれ。演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、俳優業のみならずエッセイの執筆や、最近では『NHK紅白歌合戦』の司会など、多岐にわたる活躍ぶり。会員様からは「面白いし芸達者」「今やなくてはならない存在感のある俳優。バラエティ、喜劇だけでなく、真面目な役も彼の個性を出しながらこなせる」と絶賛の声が挙がりました。
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同率4位は、
札幌農学校(現北海道大学)の初代教頭・クラーク博士(ウィリアム・スミス・クラーク)
歌手・中島みゆき
同率7位は、
商人・高田屋嘉兵衛
スピードスケート選手・高木美帆
作家・小林多喜二
力士・千代の富士貢
力士・大鵬
北海道知事・鈴木直道
力士・北の富士
編集部からのひとこと
東北エリア 偉人・有名人ランキング
東北エリア(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)のトップ5を紹介します。
1位は、仙台藩祖の戦国武将・伊達政宗
「奥州の独眼竜」として知られ、仙台の町の基盤を築き上げたとされる戦国武将。会員様からは「今や宮城県のアイドルです」「現代も地元のシンボル」と宮城を代表する偉人として名が挙がる一方、「もう少し早く生まれていれば天下をとれていたかも」と期待の声も。仙台に移る前に過ごした岩出山地域の宮城県大崎市の陸羽東線有備館駅前には、伊達政宗の騎馬像があります。
2位は、福島県出身の医学者・野口英世
1876年、現在・福島県耶麻(やま)郡猪苗代(いなわしろ)町生まれ。梅毒や黄熱病の細菌研究で世界的な評価を得た医学者には「世界に誇れる英雄であり我々の誇りでもある」「野心と努力の人」「世界の人々を数多く救った偉人だと思い、尊敬している」と、会員様からも賞賛のコメントが寄せられました。生まれ故郷の「野口英世記念館」では、野口英世の生涯と業績を分かりやすく展示しています。
3位は、岩手県出身の詩人、童話作家・宮沢賢治
1896年、現・岩手県花巻市生まれ。『雨ニモ負ケズ』『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』など、現在もなお多くの人に愛される作品を生み出しました。会員様からは、「素晴らしい感性の持ち主」「自然への愛を人にも当てはめた」と、賢治の独特な世界観にハマる声が続出。なかには「私の祖父が(宮沢賢治の)最初の教え子だから、親近感がある」というジパング世代ならではのコメントも! あの世界観をより深く知るなら岩手県花巻市の「宮沢賢治記念館」へ。
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4位は、作家・太宰治(青森県)
5位は、プロ野球選手・大谷翔平(岩手県)
6位は、政治家・原敬(岩手県)
7位は、フィギュアスケート選手・羽生結弦(宮城県)
8位は、米沢藩主・上杉鷹山(山形県)
9位は、お笑い芸人・サンドウィッチマン(宮城県)
10位は、版画家・棟方志功(青森県)
編集部からのひとこと
関東エリア 偉人・有名人ランキング
関東エリア(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)のトップ5を紹介します。
1位は、埼玉県出身の実業家・渋沢栄一
1840年、現・埼玉県深谷市生まれ。日本の近代社会の基礎を築き、約500の企業の育成に携わったとされる「日本資本主義の父」。大河ドラマの主人公としても記憶に新しいですよね。会員様からは「現在に続く企業をあんなにたくさん立ち上げたなんて!」と、渋沢の功績を讃えるコメントが多く集まりました。埼玉県深谷市の「渋沢栄一記念館」では、渋沢栄一アンドロイドによる講義を聴講することもできます。
2位は、千葉県出身の実測地図を作った人・伊能忠敬
1745(延享2)年、千葉県生まれ。江戸時代に蝦夷地から九州まで、17年もの時間をかけて測量し、地図を作成した偉人。全国での測量は隠居後の55歳から71歳まで続けられたとされ、会員様からは「熟年のヒーロー」といったコメントが。まさに会員様と同世代で偉業を成し遂げた人物に、羨望のまなざしが送られました。千葉県香取市佐原にある「伊能忠敬記念館」では隠居してからの勉学と全国測量の行程が紹介されており、その知識欲に触発されることでしょう。
3位は、神奈川県出身の農政家、思想家・二宮尊徳(二宮金次郎)
1787(天明7)年、現・神奈川県小田原市生まれ。「勤労(きんろう)・分度(ぶんど)・推譲(すいじょう)」という3つの徳行を実行すべきとする「報徳思想」を唱えました。編集部世代からすると、小学校に銅像が置かれていたな……というイメージですが、会員様からは「庶民の生活向上に尽力した」「人生勉強の見本」など、その勤勉さに惹かれたという声が集まりました。神奈川県小田原市の「報徳二宮神社」にはお馴染みの銅像もあります。
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4位は、政治家・小泉純一郎(神奈川県)
5位は、元プロ野球選手・長嶋茂雄(千葉県)
6位は、水戸藩の第2代藩主・徳川(水戸)光圀(茨城県)
7位は、幕臣・勝海舟(東京都)、政治家・吉田茂(神奈川県)
9位は、政治家・田中正造(栃木県)、作家・夏目漱石(東京都)
編集部からのひとこと
甲信越エリア 偉人・有名人ランキング
甲信越エリア(山梨県・長野県・新潟県)のトップ5を紹介します。
1位は、新潟県出身の政治家・田中角栄
1918(大正7)年、新潟県生まれ。中卒でありながら、内閣総理大臣になり「日本列島改造論」「日中国交正常化」を推し進め、その活躍ぶりは今なお余韻を残しています。会員様は「日本の将来を見通した政治家」「今でも何か大事があれば、角さんだったらどうした?と言われ続けている」「これだけの有言実行の政治家はこれから出ないでしょう」と絶賛。南魚沼市にある上越新幹線浦佐駅前には銅像があります。
2位は、山梨県出身の戦国武将・武田信玄
「甲斐の虎」と称され、治水工事や農業・商業にも尽力した戦国武将。会員様からは「言うまでもありません」「永遠のヒーロー」とコメントが挙がりました。中央本線甲府駅前には武田信玄の像があるほか、同じく甲府市内に「武田神社」などゆかりの地も多数あります。
3位は、長野県出身の思想家・佐久間象山
1811(文化8)年、長野県出身。江戸で私塾「五月塾」を開き、勝海舟や吉田松陰に西洋の兵学や砲術を教えたとされています。会員様からは「明治維新への日本の改革の先陣を切った人物」と、時代を変えた人物として注目を集めました。象山を祀る長野県長野市松代の「象山神社」の近隣には、象山の功績を讃えた記念館も。
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4位は、戦国武将・上杉謙信(新潟県)
5位は、元帥海軍大将・山本五十六(新潟県)
6位は、戦国武将・真田幸村(長野県)
7位は、長岡藩士・河合継之助(新潟県)
8位は、源氏の武将・木曽義仲(長野県)
9位は、詩人・島崎藤村(長野県)
10位は、力士・御嶽海(長野県)
編集部からのひとこと
東海エリア 偉人・有名人ランキング
東海エリア(岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)のトップ5を紹介します。
1位は、愛知県出身の戦国武将・徳川家康
現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』でも注目を集める戦国武将。織田や今川の人質をつとめるなど若き日には苦労もありながら江戸幕府を開きました。「戦乱の世を終わらせた」「日本に平和の基礎を築いた」と、太平の世を築き上げた人物として、東海エリアのみならず、東京都の会員様からも評価されました。ゆかりの地が数多く存在する家康ですが、生まれ故郷の愛知県岡崎市には岡崎公園内ほかいくつもの銅像があります。
2位は、愛知県出身の戦国武将・織田信長
尾張の領主から天下統一を目前に謀反に倒れた戦国時代を代表する武将。多くのエピソードが語られますが、キリスト教をはじめとした南蛮文化を積極的に取り入れるなど、革新的な取り組みを行なったのも魅力のひとつ。会員様からは「戦国時代の革命児」「強くて賢い武将」と評されました。信長の天下統一への足掛かりとなった、名古屋市緑区の桶狭間の古戦場には観光案内所もあり、桶狭間の戦いに詳しくなれるパネル展示など見どころがたくさんです。
3位は、静岡県出身の実業家、技術者で「ホンダ」の創業者・本田宗一郎
1906年、現・静岡県浜松市生まれ。鍛冶屋のかたわら自動車販売店を営む家庭で生まれ育った本田は、15歳で自動車修理工場に入社。終戦後に本田技術工業(通称ホンダ)の前身となる会社を設立し、世界に羽ばたく企業へと成長させました。「仕事に対するやる気・本気が素晴らしい」と感銘を受ける会員様が多く、なかには「若い頃に聞いた講演会で感激しました(50年以上前のことです)」という方も。静岡県浜松市の「本田宗一郎ものづくり伝承館」では、そんな本田の功績を讃え、ゆかりの品々が展示されています。
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4位は、トヨタの創始者・豊田佐吉(愛知県)
同率5位は、
侠客・清水次郎長(静岡県)
外交官・杉原千畝(岐阜県)
同率7位は、
実業家・金原明善(静岡県)
棋士・藤井聡太(愛知県)
同率9位は、
戦国武将・今川義元(静岡県)
戦国武将・明智光秀(岐阜県)
編集部からのひとこと
まとめ
「地元で誇れる『偉人・有名人』」に投票してくださった会員のみなさま、ありがとうございました。
西日本・四国・九州エリアのランキングは下記ページで発表しているのであわせてご覧ください。
【北陸・近畿・中国・四国・九州エリア編】はこちら
本当にたくさんの偉人・有名人の名前が挙がり、盛りだくさんのランキングになりました!
ゆかりの地を訪れる旅もおもしろそうですね。
- ※文/ジパング倶楽部編集部